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2009年9月21日(月曜日)

「大臣は許しても、私は許さない」

国会、政府連絡室で初の政務3役会議が行われる直前での出来事。
赤松大臣がにこやかに入ってきた。
すでに農水省官僚、井出事務次官はじめ幹部が7,8人揃っている。
「みんな副大臣たちに挨拶したか」
「大臣、私は次官から挨拶は受けない」
私は咄嗟に、そう言っていた。
「山田さん、これまでいろいろあったろうが、昨日歴史的和解をしたのだ。今度は民主党の大臣のために心底忠誠を尽くすといっている・・・・」
赤松大臣が私をたしなめた。
「大臣は許せても、私は許せない」
その場に緊張が走る。
私は井出次官、農水省幹部たちのほうに向き直って
「次官、君はこれまで民主党の農業戸別所得補償政策を批判してきたではないか。
マスコミには政権が交代しても前言は撤回しないと言っているそうだが・・・」
詰問した。
「それは、私の言葉足らずで・・・・・・・・・」
と意味不明の弁解をする。
私は聞いているうちに腹立たしくなった。
「次官、前言を撤回すのか、しないのか、はっきりして欲しい」
「・・・・・・・・・・前言を撤回します」
と深々と頭を下げた。

ただそれだけのことだが、私の胸のうちは複雑だった。
脱官僚政治への道のりはこれからである。


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