阪神・北摂
消化器内視鏡センター10月開設 市立川西病院
川西病院に新設される消化器内視鏡センター。胃カメラを手に説明する土居貞幸外科診療部長(右)=川西市立川西病院 |
川西市立川西病院(東畦野5)は、最新鋭の胃カメラなどで消化器系疾患の発見と治療を行う「消化器内視鏡センター」を10月1日、院内に開設する。最新の検査機器の導入で、都市部の大病院に引けを取らない医療サービスの提供を目指す。同病院は「症例数を増やし、医療技術の習得に意欲的な医師の確保にもつながれば」と期待する。(金 旻革)
同病院は約53億円の累積赤字を抱えており、経営健全化が急務の課題となっている。同センターの開設は、医療の質を高める取り組みの一環。
センターは、3階の南病棟内に位置し、広さは約72平方メートル。内視鏡の技術を持つ外科医5人と内科医2人の計7人が診療にあたる。
開設費用は総額4800万円で、うち医療機器に3000万円を投じた。患部を拡大し細部まで映し出す胃カメラは、近畿圏の病院ではまだあまり使用されていない最新機器。腫瘍の進行具合が分かり、患部の範囲を正確に特定できる内視鏡も近隣の公立病院ではほとんど導入されていないという。
同病院の08年度の内視鏡検査の件数は約3200件で、センターの開設により1・5倍に増えると見込む。土居貞幸外科診療部長(52)は「患者にとって快適な環境と適切な診療を提供したい」と話している。
センターの受付時間は平日午前9〜午後5時。川西病院TEL072・794・2321
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