中日新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 三重 > 9月24日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【三重】

病院長らが現状訴え 津で地域医療フォーラム

2009年9月24日

県内の地域医療の課題などについて意見を交わすパネリスト=津市の県総合文化センターで

写真

 「地域医療を考える県民フォーラム」(中日新聞社後援)が23日、津市の県総合文化センターであった。

 医師不足や地域間での医療体制の格差など、県内の医療現場の現状や課題について理解を深めてもらおうと、県などが主催。約300人が参加した。

 パネルディスカッションでは、野呂昭彦知事や県医師会の中嶋寛会長、三重大付属病院の竹田寛病院長ら6人が意見を交わした。野呂知事が、県内の医師数が全国平均を大きく下回っている現状を指摘し、三重大医学部の定員増や研修の充実といった取り組みを説明した。

 竹田病院長は「医師不足が深刻な現在、幅広い診療ができる家庭医が必要」と訴え、中嶋会長も「身近に相談できるかかりつけ医の存在が重要になっている」と主張した。

 (古谷祥子)

 

この記事を印刷する

広告
中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ