県内の地域医療の課題などについて意見を交わすパネリスト=津市の県総合文化センターで
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「地域医療を考える県民フォーラム」(中日新聞社後援)が23日、津市の県総合文化センターであった。
医師不足や地域間での医療体制の格差など、県内の医療現場の現状や課題について理解を深めてもらおうと、県などが主催。約300人が参加した。
パネルディスカッションでは、野呂昭彦知事や県医師会の中嶋寛会長、三重大付属病院の竹田寛病院長ら6人が意見を交わした。野呂知事が、県内の医師数が全国平均を大きく下回っている現状を指摘し、三重大医学部の定員増や研修の充実といった取り組みを説明した。
竹田病院長は「医師不足が深刻な現在、幅広い診療ができる家庭医が必要」と訴え、中嶋会長も「身近に相談できるかかりつけ医の存在が重要になっている」と主張した。
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