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【経済】

赤松農相、築地市場移転に慎重 「納得しなければサインしない」

2009年9月24日 10時17分

 東京・築地市場の冷凍マグロ卸売場を視察し、関係者から説明を受ける赤松農相(左手前)=24日午前5時43分

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 赤松広隆農相は24日早朝、東京・中央区の築地市場を訪れ、移転問題などで、市場を運営する東京都の説明を聞いた。農相は視察後「(移転先土壌の)安全が確認され、私自身が納得しなければ絶対に(移転を認める)サインはしない」とあらためて慎重な姿勢を強調した。

 農相は「政権も代わったことだし、あまり(選択肢を)限定しないで柔軟に考えたい」と述べ、関係者から幅広く意見を聞く考えを示した。

 この日農相は午前5時半ごろ、市場に到着。マグロの競りなどの様子を視察した後、佐藤広副知事から説明を受けた。

 築地市場は都が運営し、農相が卸売市場法に基づく許認可権を持つ。都は2014年に東京・江東区内に新市場を移転する計画だが、移転予定地の土壌で基準を大幅に上回る汚染物質が見つかったことなどから、移転には反対論も根強い。

 民主党は今年7月の都議選で市場の移転反対を掲げるなどして、第1党になっている。

(共同)
 

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