詐欺師にだまされる女子アナが出てきそうな民放の婚カツブーム

　今、テレビ界では女子アナの婚カツブームが話題になっている。女子アナはこれまで“才色兼備”“高根の花”ともてはやされ、ターゲットにしたのは有名人やスポーツ選手、ＩＴオーナーらだった。だが、それも過去の話で、昨今のテレビ不況で危機感を募らせ、高給で安定した職業の相手にシフト中だという。

「将来のないマスコミ関係は絶対ＮＧ。ＩＴやベンチャー系もダメ。芸能人や野球選手なんかも相手にしない。もしアプローチされたら、女子アナたちはグラドルや元アイドルに回すそうです。また、大手企業はそれほど人気はなく、狙っているのは公務員、弁護士、医者、もうかっている会社の跡取り、学者、研究者などです」（編成関係者）

　具体的にはどんな動きがあるのか。日本テレビの場合は出身大学の就職課を通したＯＢ交流会で、葉山エレーヌは休日の土日にせっせと参加し、チャンスを狙っているらしい。

　アイドルアナの宝庫といわれるフジテレビの場合は、ライブドア事件で内田恭子元アナや千野志麻元アナ、高島彩が飲み会を頻繁に行っていたことが尾を引いて、目立った動きを避け、互いに信頼する友人らを紹介し合っているそうだ。例えば、高島とよく一緒に飲んでいる中野美奈子は医者や弁護士とお見合いをしたという情報が流れている。

　面白いのはＴＢＳとテレビ朝日。

「ＴＢＳのある女子アナは、年収が限定される会員制の婚カツサークルに主催者の招待枠で登録したとか。テレ朝の女子アナはネットサークルでエコ活動をし、様子をうかがっています」（制作関係者）

　この調子では、「年収３０００万円」なんてホラを吹く詐欺師にだまされる女子アナが出現するかもしれない。

（日刊ゲンダイ2009年9月18日掲載）