昭和天皇からの信任が非常に厚かった臣下である。失脚後、昭和天皇から前例のない感謝の言葉(勅語)を贈られた。昭和天皇は、東京裁判時に親しい関係者に対し「戦犯の指定を受けたとは言え、国に忠義を尽くした国民の一人である。被告人として立たせるのは忍びない」と言われた。 昭和23年12月23日未明、巣鴨で絞首刑を執行された。米中ソの三国代表が立ち会い、陛下の万歳を三唱して台上の露と消えた。この時の処刑係は米軍のマーチン・ルーサー・キング軍曹、後の黒人運動家の牧師であった。 東京裁判で処刑された7人分の遺灰と遺骨の小さな欠片は密かに回収され、遺骨は全部で骨壷一つ分程だった。昭和33年に入ると墳墓の新造計画が持ち上がり、昭和35年8月に愛知県幡豆郡幡豆町の三ヶ根山の山頂に改葬された。同地には現在、「殉国七士廟」が造営され遺骨が祀られている。写真 なお、靖国神社には遺骨は収められていない。神社は神霊を祭る社であり、靖国神社では国家のため戦争・事変で命を落とした戦没者およびその他の公務殉職者の霊を祭神として祀っている。あるのは名簿のみである。 次男の東條輝雄氏は有能なエンジニアで、三菱自動車工業の社長・会長を1981年から1984年迄務めた。「懐かしい父は今も私の心にあります」と90歳の翁が誇りを持っていると述べている。 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』ほか |
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昭和天皇の靖国神社ご親拝中断の理由
陛下のご親拝中止の理由としてはいわゆるA級戦犯の合祀と、公私の別が政治問題化したのが原因だとする、ふたつの推測があった。わたしは、後者を支持してきたのだが、今回の日経のスクープは、この推測の対立に決着をつけるものだといえる。 事実関係は、まだ記事になったばかりだから、これからの検証をへなければ、軽率な結論を急ぐべきではない。記述者は宮内庁長官であって、侍従ではなかった。立場が、ちょっと異質だし、ご遺族の意向で公開されたようだが、この人物の紹介がされていない。どういう人物が、どういう経... ...続きを見る |
罵愚と話そう「日本からの発言」 2006/07/21 05:37 |
靖国発言メモをめぐり、関係者は無責任ではないのか?
敗戦の8月15日までは、陸軍省・海軍省からあがってきた名簿に勅許を得て合祀がきまっていたわけだ。戦後、その作業は旧厚生省の援護局に引きつがれて、陛下のご裁可も、靖国神社への連絡も、法的根拠はなくなったのだが、宮内庁へは事前に名簿が送られて陛下のお眼に届けられていたし、祭神票は靖国神社に送られていて、神社側はそれにしたがって、合祀を実施してきた。神社が自前の判断で合祀した英霊なんてものは、ひと柱も存在しない。事実上は、戦前と変わりなく、国家と天皇の意思にしたがって合祀はおこなわれてきたのだ... ...続きを見る |
罵愚と話そう「日本からの発言」 2006/07/21 17:05 |
ことしの8月15日は、ことのほか、暑いのではなかろうか。
あしたの日曜日の政治番組は、富田メモをとりあげて、騒がしいこったろうと、楽しみにしている。テレビ局は、系列新聞社と、これまでのいきさつを引きずっているから、報道傾向がおおきく変わることはあるまいが、きのうきょうのネットを読んでいるかぎり、思いのほか参拝支持派が多いのには、おどろいている。同時に、A級戦犯と呼んで、十把ひとからげにした暴論を排除して、東條英機と松岡洋右とは、同列に論じない良識をわきまえたブロガーが多いのにも、おどろいている。いまどきの若いもんも、すてたもんじゃぁない。半世紀... ...続きを見る |
罵愚と話そう「日本からの発言」 2006/07/22 16:51 |
A級戦犯 ・ 東條英機と菅直人
7月23日のテレビ番組、サンデープロジェクトで、加藤紘一、菅直人、櫻井よしこ、岡崎久彦が富田メモを話題にしていた。まぁ、台本どおりというか、予想どおりの内容だった。司会の田原総一朗をふくめて、全員が一致していたのは、東京裁判に対する疑問と、日本人として国民的総括がなされていないという自己批判だった。 しかしねえ、東條英機の日本国民に対する裏切りがあったと、いまかりに仮定してもだよ、70年も80年も、むかしの話なんだよねえ。爺さんやひい爺さんの時代の借金を、いまさら返してくれても、わた... ...続きを見る |
罵愚と話そう「日本からの発言」 2006/07/24 11:00 |
内 容 | ニックネーム/日時 |
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大東亜共栄圏と言う言葉と行動。アヘン戦争とアジア、日清戦争と世界、日露戦争とアメリカ、第一次世界大戦と世界と主義、第二次世界大戦とそれまでの代理戦争 |
kimidori 2006/07/13 21:54 |
kimidoriさん、 |
罵愚 2006/08/09 11:31 |
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