ＰＫＯ貢献「拡大」に積極姿勢　鳩山首相

　【ニューヨーク＝今堀守通】訪米中の鳩山由紀夫首相は２２日午後（日本時間２３日未明）、国連の潘基文事務総長とニューヨークの国連本部で会談し、国連平和維持活動（ＰＫＯ）をめぐり、「日本の人的貢献は十分ではないが、今以上に努力しなければならない分野だ」と述べ、活動を広げることに前向きな考えを示した。事務総長が紛争予防や平和構築への取り組みの強化の必要性に言及したのを受けて発言した。

　北朝鮮の核・ミサイル問題では「アジア出身の事務総長としてぜひ指導力を発揮してほしい」と求め、事務総長は「努力を惜しまない。国連安全保障理事会での日本の貢献を高く評価する」と応じた。

　首相はまた、「日本は唯一の被爆国として核軍縮に向けて先頭に立って役割を果たしたい」と述べた。