グローバリゼーションとアメリカ

2009/09/23 17:04

 

 

 

 

グローバリゼーションはアメリカナイゼーションだと反米派は主張するがこれは真っ赤な嘘だ。ハーバード大学教授のAkira Iriye氏の論文『Globalization as Americanization?』は強く上掲の考え方を否定する。グローバリズムは人・物の移動をより容易にしたため、現在ではパンデミックの危険性が指摘される始末である。そして1970年代のミュンヘンオリンピックにおけるパレスチナ独立運動家によるテロ行為も『パレスチナ問題』なる『ローカル』な問題をオリンピックと言うグローバルな場で、テレビを通じて『グローバルな問題』にした点では、テロリズムのグローバル化の方がアメリカより早かった。その他、環境問題も、アメリカ政府よりも各国のNGOなどの環境団体が動き『グローバル』になった。そもそも、アメリカにはモンロー主義に象徴される反グローバル思想が強く、国際連盟には不参加で、国連は成立させたが冷戦中も、現在も基本的に距離を置いている。地雷禁止条約、京都議定書などにもアメリカは加盟していないことからもアメリカこそ、グローバリゼーションと一致していないことは明らかだ。

グローバリズムは単一的価値観それも、アメリカに近い価値観を押し付けると言うが、現実に起きていることは『グローカライゼーション』で、『ローカル』色もグローバルの場に引き出されるため、先記の通り、パレスチナ問題が世界的紛争と認定されるきっかけになった。もっと書けば、グローバリゼションはリージョナルな結合体をも作り出しており、EUなどがそうだ。彼らは1930年代のブロック経済と違い、閉鎖的な域内共同体ではなく、開放的な域内共同体を形成している。これも、グローバリゼーションのお陰だ。そして、EUは、アメリカと常に対立し続け、ラムズフェルド元国防長官を『古いユーロッパ』と批判させるまでに成長した。

ちなみに、アメリカとてグローバリゼーションの影響を受けていないわけではない。1902年にイギリス社会の日常がアメリカ化したことを描いたことで有名なW.T.Steadの文章を一応引用しよう。

The average man rises in the morning from his New England sheets, he shaves with William’s soap and a Yankee razor, pulls on his Boston boots over his socks from North Carolina, fastens his Connecticut braces, slips his Waltham or Waterbury watch in his pocket, and sits down to breakfast.

このように、イギリス人の日常生活は1900年代初頭からアメリカの影響を強く受けていた。最近のアメリカの音楽史の研究者は、ドイツ音楽の影響を指摘している。(Jessica Gienow-Hecht)当時、アメリカヨーロッパを憧れていた。現在も、政治家や知的レベルの高い方々は、日本人が英語の単語を使うようにフランス語の単語を混ぜてしゃべる。これも一種、アメリカグローバリズムの影響を受けた一つだ。しかし、文化的影響も、アメリカ人が受け入れたから受け入れられたのであって、そこには一種の恣意的側面があり、グローバリズムとは違う。論文著者が指摘するのは、アメリカは21世紀に入り、よりローカルになり、グローバリズムはよりグローバルにしている。このようにアメリカナイゼーションとグローバリゼーションは必ずしも一致していない。逆に、グローバリゼーションを受け入れない日本は、世界経済からも見捨てられているが、、

diamond.jp/series/tsuiseki/10012/

 


 

 

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国辱的ネトウヨ ニュース記事に関連したブログ

2009/09/23 11:13

 

を実践に移した」とし、「その結果、LGと三星がいくつかの分野を除いて、多くの分野で日本を追い抜き、世界市場でシェア1位になっている。非常に衝撃的な結果だ」と述べた。

 

前稿で紹介したが、WSJでさえ韓国企業を賞賛する時代がきた。

iza0606.iza.ne.jp/blog/entry/1224032/

 

サムスンの時価会計はインテルを追い抜き、もはや日本を追い抜くどころか、世界さえ目標に入れている。

 

さらに、株価総合指数も昨年10月以来83%の上昇で、バブルとの声も上がるほどだ。

 

一方の日本では負け犬のように『時価会計を停止せよ』と主張する金融大臣がおり、ネトウヨが支持しているのだから唖然とする。

 

そろそろ、ネトウヨは知るべきだが、我が国はこの10年間以上改革を拒み、一方の韓国は痛みを伴いながらも改革を受け入れてきた。

 

今は、改革をした国としなかった国の差が現れる時期だ。

 

エコカー減税を政府に頼む企業が支える国と、政府に頼らず米市場へ積極的に出て行く企業が支える国を比べるだけでも、その差は歴然だ。

 

GDPでも国としての日本は中国に抜かれ、日本企業は韓国企業に抜かれる、、、

 

伝統と共同体を楯に改革を拒んだ馬鹿保守は今こそ反省せよ!


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金美齢をテレビに出すな!

2009/09/23 07:28

 

当方は『たかじんのそこまで言って委員会』をよく見るのだが、最近、金美齢の出演回数が増えてきている。彼女の話を聞いていると腹立たしくなる一方だ。あまりの独善さに、最近では三宅久之氏も嫌気をさして、反論しているが、視聴者のフラストレーションはそれを超えている。

 

  • 小林よしのり『台湾論』騒動以前は無名
  • 自民党に弾圧された

ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88:%E9%87%91%E7%BE%8E%E9%BD%A2

 

なぜ、金美齢は弾圧した自民党政権の肩を持つのか、など疑惑が多すぎる。

 

さらに、台湾籍を捨てると言って、捨てないし、日本政府に在日台湾人の特権を要求する始末。

blog.livedoor.jp/kabayama_cho/archives/51185615.html

 

ちなみに、金さんは、民主党政権批判をしていますが、過去の発言をお忘れないように。

>メディアはこぞって「政府が悪い」「政治家が悪い」と責めたてる。
責められて当然ではある。しかし、政治家を選び、政府を構成するのは国民である。主人公たる国民が一切の責めを負わず、悪いのは常に政府と政治家であると責任回避に徹してよいのだろうか。

sankei.jp.msn.com/politics/situation/080905/stt0809050301000-n1.htm

 

聞きましたか、ネット保守様、(民主党)政府と政治家を批判するのは責任回避でスゾ!by金美齢


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英語できる山際澄夫ちゃん? ニュース記事に関連したブログ

2009/09/23 05:17

 

 

2日前のTVタックルで、またしても笑いを独占した山際氏が、鳩山幸夫人のTimes記事のコメントを取り上げ、『ちゃかされた』とか、『茶色が』と語ったが、そのようなコメントは無い。

www.timesonline.co.uk/tol/news/world/asia/article6819688.ece

 

コメント欄を見ればわかるが、現英国首相のブラウンと比較したりする記事はあるが、あからさまに茶化すコメントは無いし、『茶色』に至っては、誰もコメントしていない。

 

少なくとも、TIMESの記事で幸氏を取り上げているのは同記事だけだから、彼の英語能力の低さを露呈したのか、公共の電波を使って嘘をついたかの2つに1つだ。

 

もし、後者なら、ぜひNHKの手本にもなるように、自身の責任を明確にするべきだ。(次の仕事は反民主芸人?)


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鳩山の英語は麻生よりマシだぜ! ニュース記事に関連したブログ

2009/09/23 04:59

 

【ネトウヨ憤死】鳩山首相、手慣れた様子で英語のスピーチ 議場を見渡しながら話す余裕も
http://tsushima.2ch.net/test/read.cgi/news/1253633480/
鳩山の英語
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00163410.html

麻生の英語
http://www.youtube.com/watch?v=9yFRv5QyTsc

 

鳩山由紀夫氏の英語は麻生太郎よりましだ。麻生氏の英語の演説は語尾を延ばしたりし、いかにも英語習いたてだが、鳩山氏は普通だ。

 

まー、一方はスタンフォード大学を出て、もう一方は英米大学を『中退』させられているから、英語に差が出るのは当然か(笑)

 

麻生ファン、残念。


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給油中止で日本終了? ニュース記事に関連したブログ

2009/09/23 04:48

 

 

 

 

昨日の日米外相会談で、クリントン国務長官はインド洋給油が中止されても日米同盟に影響は無いと発言した。しかも、原油の値段も(インド洋とは関係ないが)下がっている。

 

知日派と呼ばれた米国学者、保守系論客、自民党はなんと言ってきたか?

 

 

アメリカとの安全保障関係を維持するという日本の選択は、自国の防衛力を最小限にとどめたいという理由による。 アメリカによる日本への支援が信頼でき、任意のものであり続けるのを確実にするために、日本は政治的制約の範囲内で力の限りを尽くすべきだ。日本がそれをしなかったために、アジアの一番大切なパートナーである日本に対しアメリカが支援不足に陥るという危険は冒せない。給油問題について国会で行われている討論は日本国民の常識を侮辱するものと思われる」
ジェームス・E・アワー 産經新聞2007年10月28日

全く同感である。

佐藤守
http://d.hatena.ne.jp/satoumamoru/20071028/1193541012

『洋上補給活動がストップすることは<中略>日本の生命線であるオイル・シーレーンへの脅威が増し、エネルギー安全保障力を自ら捨て去る行為』

北村淳 正論平成19年11月号

活動停止は日米同盟を破壊

坂元一哉
http://www.tokyo-jimin.jp/kobo/goikenban/goikenban68.htm

この特措法は国連安保理決議の趣旨に基づき、これに参加するためのものであり、国連安保理決議があれば何でも正義だという考え方は間違っている。とりわけこの改正案を廃案にして対テロ活動から撤退するような政党に政権担当能力があるとは、米国を含めどの国も思わないであろう。

森本敏
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/070902/plc0709020510015-n3.htm

 

もっとひどいのが自民党の怪文書のさし絵。


 

テロ特が無くなると、石油価格が上がり、日米安保に亀裂が入り、日本が終わるみたいなことを言った阿呆保守論客と自民党さん、言い訳は?

もはや9条左翼と大差が無くなり始めた阿呆国防保守。



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自民党のDNA ニュース記事に関連したブログ

2009/09/22 06:59

 


そして、この人からも一言。
(武部勤議員)「いいんじゃない、三者三様で、面白いよ」「やるべきことは何かと明確に示せなくてはダメ、現状批判だけではダメ」
(長田記者)「会場で配られたパンフレットには総裁選が再生が第一歩という前向きなコメントが載せられていた。来年の参院選、再来年の統一選に向けて残された時間は長くない」

(2009年9月21日(月)「どさんこワイド180」)
 
動画の1分5秒を見ると、町村信孝氏が、河野太郎氏の握手を拒絶している。
 
これは、麻生太郎の再来である。
 
いや、小泉Jrも握手をしていなかったぞ。
 

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国旗と民主党 ニュース記事に関連したブログ

2009/09/22 06:46

 

 

ネトウヨが最近おとなしいと思ったら、閣僚記者会見でも鳩山由紀夫氏が国旗に一礼し、国旗国歌法にも一票を投じていたからだ。

 

 

誰でしたっけ、民主党政権になると、国旗がかえられるとか、掲揚されないとか、デマしたの?


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伝統は既得権の別名 ニュース記事に関連したブログ

2009/09/21 20:48

 

このような都市化によって、古きよき日本のコミュニティが崩壊して伝統が失われるという批判もあるでしょう。しかし戦後60年以上の間に、日本の総人口の 90%以上は入れ替わり、国土もすっかり姿を変えました。いま伝統と称されているのは、国宝や文化財を除けば、たかだか明治以降にできた習慣にすぎない。 それを守ろうとするのは自由ですが、そういう趣味の領域に国家が補助金を出す必要はありません。

ハイエクもいったように、伝統とは多くの場合、既得権の別名にすぎない。都市化によってそれが失われることを恐れているのは、地方公務員と政治家だけです

 

agora-web.jp/archives/754164.html

 

池田信夫氏も述べているが、日本の人口も国土も戦前戦後だけでほとんど変化しているのだから、『伝統』とは既得権の別名と理解するべきである。

 

未だに、保守論壇は我が国は2600年もの歴史と伝統があると嘘をつくが、『伝統芸能』と『伝統』の差すらわからない阿呆さには唖然とさせられる。

 


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