“超常現象”封印　幸夫人「夫の足を引っ張りたくない」

日本人学校で子どもたちの歓迎を受ける鳩山首相夫人の幸さん Photo By 代表撮影

　鳩山由紀夫首相の初訪米に同行している幸夫人は２２日（日本時間２３日）、コネティカット州グリニッチの日本人学校やニューヨークの音楽療法施設を訪れた。外国メディアがちゃかした超常現象に関する発言は封印し「友愛精神」を説くなど、ファーストレディーとして鳩山外交のサポート役に専念している。

　「うれしいことも、悲しいことも、分かち合おうというのが友愛の精神です」。２２日午前、日本人学校を視察した幸夫人は、生徒ら百数十人が斉唱した校歌に「友愛の花」との歌詞があったことに触れ、鳩山首相の政治思想を解説した。

　午後には精神障害の患者を対象にしたユニークな音楽療法で知られるニューヨーク大学の「ノードフ・ロビンズ音楽療法センター」で治療中の子どもと一緒に唱歌『さくら』を演奏。２３日にはジュリアード音楽院や高齢者施設も訪問する。

　米国滞在中に首相と知り合った幸夫人。「太陽を食べると幸せになる」など過去の発言が報じられたが、最近は「夫の足を引っ張りたくない」と言葉に気を付けているという。 （共同）

[ 2009年09月23日 09:43 ]