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調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart33

1 :名無しさん@ピンキー:2009/08/12(水) 11:42:33 ID:F9zucYQx
調教や洗脳などで悪の奴隷に堕ちるヒロイン達・・・
【ヒロイン悪堕ち】シチュ全般に激しく萌える心優しき同志が、
数少ない情報を共有して楽しんだり、まったりと過ごすスレッドです。
OVAやゲーム、漫画などの情報、SSの投稿も歓迎します。

◆前スレ
調教や洗脳などで悪の奴隷になるヒロインpart32
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1244521885/

 ◆注意事項
◎ウザイ広告阻止のため、sage進行にご協力を。
◎dat落ちは最終書き込み時間で決まるので、age保守しなくても大丈夫。
◎「教えて」と聞く前にまずググル(http://www.google.co.jp/)。
◎ふたばのことはふたばでやれ
・荒らし、煽り、広告は無視の方向で。
・うpろだの使いすぎには注意
・レス数が970を超えたら次スレを立てましょう。

 ◆関連スレ、関連サイトへのリンク
MC関連ページ リンク集 (実写非対応)
http://marie.saiin.net/~mcharem/MCGAME.htm
MC関連スレ保管庫(画像掲示板へのリンクあり)
http://marie.saiin.net/~mcharem/MClog.htm
悪堕ち作品情報まとめWiki
http://wiki.livedoor.jp/akuoti/d/FrontPage

721 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:32:13 ID:v22Lvaj/
「お、お前、母上はどうした!!まさか母上まで手にかけてはいないだろうな!!」
冷静に考えれば、ナルストと国王より深く関係していた王妃が手にかかっていないわけがないのだが、アレクサンダーは敢えてその現実を見ずに質問した。
あの母上がやすやすと他の男に体を許すわけがない。そういった肉親に対する想いも少しはあったのだろう。
だが、ナルストはそんなアレクサンダーの願いを粉々に打ち砕いてきた。
「……してないとでもお思いですか?そんなわけありません。
あの女は非常に役に立ってくれました。私の欲望を発散してくれたのみならずその高貴な血を残らず捧げていただき、最後には私の計画の総仕上げをしてくれたのですから」
「…総仕上げ?!」
「そうです。吸血鬼となったあの女の灰こそ『転生の煙』を生み出した元なのです!!いわば、今メルキルス中に溢れる吸血鬼は王妃の手で作られたのですよ!
どうです、滑稽でしょう!国を治める王の妻が、国を滅ぼす元凶となったのでうから!!クハハハハ!!」
ということは、城中、国中に溢れる真っ黒な煙はすべて王妃の成れの果てということなのだろう。
つまり、侍女を、シャップスを吸血鬼に変えたのは母上だというのか!
「そんな…は、母上が…。母上まで……」
あんまりな事実にアレクサンダーは言葉を失い、つい構えていた剣を落としそうになってしまった。
その光景が心底面白いのか、ナルストは腹を抱えて盛大に笑い転げていた。が、逆にアレクサンダーは怒りのあまり顔面は真っ赤を通り越して蒼白になっていた。
「き、貴様……、母上を吸血鬼にしたのみならず、その死まで侮辱するというのかぁ!!」
「侮辱などいたしておりませんよ!あの女は最高です!最高の私の道具でしたよ!!あの女がいなければ私の企てもこうは巧くは進まなかったでしょう!
何しろあの女のおかげで、私はこうして城中に入れることが出来たのですからね!!いくら感謝してもし足りませんよ!ヒーッヒヒヒ!」
あくまでも自分を利する道具としては最高だったという、王妃にとってはまったくありがたくない理由だが、ひょっとしたらナルストは本当に王妃に感謝しているのかもしれなかった。
「……許さない。貴様は断じて許さない!!」
その顔に似合わず下品にゲラゲラと笑うナルストに堪忍袋の緒が切れたのか、アレクサンダーは剣を小脇に構えるとナルスト向けて突進していった。
もちろん魔眼を喰らわないように目線はナルストの腹あたりに落としている。
「でぇい!」
「おっとと、危ないですねぇ」
だがやはりちゃんと目で動きを追えない状態では狙いもきちんと定まらず、アレクサンダーの突きをナルストはいとも簡単に回避してしまった。
「そういきり立たないでくださいよ。私は、あなた方兄妹を助けようとここに連れて来るように命令したのですから」
「うるさい!父上も母上も殺したお前の言うことなど聞く気はない!!」
アレクサンダーはナルストの胸下の動きだけを頼りに剣を振るうが、やはりナルストは余裕をもって剣筋を見切っており当る気配は全く見られない。
「まあ少しは話を聞きなさい。このままでは、あなたの大事な妹君は亡くなりますよ」
「お前の言うことは、聞かないといった!!」
どうせ自分を惑わすための繰言だろう。アレクサンダーはそう決め込みなおもナルストに向って剣を振り続けた。
そのあまりにも頑なな態度にさすがにナルストもうんざりとし、とん、と軽く床を蹴ってアレクサンダーとの間合いを広げた。
「王子、嘘ではありません。アルマリス王女の命の力はここ数日で殆ど失われております。もはや、どのような治療もその意味をなしません」
顔こそ見てはいないが、ナルストの声には戯れの類は全く感じられない。そのあまりの真剣さに、アレクサンダーの剣の動きがぴたりと止まった。
「……う、嘘を言うな……!アルマリスが、死ぬわけがない……」

722 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:33:13 ID:v22Lvaj/
「私は人の命を喰らう吸血鬼ですよ?その人間の命の力がどれほど残っているかは一目見れば分かります。それに、私は医者としてこの城にもぐりこんだのですよ。医学、薬学の知識もそれなりにあります。
敢えて断言しましょう。アルマリス王女の命は、持って後半日です」

「っ!!」

そのあまりに冷酷な断言に、反射的にアレクサンダーは言い出したのナルストの顔を見てしまった。
幸い魔眼は発動していなかったが、その顔は冗談を言っているようにはとても思えない真剣なものだ。
「ほ、本当なのか……?!」
「事実です。アルマリス王女は病弱なゆえ、元々命の力は大きくありませんでした。そのまま成長しても、おそらく20歳を超えることはなかったでしょう。
そして、今回の病気で体内の力が急激に失われていきました。もう王女の体には命の力は数滴程度しか残っておりません。
このままでは明日の朝日を見ることなく、アルマリス王女はその幼い命を終えることになるでしょう」
それは、アレクサンダーにとって受け入れ難い事実だった。
僅か一晩で父と母を同時に失い、今また絶対に助け出そうとしていた妹にまで確実な死が訪れようとしている。
しかも、父と母の命を奪ったのは目の前にいるナルストだが、アルマリスの死の遠因になったのは自分が無理にアルマリスを外に連れ出したからだと推測される。
つまり、アルマリスを殺したのはアレクサンダーと言うことも出来る。というかそうだろう。。
アレクサンダーは床におろしたアルマリスを改めて振り返ってみた。
その顔はすでに土気色に変わりつつあり、苦しそうに吐く息も非常に弱々しくなってきている。
アルマリスが瀕死の状態なのは明らかだった。
「そんな……」
こんなにも妹が弱っていたことに今まで気づかなかった自分。それをナルストに指摘されて始めて気がついた自分。
この城から脱出すればなんとかなる。ただそれだけを思ってアルマリスの体が非常に弱っていたことをまったく考慮に入れていなかった。
「そんな………」
もっとも、このまま城の中にいたとしても間違いなくアルマリスは命を落としていただろう。そういう意味では、アルマリスの死は避けられない必然と言える。
ただ、そのきっかけを作ったのは間違いなく自分だとアレクサンダーは思っていた。アルマリスを無茶して連れ出していなかったら、ここから逃げるだけの体力は残っていたかもしれないのだ。
「あ、あぁ……」
それまでの気迫はどこへやら、アレクサンダーは腰からふらふらと崩れ落ちてしまった。たった二人残された兄妹、その妹までもが今目の前でその幼い命を散らそうとしている。しかも自分のせいで。
そう考えただけでアレクサンダーの胸は裂けそうに痛み、深い絶望が心を覆っていく。
「ああ……、感じますよ。王子の心が例えようもない絶望で染まっていくのが……。そうですね、肉親を失うというのはとても悲しむべきことです」
アレクサンダーの両親を殺して今さら何をであるが、ナルストは非常にわざとらしく嘆き悲しんでみせた。
アレクサンダーも普段ならそこに突っ込むのだろうが、とてもそんな方にまで気をまわす心の余裕などない。
だが、次のナルストの言葉にはさすがに反応せざるを得なかった。

「ですが、希望を捨ててはいけませんよ王子。まだアルマリス王女を助ける方法はあるのです」

「………、なんだ、って……」
アルマリスを助けることが出来る。このあまりにも絶望的な状況に、それはなんという甘い響きをもたらすことか。


723 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:34:14 ID:v22Lvaj/
「私が吸血鬼ということをお忘れですか?
もはや無くなりかけているとはいえ、アルマリス王女の体にはまだ命が残っております。それを私が血と共に吸い出せば、アルマリス王女は新しい、永遠に滅びない命を得ることが出来るのです」
ナルストの口から覗く牙がキラリと光っている。確かに、不老不死の吸血鬼になれば、アルマリスの命を救うことは出来るだろう。
「さあ王子、もうあまり悩む時間は残っておりません。アルマリス王女の命を助けたいのならば、私の手を借りるしかありません。
ああ、ご安心ください。王子にも私の手で永遠の命を与えて差し上げますよ。兄妹揃って仲良く、永遠を謳歌してください」
「………」
目の前の吸血鬼は、父と母を殺した憎むべき仇敵だ。
だが、この吸血鬼の力を借りない限り、アルマリスを救うことは出来ない。この男と敵対することは、すなわちアルマリスを殺すことになる。
もう死んだ親と、今死のうとしている妹。
仇でもあり、救いの主でもある吸血鬼。
手を切るべきか、手を組むべきか。
「………そうだね」
しばし無言だったアレクサンダーは無表情のままゆっくりと立ち上がるとナルストのほうへと歩み始めた。
剣を持たない左手は襟元にかけ、瑞々しい肌を露出させている。
「ほほう、まずは王子からですか。よろしいでしょう。いたずらしか知らない王子に、大人の世界というものを見せて上げましょう」
ナルストはゆっくりと近づいてくるアレクサンダーを抱きとめようと両手をゆっくりと大きく開いた。
そんなナルストへ、アレクサンダーは吸い込まれるように入っていき……

ドシュ

ナルストの胸を、剣で深々と貫いた。
「がぁっ!!お、王子、なにを………」
予想もしない事態と激痛にナルストの顔は凍りつき、反対にアレクサンダーの顔は怒りで赤く燃え上がっていた。
「ふざけるな……!父を、母を殺したお前の言うことなど誰が聞くものか!
いや、もしお前の言うことが本当だったとしても、お前にアルマリスを捧げる気なんかない!
お前に血を吸われるということは、アルマリスも僕もお前の下僕になってしまうということだろ。そんなこと、僕が認めると思っているのか!」
アレクサンダーは剣を引き抜くと、ナルストの腹を渾身の力をこめて蹴り飛ばした。たまらずナルストは後方へと倒れこんでしまう。
「僕は、僕の自由を奪うものを、アルマリスの自由を奪うものを決して許しはしない!!ましてや、この国を滅茶苦茶にしたお前はなおさらだ!
このアレクサンダー・イル・メルキル、死んだ父に代わってこの国を背負うものとして…貴様を滅ぼす!!」
「お、おのれ……糞ガキめぇ!!」
吸血鬼の急所である心臓を外したのか、ナルストの体は燃え上がる気配は見せない。だが、刺された胸からは真っ黒な血がだくだくと噴き出し相当な深手だということはわかる。
倒すなら今しかチャンスはない!アレクサンダーは躊躇うことなく剣をナルスト目掛け突き下ろしてきた。
「でえぇぃ!!」
「ぐおっ!」
自分の胸に迫る剣をナルストは不様に横に転がって逃れた。もっと体が動くと思ったが、胸の傷がズキズキと痛み俊敏な動きを妨げており、立ち上がる余裕すら生まれてこない。
だからと言って魔眼を喰らわせようと思ってもアレクサンダーはたくみに視線を逸らせてナルストの顔を凝視するのを避けている
思わぬピンチにナルストは本気で焦り、床を転げて攻撃を避け続けた。
「!!お、王子!やめなさい!!」
予想もしないナルストの危機に、扉の前で立っていたサンディは泡を食って主を助けようと駆け出した。
が、そのときサンディの横っ腹に何かがドカン!とぶつかってきた。

724 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:35:13 ID:v22Lvaj/
「なっ?!」
重い衝撃に横に吹っ飛ばされたサンディが見たものは、先ほどシャップスにより階下に振り落とされたティフォンだった。
燃える城内を駆け上ってきたからか白い毛は所々がすすで汚れ、尻尾の先は移り火で焼け焦げている。
落とされた時に折ったのか右前足はびっこを引いており、腹部は血で赤く滲んでいる。
ただでさえ老齢に域に達しているティフォンにとっては、これらの傷は決して軽いものではない。
だが、ティフォンはアルマリスを守るという使命を忠実に果たすため、悲鳴を上げる体に鞭打ってわずかな匂いを頼りにここまでたどり着いた。
そして、主の兄に向おうとしたサンディに先ほどの爺と同じ人ならざる気配を感じたティフォンは躊躇うことなくサンディに体当たりをかけてきたのだ。
「ガウウウゥッ!」
「くっ…この犬っころがぁ!!」
主の危機を救うのを邪魔されたサンディは激怒してティフォンに鋭利な爪を振るった。が、片足をやられているとはいえティフォンも獣の素早さと反応速度でそれをかわしている。
本来なら吸血鬼の身体能力を持ってすれば犬を捕らえることは難しくはないのだが、サンディは元々体を動かす仕事をしていない上に吸血鬼になって日も浅いのでどう攻撃すればいいのかいまいち理解していなかった。
そのためサンディはティフォンに釘付けにされてしまい、ナルストの援護に向うことが出来ない。
「ティフォン……頼む!」
アレクサンダーはティフォンが生きていたこと、ボロボロになりながらもアルマリスへの忠義を果たそうとするその姿に胸が込み上げてきたが、これぞまたとない好機と受け止めた。
今ならサンディに邪魔されることなくナルストへの攻撃に専念できる。
(ティフォン…、もう少しサンディを受け止めておいてくれ!)
おそらくあの傷ではティフォンも長い間は持たない。ならばティフォンが動けるうちにナルストを倒さないと流石にアレクサンダーに勝ち目はない。
アレクサンダーはその剣筋をますます鋭くさせてナルストへの攻撃を増していった。
「ええい、サンディ!何をしているのですか!!そんな犬など早く潰して私を助け……うわっ!!」
一方ナルストのほうも普段ならアレクサンダー相手に遅れを取るようなことはないのだが、胸の傷に加え怒りに燃えるアレクサンダーの攻撃が非常に苛烈で反撃に転じる時間を与えてくれない。
(く、くそっ!!調子に乗りやがって……)
せっかくここまで順調に来たというのに、まさかアレクサンダーに命の危機に晒されるなどとナルストにとっては全く予想外の事態だった。
信じたくはないのだが、このままでは本当に4百数十年続いた命を失いかねない。
(なんとかしなければ、なんとか!!)
そんな焦るナルストの目に、アレクサンダーの後ろでぴくりと動く『あるもの』が入ってきた。
(………これです!!)
この危機的な状況を逆転できる手を瞬時に思いついたナルストの目が歓喜にギラリと光った。


「このおぉ!!」
床を這い蹲り、転げ回って逃げるナルストに、アレクサンダーは何とか致命の一撃を加えようと躍起になっていた。
ただ下手にナルストに一撃を見舞おうとすると魔眼を食らってしまう可能性があるので、どうしてもアレクサンダーの攻撃は正確さに欠けナルストに致命打を与えることが出来ないでいた。
だが、アレクサンダーの猛撃は確実にナルストの逃げ道を削いでいっていた。ただでさえ深手を負っている上に体の所々にアレクサンダーの剣を受け続けているのでその動きはだんだんと鈍ってきている。
「くぅぅっ…、ぬおっ!!」
逃げ回っているナルストが勢いよく壁にぶつかった。とうとうナルストの逃げ場はなくなってしまったのだ。

725 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:36:13 ID:v22Lvaj/
アレクサンダーの後ろではまだサンディがティフォンと取っ組み合っている音が聞こえる。つまりアレクサンダーの邪魔をするものはいない。
「もらったぞナルスト、父の、母の仇!!」
勝ちを確信したアレクサンダーはナルストの胸目掛け剣を突き出した。顔は見れないのでどんな表情をしているかはわからないが、きっと自分にやられるなんて信じられないといった顔をしているのであろうとアレクサンダーはほくそ笑んだ。
が、その体が突然ガクンと揺れた。
「?!」
アレクサンダーの後ろから、不意に何者かが組み付きその体を羽交い締めにしたのだ。
「なっ?!サンディか?!く、くそっ!放せサンディ……」
最初、アレクサンダーはサンディが自分を抑えてきたと思ったが、耳を澄ますと後ろからは相変わらずサンディの怒声が聴こえて来る。
ということは自分を掴んでいるのはサンディではない。そういえば、背中越しに伝わる感触もアレクサンダーよりずっと背が小さそうに感じる。じゃあ、一体誰が……
アレクサンダーが精一杯首を捻って後ろを確かめて見たものは、予想もしないものだった。
「…ア、アルマリス?!」
そう、アレクサンダーを掴んでいたのは後ろで寝かしておいたアルマリスだった。ただ、その顔には表情といったものはなく、光を失った目を虚ろに開きながらアレクサンダーを抑えている。
「な、何をするんだ!放せ、放せアルマリス!!」
思わぬことにアレクサンダーはじたばたともがくが、アルマリスは異様な力でアレクサンダーを締め付け全く放そうとしない。
「…ガッ?!」
この兄妹の異常な事態に、サンディと交戦していたティフォンは思わずアレクサンダーの方へと気を移してしまった。
そして、その隙をサンディは見逃さなかった。

ドボッ!

「ギャイン!!」
サンディの突きが動きの止まったティフォンを捉え、爪で腹を深々と抉られたティフォンは傷口から派手に血を吹き上げ苦悶の悲鳴を上げた。
「寝てろ、クソ犬!!」
動きが止まったティフォンをサンディは思いっきり蹴り飛ばし、ティフォンは床を数回バウンドしながら壁に叩きつけらればったりと倒れてしまった。
「ご主人様!!」
ようやっとティフォンを退けることが出来たサンディは急いでナルストのほうへと駆け寄ろうとしていた。
だが、向こうでも既に形勢は決していた。





アルマリスに動きを封じられ身動きが取れないアレクサンダーに余裕を取り戻したナルストがゆっくりと近づいてきた。
「……、言ったはずですよ王子。私は吸血鬼だって。
先ほど王女の意識が少しだけ戻ったのが見えましたので、僭越ながら魔眼を使わせていただきました」
「……き、貴様!アルマリスを操ったのか?!この卑怯も…」

「やかましい!!」


726 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:37:13 ID:v22Lvaj/
べキッと嫌な音を立てて、怒り狂ったナルストの鉄拳がアレクサンダーの左頬にめり込んだ。
「せっかく人が下手に出てやったのに、よくもあんな不様な目にあわせましたね!!このクソガキが!」
今度は反対側の頬に鉄拳が飛ぶ。
「この私のせっかく誘いを受けないばかりか私の命を狙うとは…、不遜にも程があります!」
間髪をいれず鳩尾に膝が食い込んでくる。
「げはぁ!!」
その容赦ない責めにたまらずむせたアレクサンダーの髪をがききと掴み、強引に自分の方へと向けさせた。
「兄妹仲良く一緒に下僕に変えてみようと思っていましたが……、気が変わりました。
お前には、死に勝る苦痛と恥辱を与えてあげます!!」
ナルストは自由になっている右手でアレクサンダーの襟を引きちぎると、露わになった喉首にがっぷりと喰らいついた。

「あっ!ああぁ――――っ!!」

ズキン!と首にきた鋭い痛み。だがアレクサンダーの慟哭はそれに対してのものではなかった。
その直後に襲ってきた体が奥から爆発するような快感。ナルストが食いついているところから物凄い勢いで自分のなかのものが吸い取られていき、代わりに目に見えそうなほどドス黒いものが流れ込んでくる。
それがたまらなく心地よく、そして恐ろしい。
「や、やめろぉぉ……!」
身動きの取れないアレクサンダーは懸命に身を捩って抵抗するが、それは抵抗と言うより快楽に戦慄いているようにしか見えない。
現に、口では拒絶の言葉を吐いているものの、吐息には甘いものが混じり目は熱く潤みはじめている。
頭は急激な貧血で思考が働かなくなって体全体が強烈な虚脱感に包まれ、首から発せられる破滅的な快感が全身にどろどろと染み渡っていっていった。
「や、やだぁぁ………。こんな、ぁ……」
ついには抵抗する力も消え去り、アレクサンダーはナルストに思うがまま血を吸われ時折弱々しい呻き声を上げる以外何をすることも出来なくなっていった。
「ふん……、こんなものですかな」
やがてナルストがアレクサンダーから口を離すと、腰が抜けてしまったのかアレクサンダーは膝からガクガクと崩れ落ち、アルマリスの手から滑り落ちてしまった。
「ハ、ハアッ!ハアァッ……、ハアァァ………!」
アレクサンダーはまるで全力疾走をした後のように肩で息を吐き、真っ赤に上気した顔は吸血の快楽に蕩けきっている。
「ふふ…、どうですかな?吸血が与える快楽は。他のことを全て捨てたくなるくらい強烈でしょう?」
ナルストが息も絶え絶えのアレクサンダーの腰を踵でぐりぐりと踏みつけた。
アレクサンダーにしてみればこの上ない屈辱だが、抵抗しようにも体に力は入らず貧血で頭もうまく働いてくれないので減らず口の一つも出てこない。
「どうしました?何も言わないのではわかりませんよ?ほら、ほら!ほらぁ!!」
アレクサンダーからたっぷり血を搾取したので胸の傷もすっかり癒えたナルストは、今までの恨みをぶつけるようにアレクサンダーを足蹴にした。
その横で、サンディが申し訳なさそうにナルストに頭を下げている。
「も、申し訳ありませんご主人様。ご主人様の危機になにもすることができず……」
だが、当人のナルストはそんなサンディを冷たく一瞥し、興味なさそうに視線を外した。
「…犬如きに遅れをとって私を守ることすら出来ないとは、使えない下僕ですねぇ」
「!!」
それは、サンディにとって死刑宣告のようなものだった。ナルストのためだけに存在しているサンディが、ナルストに使えないと言われたら一体これからどうすればいいのか。
「……お前が、お前のせいで!!」

727 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:38:13 ID:v22Lvaj/
そんなサンディの焦りは、すぐ傍にいたアレクサンダーに怒りとなってぶつけられた。これまで手を焼かせられてきた恨みが一気に爆発し、半ば八つ当たりのようにアレクサンダーをげしげしと踏みつけた。
「がっ…げはっ!!」
顔を、腹を、脚を容赦なく踏みつけられ、アレクサンダーの体には所々に死斑のような青痣が浮いてきた。それでもサンディは蹴るのを止めず、殺しそうな勢いでアレクサンダーを叩きのめした。
「…勝手に王子を痛めつけるのはそれくらいにしなさい。全く、下手をしたら王子が死んでしまうではないですか……」
結局ナルストが止めるまで、サンディは延々とアレクサンダーを足蹴にし続けた。
「サンディ、王子を起こして差し上げなさい」
「は、はい…」
サンディは言われるままほとんど気絶状態のアレクサンダーの首根っこを掴んで起き上がらせ、鳩尾に一発鉄拳を振る舞った。
「……?!ぐふっ!」
その一撃でアレクサンダーは意識を強引に引き戻され、涙と涎でグチャグチャになった顔をサンディに掴まれると強引にナルストのほうへと向かされてしまった。
「おお、お目覚めですかな王子。私の下僕が随分と勝手な真似をして申し訳ありませんでした」
「ナ、ナルスト……っ?!」
痛みで焦点があわせづらい瞳をなんとか絞ってナルストを睨みつけたアレクサンダーは、次の瞬間言葉を失った。
「………」
ナルストの懐には、魔眼で催眠状態にあるアルマリスが抱き寄せられていた。
「せっかくのショーを見られないのでは王子も不本意でしょうからな……。ハハハ!」
「ま、まさかお前……、アルマリスを!!」
あまりにも嫌な、絶望的な予感。アレクサンダーは言うことを聞かない体を何とか動かしてナルストの下へ駆け寄ろうとしたが、それを阻止するようにサンディがアレクサンダーの両腕を掴んできた。
「ふふっ、ダメですよ王子。舞台の上に観客は行ってはいけないのは常識じゃないですか」
「やめろ、やめろナルストォ!僕は、僕はどうなってもいいからアルマリスだけはぁ!!」
どこにそんな力が残っていたのか、アレクサンダーはサンディを振りほどきそうな勢いでナルストに訴えかけていた。が、そんなことを聞くナルストではもちろんない。
「王子の血もなかなかに『おつ』なものでしたが…、死にかけの王女の血はどんな味がするのか非常に愉しみですよ!」
服を剥くのももどかしかったのか、ナルストはぎりぎりと伸ばした牙を服の上から直接アルマリスに突き刺した。
「………あっ」
牙が刺さった痛みに反応したのかアルマリスの頭がビクンと動き、魔眼で暗く濁っていた瞳が僅かに煌めいた。
「あ……」
病気のため青ざめていた肌はほんのりと赤く染まり、苦しみ以外の表情を作ることを忘れていた顔には緩い笑みが浮かんできている。
「あはあぁ……」
小さく開いた口から漏れる溜息は、それまでアレクサンダーが聞いたことがないほど艶っぽくて蠱惑的で、いやらしいものだった。
ナルストの喉仏がごくり、ごくりと上下するたび、アルマリスはその小さな体をピクン、ピクンと戦慄かせ、喜色に染めた顔でうっとりと虚空を眺めていた。
「あ、これきもちい……。とけちゃいそ…」
明らかにアルマリスはナルストの吸血に悦楽を感じ、それをもっと深く感じようと自由な手をナルストの頭に添え自分の首へと押し付けている。
「や、やめろぉ……!アルマリスに、そんなことさせるなぁ……」
自分が知っているアルマリスとは明らかに違うアルマリスを見せ付けられ、アレクサンダーはじたばたと暴れながら悔しさで目を真っ赤にして叫び続けた。
「何言ってるんですか王子。王女は今、天にも昇る心地を味わっているんですよ。決して人同士では得られない快楽をね。
それに、王女はこのままでは確実に死ぬんです。これをご主人様の御慈悲とは思いませんか?」
「うるさいサンディ!!僕は許さない。アルマリスをあいつの下僕にするなんて絶対に認めない!!アルマリスを何者にも束縛させはしない!アルマリスを吸血鬼になんてさせはしない!!」

728 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:39:12 ID:v22Lvaj/
「ククク!もう遅いですよ。もうすぐ王女も血を吸い尽くされて吸血鬼になり………?」

「さて、もういいでしょう」

ぎゃあぎゃあ喚くアレクサンダーをさも面白そうに見ていたサンディだったが、そんな中ナルストはアルマリスに埋めていた牙をぬぬっと引き抜いてしまった。
アルマリスの顔は吸血と病気で真っ青になってはいるものの、吸血を始めた時間からしてもまだ血を吸い尽くしたとまでは言い難い。
「あれ……?ご主人様、何で……?」
その疑問はアレクサンダーも同じだった。この状態ならナルストは誰にも邪魔されることなくアルマリスの血を吸い尽くすことが出来る。わざわざ途中で止める理由が見つからない。
まさかアレクサンダーの願いを聞き届けたわけでもあるまい。先ほどナルストはアレクサンダーに『死にも勝る苦痛と恥辱を与える』
と言っているのだから。
「ハアッ、ハアッ……。も、もっと……吸ってくださ……。お願い、します…」
一方すっかり吸血の虜になっているアルマリスは、途中で吸血を止められた苦痛から潤んだ瞳をナルストに向け更なる吸血を迫ってきた。
だがナルストは無視してアルマリスを床に下ろすと自らの指を噛み、滴ってきた血ごとアルマリスの口へちゅぷりと含ませた。
「………はぅっ!」
その瞬間ドクン!とアルマリスの体が跳ね、大きく開いた瞳がボゥッと赤く輝いた。
「ふふふ…。アルマリス王女、これであなたはこの私の忠実な下僕…。わかりますね?」
「……はい」
ナルストの血を飲まされ、それまで快楽に緩んでいたアルマリスの顔はまるで人形のように表情を無くし、瞳を赤く輝かせながらナルストに対し機械的に頷いた。
「うん、いい子です。ではあなたに命令を下します。そこで内なる熱さに悶えるあなたの兄をその体で慰めて差し上げなさい」
ナルストはアルマリスの耳元でそう呟くと、その喉にかぷりと喰らいついた。
「あぅ……はい。畏まりました……」
喉に埋まる牙の感触にアルマリスは軽く戦慄き、口が離れたところでこくりと頷くとアレクサンダーの方へと振り向くとフラフラと近づいてきた。
「お、おいアルマリス……!」
自分のことをまるで路傍の石ころのように無機質な目で見るアルマリスに、アレクサンダーは何をされるか分からない恐怖に身を強張らせた。
「兄様……、アルマリスが兄様を慰めて差し上げます……」
アルマリスはアレクサンダーの前に四つん這いになってしゃがみこむと、突然アレクサンダーのズボンのベルトを外し始めた。
「な!ア、アルマリス?!待て、やめろ!!」
だがアレクサンダーの制止など全く聞かず、アルマリスは器用にアレクサンダーのズボンを下ろしパンツを剥ぎ取っていき、あっという間にアレクサンダーの下半身を露出させてしまった。
その太腿の間にある男のものは、先ほどまでの吸血による異常興奮によるものか、はたまた妹の痴態を間近で見たからか天井を指差すかのように勃起している。
「あらあら、実の妹が吸われている姿を見て勃っちゃったんですかぁ?なんて卑猥な兄様なんでしょうねぇ」
「ぐぅっ…」
サンディの鼻につくようなねちねちとした嬲り言葉にアレクサンダーの顔が耳まで真っ赤になる。こんな恥ずかしい姿をアルマリスや他の人間の前で見られるなどこれ以上ない屈辱だ。

だが、アレクサンダーへの責めはその程度では済まなかった。
アレクサンダーの下半身を剥いたアルマリスは、そのままその上半身をアレクサンダーの股間へと近づけてきた。無表情な顔に、心なしか薄く朱が注しているようにも見える。

729 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:40:12 ID:v22Lvaj/
「兄様を……慰めて差し上げます……」
ナルストから受けた命令を再確認するかのようにアルマリスは一定の時を置いて呟き続けている。ここまで来ると、アルマリスの『慰める』の意味が何をなしているかはアレクサンダーにも理解できる。
「んぅっ……」
「やめろ!それだけはやめるんだアルマリス!!ぼ、僕たちは兄妹……っ!あああぉ――――っ!!!」
妹が行おうとしている禁断の行為に取り乱し、必死に止めさせようとするアレクサンダーの口から獣の咆哮が上がった。
アルマリスの小さな口がくぱぁと開き、いきり立っているアレクサンダーの肉棒の先端をぱくりと咥え込んだのだ。
吸血による失血で体内の体温が相当に奪われている中、アルマリスの口内粘膜の感触は寒空の焚き火のような暖かさと腰が抜けるような心地よさをアレクサンダーに与えてきた。
「あぁ…兄様の、すごぉく熱い……」
アルマリスはうっとりとした目でアレクサンダーのペニスを眺めながら、どこで覚えたのか口の中でゆっくりと舐り、転がし、じゅぷじゅぷと音を立てながら奉仕を捧げてくる。
もちろん今までそんなことをされたことのないアレクサンダーに、この刺激はあまりにも強烈すぎた。
アレクサンダーの腰には絶えず雷でも落ちたような痺れる刺激が襲い掛かり、反射的にガクガクと揺すりどおしになっている。恐らくサンディが抑えていなかったら腰でアルマリスを突き飛ばしていただろう。
「あぁぁ!!やめ、もうこれ以上はやめてくれアルマリス――ッ!!これ以上したら僕は、ぼくはぁぁ!!」
なんとかアルマリスに口を離してもらおうとアレクサンダーは切羽詰った調子で懇願するが、もう手遅れだった。
アルマリスの奉仕で体内で急速に増産された精液がどくどくと輸精管に注がれ、出口目掛けて込み上げてくる。それを止めることはもうアレクサンダーにはできなかった。
「く、口を離せアルマリスぅ!も、もう出る!出るうぅぅあああああぁ!!」
なんとかアルマリスが離れるまではと懸命に腰に力を入れたアレクサンダーだがそれも叶わず、アルマリスが咥えた亀頭から大量の白濁がアルマリスの口に噴き出してきた。
「んぷっ……!」
不意に噴き出してきた精液にアルマリスは対処できず、口と肉棒の間からどぷりと精液が吹きこぼれ、ぼたぼたと顎を伝って床に垂れていく。
「あ……あひ……、はあぁ………」
実の妹に股間を舐められあまつさえ口の中に射精してしまい、アレクサンダーは強烈な放出感と妹を汚した後悔で半ば放心状態に陥っていた。
が、それも一瞬のことだった。
「慰める…。慰めるの…」
アルマリスが口から収まりきらなかった精液をどろりとこぼしながら、アレクサンダーのペニスに再びしゃぶりついてきたのだ。
「うぁっ!も、もうやめてくれぇアルマリス!!」
今出したばかりで刺激に非常に敏感になっているところで再び熱いものに包まれ、先ほどに倍する快感にアレクサンダーは涙声になって実の妹に懇願した。
だがナルストの言いなりになっているアルマリスはもちろん兄の言うことなど聞く気もなく、器用に舌と喉を動かして兄のものへ奉仕を続けている。
それだけでもすでにアレクサンダーの下腹部には猛烈な射精感が湧き出ているというのに、後ろにいるサンディがさらに余計なことをアルマリスに吹き込んできた。
「王女、口だけ使っては王子も物足りないと思いますわ。手も使って、王子の下の袋も愉しませてあげましょう」
同じ吸血鬼の命令だからだろうか、アルマリスはペニスを含んだままこくりと頷くと両手をアレクサンダーの股下に潜り込ませ、睾丸をこりこりと包むようにいじり始めた。
「ひぎっ!!や、やめれええぇぇっ!!ま、また出る!出ちゃううぅ!!」
アルマリスのほんのりと暖かい体温と適度な圧力が睾丸にかかり、その刺激で精巣内で物凄い勢いで精液が生産されていく。
もはや止めることなどできようもなく、アレクサンダーは2度目とは思えないほどの大量の精液をアルマリスへとぶち撒けた。
「おやおや。実の妹の愛撫で短時間に2度も気をやるとは。もしかして、王子は王女に禁断の愛でも抱いておりましたかな?」

730 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:41:12 ID:v22Lvaj/
射精後の痺れるような余韻で朦朧としている中ナルストの嘲笑が聴こえて来る。その声は、快楽に沈みかけていたアレクサンダーの心に再び燃えるような怒りを呼び戻してきた。
「うる…さい……!人の不様な姿を見て笑ってるんじゃない…。この、変態が………」
腰は射精後の名残りでビクビクと痙攣し、口からは溢れ出る涎が糸を引いていながらも、ナルストを睨むアレクサンダーの目にははっきりと理性が宿っている。
正直ナルストはアレクサンダーの意志の強さに驚いていた。吸血の快感を与えられ、実の妹にしゃぶられるという恥辱を受けてなお消えない強さを持つ自我。
それはナルストにとっては別の意味で屈辱だった。自分の命を危機に陥れただけでなく、自分の牙の虜にすらならないというのはナルストのプライドを酷く傷つけていた。
だからこそ、素直に殺すことも簡単に下僕にすることもしない。徹底的に嬲って心身をずたぼろにし、心の底から自分に屈するように仕向けなければ気がすまなかった。
「ふふ…、変態はどちらですかね。妹にしゃぶられて興奮して、精を吐き出すほうがよほど変態ではありませんか。
まあ、王女には吸血した際男の悦ばせかたを頭に刷り込ませましたが、それにしてもその様はないかと……」
「なっ……!」
つまり、どう考えてもアルマリスが知るはずがない奉仕の技はナルストが教えたと言うことになる。
「遠慮することはないのですよ王子。存分に吐き出しなさい。王女のその美しい顔を、あなたの精で真っ白になるまで汚してあげなさい!」
「こ、この外道…!!よくもアルマリスに…ひあぁあ!!」
ナルストへ向けてこの世の全ての憎しみをぶつけるようなアレクサンダーの声が途中で裏返った。またしてもアルマリスがアレクサンダーへの愛撫を再会したのだ。
ナルストの知識を受けたアルマリスの奉仕は濃厚かつ繊細で、二度の射精を経てなおアレクサンダーのペニスは雄々しく起立し始めてきている。
「う…あぁ!アルマリス、目を覚ますんだぁ……!こ、このままじゃ気持ちよすぎて、また出ちゃう……!!」
まるで熟練の情婦のような愛撫にアレクサンダーの怒りの表情はあっという間に蕩け、体から力がくたくたと抜けていってきている。
このまま一晩中アルマリスに奉仕を続けさせれば、さすがのアレクサンダーの強靭な意思も爛れた肉欲に溺れきってしまうだろう。
それはそれで見ものではあるのだが、ナルストはもっと残酷なことを考えていた。

「そうでしょう。気持ちいいでしょう。血が繋がっている人間に不浄の器官を舐められるのはさぞ心地よいことでしょう!!
ですが、気をつけたほうがいいですよ。あまり射精しすぎると……、王子も吸血鬼になってしまいますよ!」

「な………に………?!」
脳内をばしばしと快楽の火花が飛ぶ中、聞き捨てならないことを耳にしてアレクサンダーはナルストの方へゆっくりと顔を向けた。
「どういう……こと、だ……。ナルストぉ……」
「先ほどの私の吸血で、王子の体の命の力は相当吸い出されております。
そして、ここでさらに射精によって残りの命も全て放出されて死に至れば……、死した王子は吸血鬼の力に染め上げられ、新しい吸血鬼として蘇るいうことですよ!」
「っ!!」
ということは、このままアルマリスによってアレクサンダーが射精し続けると、いつかは吸血鬼になってしまうということだ。
「もし王子が吸血鬼になったら、目の前にいる王女を食べる権利を与えましょう。そのために、王女を吸血鬼にしなかったのですから。
あれだけ我々から守ろうとした王女を、他ならぬ王子自身の手で吸血鬼に変えるのですよ。なんて面白いことでしょうかねぇ!クハハハ!!」
「そ、そんな…!」
このままでは自分がナルストの下僕になるどころか、アルマリスを自分の下僕にしてしまうということになる。
それは束縛されることを、することを好まないアレクサンダーにとっては悪夢でしかない。

731 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:42:13 ID:v22Lvaj/
「なぁに。それが嫌でしたら射精をしなければ良いのです。これ以上王子の命を外に噴出しさえしなければ、吸血鬼化することもありますまい。
もしこの一晩、王子が耐え切れたら…、その首を跳ねて吸血鬼にせずに殺してあげます。王子は吸血鬼になるのがお嫌いなようですから。もっとも……」
今でもアレクサンダーのペニスを一心不乱にしゃぶり続けるアルマリスを見ながら、ナルストは王子に言い放った。
「可愛い王女の性技を一晩中受けて、耐え切れるものならですがねぇ!さあ王女、王子の体内の精を一滴残らず搾り出して差し上げなさい!」
「…ふぁい。かしこまりました……」
ナルストの命令に頷いたアルマリスは、今にもましてアレクサンダーへの責めを強くしていった。口に含んだ亀頭の裏筋を舌でなぞり、口を細めてちゅうちゅうと吸引してくる。
陰嚢をいじる指はイソギンチャクのようにまとわりつき、時折後ろの窄まりの入口に指を這わせてつぷつぷと出し入れもしてくる。
それは先ほどまでの相手を蕩かすような奉仕とは異なり、無理矢理に快楽を高めて精を吐き出させるといったものへと変化していた。
その刺激の強烈さは、常人ならたちまちのうちに精を天井まで吹き上げるほどのものであり、弱りきったアレクサンダーにまさに止めをさすものであった。
「………?」
だが、アルマリスの口にはすぐにでも出るはずの粘り気のある精液が噴出してこなかった。
「ぐ……ぐああぁ………!」
変に思ったアルマリスが顔を上げると、顔を真っ赤にしたアレクサンダーが脂汗を流しながら必死になって射精を堪えている姿が見えた。
普通に考えれば無駄な抵抗でしかないのだが、このままナルストの思い通りになるのはアレクサンダーにとってどうしても許すことは出来なかった。
今にも尿道から迫り出して噴き上がりかねない精液を腰に渾身の力を込めて止め、アルマリスを汚さないように努力をしている。
とにかく出来る限り抵抗し、意地を貫いてみせる。今アレクサンダーが出来る抵抗はこれしか残されていなかった。
だが、ナルストに兄の精を全て出すよう命令されているアルマリスにとってアレクサンダーの抵抗は邪魔なものでしかない。
「ダメ…、兄様。我慢しないで……。いっぱい、いっぱい出して……」
アルマリスはアレクサンダーのモノを口どころか喉まで使って包み込み、喉できゅうきゅうと擦って射精を促してきた。
新たな責めにアレクサンダーの腰にビリッとした電気が走るが、それでもアレクサンダーは射精を拒み続けた。
腰は溶けそうなほど心地よく、頭の中は考えることを拒むかのように情欲によってピンク色に染まりつつある。吸血された後遺症か噛み跡はズキズキと疼き、弱りつつある心が吸血を渇望する思考を抑え切れなくなりつつある。
出ることを許されず溢れつつある精液が放出を望んでアレクサンダーの脳に出せ出せと訴えてきている。
いっそのこのまま快楽に屈し、アルマリスの口の中に射精すればどれほど楽になることか。一瞬アレクサンダーはそう思ったが、それをニヤニヤとナルストが眺めるのかと思うとそんな意思も消えていく。
「だ、出すものかぁ、出すものかあ!!ナルスト、お前の思い通りになんか絶対にぃ………!!」
アレクサンダーは萎えそうになる心を奮い立たせるかのように大声を上げて抵抗した。並みの人間なら数回は達しているであろうにいまだに抑え続けているのは驚異的な意志の強さによるものだった。
「んふふっ…。王子、そんなに我慢しては王女がかわいそうではありませんか……」
そんなアレクサンダーに後ろのサンディが耳元で呟いてきた。
「王女は王子を気持ちよくしたくて、王子のおちんちんをしゃぶっているのですよ?気持ちいいなら気持ちいいでちゃんと反応してあげないと…」
「うる……さぁいサンディ!!僕は気持ちよくなんかない!気持ちよくないから射精しないんだぁ!!!」
もはや意地になるアレクサンダーを、サンディは馬鹿にしたように鼻で笑った。
「ふん、そうですか……。じゃあ私も少し王子を気持ちよくする努力をしましょう!!」
不敵に笑ったサンディの口がクワッと開かれる。その中で長く伸びる牙を、先ほどナルストが噛み付いたところにサンディはずっぷりと挿し込んできた。
「っ!!?ひあぁぁ!!」

732 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:43:12 ID:v22Lvaj/
あまりに突然の牙の感触。ナルストに噛まれ全身が怖気を伴う快楽に戦慄いたのを全身の細胞が思い出す。一旦牙の快楽を知った体はそれを拒むことは出来なかった。
アレクサンダーの顔はたちまち快楽に緩んで下半身の暴走を抑えていた力もスッと抜けてしまい、抑えに抑えていた精液が堰を切ったかのようにアルマリスの口の中に迸った。
「あっ…。んっ、んぐっ……」
我慢し続けただけあってそれまでの射精で一番の量をアレクサンダーは噴き出したが、アルマリスはそれを嬉々として飲み込み、ついには一滴も零すことなく体内に入れてしまった。
「ふふっ…。兄様、やっと出してくれた……。でも、もっと出すの。もっともっと、兄様の中がからっぽになるまで」
精液が糸を引く青白い顔に娼婦のような熟れた笑みを浮かべ、アルマリスはまだ少し精が噴出しているペニスをぱくりと咥え、尿道に残った精を吸い始めた。
「はあぁ!だ、ダメ!そんな、そんな吸ったらまた、またぁ!」
その体内にさっきから作り続けていた精液がたっぷり残っているのか、殆ど間をおかずにアレクサンダーのペニスは4回目の噴射に至った。
「はあぁ…。出ちゃう。僕の命が出て行っちゃうよぉぉ……。嫌なのに、嫌なのに……、気持ちよすぎて止められないぃ……」
アルマリスの顔が、体が自分の出す精でベトベトに汚していっている。その光景をアレクサンダーは涙目で見ていたが、口元には放出の快楽に悦ぶ壊れた笑みが浮かんでいた。
「うふふ…。王子もやっと素直になりましたね。まったく、いつもこうだったら私もあんな苦労しないですんだんですけど」
ようやっと堕ちたアレクサンダーにサンディはクスクスと笑い、今度は反対側の首に牙を打ち込み、軽く血を啜り上げた。
「かぁぁっ!き、気持ちいい!噛まれるの気持ちいい!吸われるの気持ちいいぃ!!」
もう拒む気配すら見せず、アレクサンダーはアルマリスとサンディから送り込まれる快楽に全身を預けているように見えた。ペニスは壊れた蛇口のように精液を噴き出し、アレクサンダーの命を外へぶちまけ続けていた。
「出して…、兄様。兄様の全てを」
射精を促すアルマリスの顔とドレスはアレクサンダーの精液でどろどろになり、吹きこぼれた白濁が赤い絨毯の上に卑猥なコントラストを形成していた。
「はぁぁ!でるぅ!出したくないのに、またでるぅぅ!!」
時折振動でシャンデリアの灯りがゆらゆらと揺れる中、アレクサンダーは妹と吸血鬼の奉仕に幾度目とも知れぬ精を吐き出していた。





その後アレクサンダーは10回以上も強制的に射精させられた。その顔はげっそりと落ち窪み、肌の色艶は失われてきている。
が、そのペニスだけは相変わらず天を突かんほどに怒張し、先端からどろりと精を零していた。
「ふふふ…。どうやらあと1〜2回射精すれば全て空っぽになりそうですね。では止めといきましょうか。
王女、最後は王女の大事なところを使って、王子の精を吸い尽くしてあげなさい」
「はぁい……」
今までより少しだけ弾んだ返事をアルマリスはして、やおら立ち上がるとその手をドレスの下に潜り込ませた。
もぞもぞと動かした手を下におろすと、その指には履いていた白いショーツが絡んでおり、それを無造作に投げ捨てたアルマリスはアレクサンダーへと振り返ると両手でドレスをぺらりと捲った。
快楽で霞むアレクサンダーの目に、露わになったアルマリスの下腹部が飛び込んでくる。そこは、今までの奉仕で興奮したからか脛まで熱い蜜で濡れていた。
「ふふ…、兄様。最後は私のココで兄様の精を吸ってあげます。私の中にたくさん射精させて、兄様をからっぽにしてあげます」
「あ、あぁ……」
妹の熟れきった秘部にアレクサンダーの目が釘付けになる。今までの奉仕で性感を開発され尽くした体はアルマリスの中に埋まる期待でメラメラと燃えあがっている。

733 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:44:13 ID:v22Lvaj/
だが、アレクサンダーの心はそれを頑なに拒んでいた。実妹と繋がることへの不実の恐怖。操られている妹に対しての申し訳なさ。
そしてなにより、自分が本当に望む相手との交合ではないことがアレクサンダーの心に激しい抵抗を覚えさせているのだ。
でも心ではそう思っていても体はそうは思っていない。アレクサンダーのペニスは最後の射精を行うための準備を既に完了させ先端から熱い先走りの液を垂らしていた。
「さあ…、兄様……」
アルマリスが一歩進み、アレクサンダーの上を跨いできた。後はそのまま腰をおろせば、二人は一つになる。
「やめて…やめてくれぇアルマリス……」
もはや何を言っても無駄とは分かっているが、それでもアレクサンダーはアルマリスに思いとどまるよう訴えかけた。
しかしもちろんアルマリスはそんなことには耳を貸さず、ゆっくりと腰を屈め始めた。アルマリスの股から垂れるものがアレクサンダーの腰に落ちてくる。
あれに挿したが最後、自分は膣内に残っている精気を全て搾り尽くされ吸血鬼となってしまい、牙を疼かせながらアルマリスの首に喰らいついてしまうのだろう。
「やだ……いやだぁ……」
せめて繋がる瞬間だけはこの目に入れたくない。アレクサンダーはきゅっと目を瞑り、その時を迎えようとした。


その時、轟音と共に入口の扉が開かれた。
「ナールス!いやナルストーっ!ここにいるか―――っ!!」
扉を開けることも億劫だったのか剣で叩き壊して勢いよく殴りこんできたのは、ナルストへの復讐心に燃え上がったララディアだった。
「うぁ……そ、その声……まさか…?!」
アレクサンダーが最も信頼する者の声。そして最も強く想っている者の声にアレクサンダーは弱々しく目を開いてそっちへと振り向いた。
体中のあちこちに生傷を負い、襟首には吸血鬼に噛まれたのか赤く染まっている。下半身は素っ裸になっており、股間からは赤い液体と白い液体が糸を引いて流れた跡があった。
そしてその顔は今までアレクサンダーが見たことがないほどの怒りで歪んでおり、ぱっと見た目ではララディアと分からないほどだった。
「いたなぁナルスト!大人しくこの剣の錆びに……?!」
シャンデリアの頼りない光輝く部屋の奥に佇むナルストを捉えたララディアは勢いよく剣を振りかざしたが、同時にその手前で睦みあっている男女に目をやってギョッと目を見開いた。
「えぇ……っ?!お、王子!!」
クーラの言うことから、ここにアレクサンダーたちがいることは予測済みだった。だが、まさかこんな状態で会うとは予想外だった。
「ラ、ララディア……。無事、だったぁ……?!」
ララディアが無事だったことに最初アレクサンダーはほっとしたが、次に自分の姿を思い出して愕然とした。
殆ど全裸に剥かれ、首に無数の噛み跡を晒し、周囲に自分が噴き出した大量の淫液の飛沫を残し、弾けそうなほどに勃起した逸物を今まさに妹に挿れられようとしている。
それは、想いを秘めている人間には絶対に見られたくはない姿だった。
「あぁぁ……、み、見るな。ララディア、こんな僕の姿、見ないでぇ……」
アレクサンダーは弱々しく首を振り、恥辱の涙を流してララディアに自分を見ないでくれと訴えた。
「お、王子……。なんて……」
そのあまりにも無残な姿に、ララディアは一瞬自分がここで何をしようとしていたのかすら忘れてしまっていた。



734 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:44:27 ID:i+3SmWR0
はいはいはいはいはいGJGJGJGJGJGJG

長い上にレベルが低いSSはもはや荒らし
オナニー作品は自分のサイトに投下しろよな

735 :猟血の狩人〜緋が暮れた国の王子と王女:2009/09/16(水) 22:46:37 ID:v22Lvaj/
以上です。長々と失礼しました
なんだかんだで一年近く続いているこの話ですが、次の投下で最終回です
もう少し、お付き合いください

では失礼致します

736 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 22:48:41 ID:3cHC/kET
HPのほうでしかやらないのかなぁと
思ってる頃にちょうどきた、おつです

737 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:02:35 ID:AuejTl1i
>>735
乙です。次で最終回ですかwktk

738 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:34:58 ID:kzzpnr4h
>>735
乙なのです。
今回もエロエロなのですが、最終回は激しく鬱の予感…まあそれに興奮するんですけどねw

739 :名無しさん@ピンキー:2009/09/16(水) 23:38:02 ID:Ftmvbz4r
GJ。待ってた甲斐があったぜ
アーサーの無駄な抵抗に全俺が癒された。
妹様エロいよエロすぎるよハアハア

740 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 00:08:48 ID:eif0PisO
>>735
GJ
一瞬見えた光明がフッと消える瞬間が…なんてか切ないですな。


741 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 01:36:19 ID:TX8sGhQu
流石にこれは長すぎと言わざるを得ない

742 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 02:53:05 ID:On3clJOk
>>735
あーやべ、妹えろすぐる……実に俺的に美味しすぎる展開でございました
最終回も楽しみです

743 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 08:41:18 ID:y0xq6DD7
>>735
GJ

だが、長いのはいいんだが読み難いです。長くなってもいいからもっと改行してくれ。
逆に長くならんようにする為に改行減らしてるのかも知らんがな。

744 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 09:27:05 ID:QfhnM5Te
うみものがたり。。。どうしてこうなった。。。

745 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 10:31:26 ID:DqyG5PRT
朝鮮玉入れなんかに何を期待してるんだw

746 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 11:59:17 ID:u85zQjr2
玉入れのアレとは良くも悪くも全然別もんだけどなw

747 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 12:15:35 ID:jt95xLyU
自演て人間のクズだよね

748 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 14:19:02 ID:tcGhwzjN
   / ̄ ̄ ̄\ __
  (         (っ )
   |ミ/ー◎-◎-.|  |
  (6   (_ _)  |  |
   |/ ∴ ノ  3 l  !
   \_____/  自演タイムスタートです
  ∠ニつ .じ' / 

749 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 14:33:00 ID:BqwTrS4h
自演タイムジ・エn(ry

750 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 14:50:26 ID:Q+TkLxMd
トンヘものがたり

751 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 16:38:33 ID:8n2Cu5mi
宇宙をかける少女の箱人間は惜しい
もっと強制的な何かがあると思ったのにネットの掲示板みたいなシステムはないわ

752 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 16:48:08 ID:7KeelTh0
>>751
ようこそ新人

753 :名無しさん@ピンキー:2009/09/17(木) 18:05:08 ID:wU+5vJCh
塩→砂糖

754 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:00:03 ID:CHCDCJRS
>>709
俺もそこまでやった。それから先がないのは残念だ(ないとは思ったが)
だが、もし主人公が女でその服を着ると洗脳されるという設定だったら、と妄想すると少しおいしい気がする

755 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 00:56:26 ID:lVb0OCWL
創価みたいな勧誘→洗脳という設定だったら恐ろしい気がする

756 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 03:38:37 ID:9AQ7NI65
SS書き進めつつふと我に帰る。
悪堕ちしてDQNな言動ばかりの馬鹿男に尽くす理知的なヒロインってスレの嗜好としてどうなんだろう。
もしかしてこの傾向は淫靡さが足りないだろうか。

757 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 04:53:48 ID:S1W9ohZ3
レス書き進めつつふと我に帰る。
悪堕ちしてDQNな言動ばかりの自演厨男に尽くす理知的なSS作者ってスレの嗜好としてどうなんだろう。
もしかしてこの傾向は自虐さが足りないだろうか。


758 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 07:51:04 ID:ANTB8X0i
>>757
つまらん

759 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 21:07:11 ID:Gq9QRyA8
俺のHGだと、コトネがそのままロケット団に入っちゃった。。。
http://nagamochi.info/src/up35503.jpg

760 :名無しさん@ピンキー:2009/09/18(金) 21:14:51 ID:3uPe6XFG
よくやった

761 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:44:27 ID:XxAVXtve
ちょっといいな、と思った
どういう経緯でこいつはロケット団に入ったの?

762 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:44:46 ID:Xwp39jMl
コラじゃないのか?

763 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 00:46:41 ID:6YJKjrP2
コトネ「どうしてわたしがにせものだとわかったの?」

764 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 12:27:48 ID:yepQ86dQ
おいおい、金曜の夜はうみものがたりのターンじゃなかったのかよ

765 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 12:50:27 ID:XDPOWlN+
うみものがたりのターンは終了しました
…まあ、予想通りの展開だったなあ
どうせなので1週間分の妄想をSSに変換中

766 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 13:08:02 ID:STOptlut
別に書き出さなくても良いよ

767 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 18:37:37 ID:4N3f8Ie2
スピリッツで始まった「このSを見よ」ってこのスレ向きではなかろうか

768 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 20:19:22 ID:CvVoc9qS
でもあれ単に発情もので、調教でも洗脳でも悪でも奴隷でも無いっぽいしな
該当は操り漫画スレか角煮の等スレでいんじゃね

769 :765:2009/09/19(土) 21:13:52 ID:XDPOWlN+
流れ切ってしまうし、>>766にはやめろ言われたけど投下
ウザいと思ったらNGしてくれ
うみものがたり偽12話ということで11話から続きで

NGワード:変容する心

770 :変容する心:2009/09/19(土) 21:14:36 ID:XDPOWlN+
邪悪なる存在セドナ、そしてそれを封じる役目を託された、海の巫女マリンと空の巫女夏音。
セドナに魅入られたマリンの妹、ウリンと対峙した二人は、彼女を救うため光の力を放つ。
しかし…

「「きゃあああっ!!」」
セドナの力を得たウリンの一撃に、叫び声をあげる夏音とマリン。
同時に、二人の巫女の証が、はじかれたように彼女たちから飛び出した。
それは力を失ったように落下していく。
パリン、とあっけない音をたて、それは脆くも砕け散った。
「うそ…」
信じられない思いで、夏音がつぶやく。
「二人とももう、巫女じゃなくなったね」
そう言ってウリンが、うっすらと笑みを浮かべた。
「それじゃ早く、光の心を捨てないと」
彼女の左手が二人に向かって差し伸べられると同時に、ウリンの周囲に漂っていた赤い泡のような球体が
夏音とマリンに向かって流れていく。
それは二人の身体に触れると同時に、音もなくその身体に溶け込んでいく。
「きゃっ…」
「な、何…コレ?」
二人の身体を取り巻いた赤い球体は、次々に彼女たちに溶け込んでいく。
「闇の心はどう? 気持ちイイでしょ」
ウリンが、言った。
「これが、闇の心…」
「いやあっ! あたしのなかに、勝手に入ってくる!!」
はじめはそれに抵抗しようと悶えていた二人も、同化した闇の心が増えていくにつれ、動きが鈍くなっていく。
「なんか、力が…」
夏音が、力なくつぶやく。
「闇の、こころ…この感じ、日食の時に感じたのと、同じだ…」
マリンの脳裏に、ウリンに冷たく当たってしまったあの日のことが蘇る。
「もう、終わりなの…私たちにできるのは、ここまで…?」
夏音の声には、絶望の響きが混じっていた。
闇の心に包まれながら、二人の身体がゆっくりと倒れていく。
そんな二人の中に、脈絡のない記憶の断片が浮かび上がった。
「ああ…これは…」
「私たち…」
心に浮かぶのは、自身が涙を流した記憶。
それだけではない。都の、大島の、幾多の人々の涙を流した記憶が、彼女たちの中に流れ込んでいた。
「これは私たちが、海に流した悲しみ…」
夏音が、消え入りそうな声でつぶやく。
「どうして…それが…?」
夏音の頭のなかで、なにかがカチリとはまったような気がした。
「そっか…闇の心は…島の人たちが流してきた…悲しみ…想いが届かない悲しみや、別れの悲しみ、
 わかり合えない悲しみ、いくつもの悲しみだったんだ…」
「それが、セドナの正体…」
夏音の目に、涙が浮かぶ。
「だったら、怖くないね…闇の心も、ぜんぶ…」
言いかけたマリンが、気だるげに目を閉じる。
それにつられるように、夏音も目を閉じた。
眠るように海底に倒れ伏した二人を、闇の心が包み込む。
やがて、ウリンが闇の巫女として覚醒したときと同じような赤いサナギが、彼女たちの周りに形成された。



771 :変容する心:2009/09/19(土) 21:15:14 ID:XDPOWlN+

「これで、終わり…?」
サナギを無表情に見つめたまま、ウリンは自分の中のセドナに問いかける。
『いいや、これははじまり。真なる闇が、もうすぐ花開く』
「真なる、闇…?」
『そう、お前の中で力を強めた闇が、光と溶け合い、海の巫女、空の巫女を、真の闇の巫女へと変える』
「お姉ちゃんが、闇の巫女に…」
セドナの告げる事実は、ウリンに何の感慨ももたらしはしない。
彼女は悲しみも、喜びも、とうに闇に捧げてしまったのだから。
『お前は可哀想な娘…私のために、闇に身を捧げ、全てを失った…しかし、あの娘たちが新たな悦びを
 与えてくれよう』
見守るウリンの視線の先で、二人の巫女を包んだサナギがゆっくりと揺れる。
「おねえ、ちゃん…」
何も感じないはずのウリンの心が、ざわめき立つ。
そんなウリンに応えるかのように、サナギに亀裂が走り、割れていく。
中から姿を表したのは、マリンと、夏音の姿。
けれど、彼女たちは共に、黒く染められた巫女の装束を身に纏い、
その背にはウリンと同じ黒い蝶の羽が生えていた。
「はう、あぁ…」
「うう、ん…」
ゆっくりと伸びをする二人。背中の蝶の羽が、その存在を示すようにひらひらと羽ばたく。
「お姉ちゃん…?」
「ああ、ウリン…そこにいたのね…」
マリンの目が、妹へ向けられ、口元が緩んだ。
けれどその目は、彼女には似つかわしくない光を浮かべている。
そう、たとえば獲物を見つけた狩人のような。
『海に流れた悲しみの心…真なる闇の巫女は、満たされぬ思いを昇華し、海と空の境界を越える…』
セドナの声が、ウリンの心に響く。
『さあ、真なる闇の巫女よ、最初のつとめを』
「はい…」
マリンが答え、ウリンが拒む間もなく抱きついてくる。
「うふ、ふふふ…久しぶりな気がするね、ウリン…こうやって、ウリンを抱いてあげるの」
「そう、だね…」
どこかいつもと違うマリンの様子に違和感を感じながらも、姉に抱かれることに嬉しさがこみ上げてくる。
(なんでだろ…悲しいのも嬉しいのも、全部無くしてしまったのに…)
『真なる闇の巫女に身を委ねよ…』
「え…?」
『言ったであろう…満たされぬ思いは昇華される…お前の感情は解き放たれる…闇の巫女によって…』
「そういうこと♪」
「お姉ちゃ、はむ、むぐ、んむう…!?」
ウリンの言葉を遮り、マリンの唇がウリンのそれをふさぐ。
そのまま、マリンの舌が腔内に入ってくるのを感じる。

772 :変容する心:2009/09/19(土) 21:15:55 ID:XDPOWlN+
「ん、んぐ、んちゅ…」
ウリンにとって初めての、生温かい感触が、海ヘビのようにウリンの腔内を蹂躙する。
「ん、ちゅぅ、ちゅぱ、はふぅ…ウリンのファーストキス、もらっちゃったね♪」
普段とは違う、どこか大人びた、ミステリアスな笑みを浮かべるマリンとは対照的に、
初めての感覚とその激しさに息をつくウリン。
(でも、気持ち、よかった…)
「気持ちよかった? よかったぁ…ウリンが気持ちいいと、あたしも気持ちよくなれるもの」
「え? お姉ちゃん、どうして…」
「ウリンの考えてること、わかるよ…だって、あたしたち、みんな闇の巫女だもの…」
ふふふ、とまた笑って、マリンは妹を抱き寄せる。
「セドナのおかげで、成長しちゃったね…ここは、感じやすくなったかな?」
するり。
「ひゃあああん!!」
マリンがなで上げたのは、わずかに膨らんだウリンの胸。
「ここが、いいのかな?」
闇の力で成長したとは言え、まだ成長途上としか思えない控えめな胸を、
マリンの手が包み込み、撫で上げる。
「や、やぁあん、お、お姉ちゃ、んん! だめ、むね、だめぇ…」
弱々しく抵抗しようとするウリンにかまわず、マリンの手はやがてウリンの胸の先端へと向かう。
「ここが、一番気持ちいいのかな?」
衣装越しに、乳首をつまむように撫でる。
「っ!!!!!」
衝撃が、ウリンの頭の中を真っ白に染める。
「気持ちよかった?」
何も考えられないまま、うなずく。
「じゃあ、もう一回」
「ひあ、ひゃあああん!!」
衝撃が、再び訪れる。
もはやウリンは、マリンにされるがまま、嬌声を上げて悶えるばかり。
「ひゃあ、ん、んはぁっ!!」
そんな彼女の胸を、マリンは撫で、さすり、つまみ上げる。
「ふあ、ひぁあ、ん、はうぅぅん!!」
今まで感じたことのない快楽の中、ウリンは自然に、胸を突き出し、さらなる快楽を求めて姉の身体を抱き寄せる。
姉妹の胸が触れあう。
「んひゃああん!!」
「はぁあん! 気持ちいいね、ウリン♪」
さらに、マリンがその豊満な乳房の頂点を、ウリンのそれに擦り合わせる。
「んあ、あふぅん、くぅ、はぅ!!」
乳首がこすれあう快感に、息つく暇もないほど嬌声を上げ続けるウリン。
しかし、ウリンの中では、快楽と共に、もどかしい疼きが生まれていた。
胸だけじゃ足りない。もっと、もっと気持ちよくなりたい。
未知の快楽を求め、彼女の腰が何かを求めるように突き出される。
彼女の欲求が通じたかのように、わずかに開かれたその太腿の間に、マリンの脚がすべりこむ。
そのまま、マリンの滑らかな太腿が、ウリンの敏感な部分を擦りあげた。
「んはぁああああっ!!」
「気持ちいい?」
また、マリンが問いかける。ウリンは壊れた玩具のように、がくがくと頭を振った。
「んー、でもね、これ以上はちょっとやめておこうかな」
「そ、そんな…」
マリンの突然の言葉に、ウリンは絶望の声を上げる。
けれど、マリンは身体を離してしまう。
「だって、ちゃんと三人で楽しまないと、ね?」
そうして振り返ったマリンの視線の先。
マリンと同じ笑みを浮かべた、夏音の姿があった。




773 :変容する心:2009/09/19(土) 21:16:30 ID:XDPOWlN+
「三人、って…?」
「マリンったら、ウリンと二人で気持ちよくなって…おかげで私、我慢するの大変だったんだから」
マリンを奪った、憎い空の巫女。
それなのに、そのだらしないとも思える今の笑顔に、親近感を感じるのはなぜだろう。
その下半身は内股で何かを我慢するように脚を擦り合わせ、巫女衣装ははだけて、
右手は胸の部分に差し込まれている。
(むね、いじってたんだ…気持ちよく、なりたくて)
「そうだよ、ウリンが気持ちよくなってるの、あんまり可愛いかったから」
もう、自分の心のつぶやきに夏音が答えたのにも、疑問を感じない。
なぜなら、ウリンも気づいたからだ。
自分が、今の夏音と、そしてマリンとも同じような笑みを浮かべていること。
自分の感じている快楽が、マリンと、夏音のそれと混じり合ったものであること。
それこそが闇の巫女たる証であり、より貪欲になることで、その力を強めること。
『そう…闇の巫女は、負の感情を愛欲に昇華する。より快楽をむさぼるほどに、その力は増していく…』
セドナの声が響く。
「さあ、ウリン…気持ちよくなりたいでしょう? だったら、今度は夏音ちゃんにお願いするの」
マリンがウリンの背中に回ると、彼女の小柄な身体を抱え上げた。
股を開き、マリンの愛撫で愛液の滲む股間を夏音に見せつけるようにされ、ウリンは恥ずかしさに顔を赤らめる。
姉によって、恥ずかしい部分をさらけ出され、憎かったはずの夏音の視線がそこに突き刺さる。
だがその行為すらも、恥辱の快感を彼女にもたらしていた。
「なぁに? 恥ずかしいカッコするの、気持ちいいんだ…」
夏音に言われ、ますます顔を赤くする。
「さあ、もっと気持ちよくなりたいでしょ? 夏音お姉ちゃん、気持ちよくしてって、言ってごらん?」
マリンに促される。
空の巫女への憎しみ、嫉妬、それらが快楽を求める心へと上書きされていく。
それでもためらうウリンに見せつけるように、夏音は自分の胸をなでさする。
巫女の衣装の下で、右手が蠢いているのがはっきりとわかる。
左手は股間へと伸び、それがもぞもぞと動くたび、夏音の口から、ひぁ、あぁん、と声が漏れる。
その快感がまた、ウリンの心に伝わり、その興奮を高めていく。
(もう、我慢なんて、できないよぉ…)
だらしなく開いた口から、やがて諦めたように、その言葉は絞り出された。

774 :変容する心:2009/09/19(土) 21:17:05 ID:XDPOWlN+
「か、かのん、おねえちゃん…はしたないウリンを、きもちよく、してください!!」
「よく言えたね、ウリン、愛してるよ…」
耳元でマリンがつぶやく。それだけで、ゾクゾクするような快感が全身に走る。
満面の笑みを浮かべた夏音が近づき、まるで貴婦人に忠誠を誓う騎士のように、片膝をつく。
「それじゃあ、お姫さまには特別なキスをあげる♪」
夏音の顔が、ウリンの股間へと近づいていき、マリンがそれに応じてウリンの股の布をずらす。
露わになったウリンの秘所に、夏音の唇が近づき、
「んちゅうっ」
「んはあああああぁっ!!」
唇が吸い付き、ウリンのヴァギナを舌が這い回る。
んちゅ、くちゅ、ちゅうっ!!
海底に、夏音がウリンの愛液を嘗めとり、吸い上げる音が響き渡る。
「んああぁ、これ、すごいよぉ、夏音おねえちゃあぁん!!」
もはやウリンの中に、わだかまりなど欠片もない。
あるのはただ、同じ闇の巫女である夏音にもっと苛めてほしいという欲望だけ。
「夏音お姉ちゃん、もっと、もっと奥がいいよぉ!!」
(んふふっ、ウリンったらはしたないんだから♪)
夏音の思考が伝わると同時に、その舌が秘裂へとねじ込まれる。
それが引き出されたかと思うと、今度は淫核を嘗めしゃぶる。
次から次へ、思いもしなかった場所から来る快感が、ウリンを襲う。
「はあぁっ! うん、あたし、はしたないのぉ!! だから、もっと、もっとウリンを気持ちよくしてぇ!!」
舌足らずな口調で、さらなる愛撫を求めるウリン。
それに応えるように、彼女を支えていたマリンの腕が、その胸の膨らみへと移動していく。
「じゃあ、あたしも手伝ってあげるね♪」
先ほどと同じく、胸を揉みしだき、乳首をつまみ上げる。
それだけでは終わらず、さらにウリンの細いうなじへ舌を這わせる。
「んはああぁう、お、お姉ちゃぁん!!」
マリンに胸と首筋を責められ、夏音に秘所を責められ、ウリンの中で快感が頂点に近づいていく。
「お、お姉ちゃん、なんか、なんかきちゃうぅぅ!!」
マリンにすがりつき、夏音の頭を脚で抱え込む。
(いいよ、ウリン、いっちゃいなさい!!)
夏音の舌が、ひときわ激しく動き、思い切りウリンの膣を吸い上げる
じゅるじゅるじゅるじゅるぅっ!!
「きゃふううううぅぅぃん!!」
叫び声を上げたウリンの背中が一瞬、ぴんと張り詰め、ビクン、ビクンと痙攣する。
「ひ、は、あふぅ…」
やがて力を失ったウリンの身体を、マリンが優しく受け止める。
「どうだった? あたしたちの愛、伝わった?」
マリンの言葉に、ウリンは素直にうなずく。
「うん、お姉ちゃんも、夏音お姉ちゃんも、だいすきぃ…」
そのつぶやきとともに、彼女たちの周りから闇の心が溢れ出す。
それは三人を中心に渦を巻き、赤い球体がばらまかれる。
それと共に、仄暗い海底に、海の生き物たちの変化した、闇の下僕が満ちていく。
『三人の巫女の力により、海は闇の力で満ちる…海と空を隔てる境界も、もうすぐ消滅する…』
満ち足りた表情でセドナの声を聞きながら、ウリンはゆっくりと目を閉じた…




775 :変容する心:2009/09/19(土) 21:17:42 ID:XDPOWlN+
数日後。
夏音の通っていた学校の屋上で、小島は虚ろな表情で立ちつくしていた。
「ああ、ごめん、ちょっと遅れちゃったね」
階下への扉を開いて現れたのは、闇の巫女の装束の夏音と、制服姿の大島。
「お母さんがあんまりねだるから、ちょっと可愛がってあげてて、遅くなっちゃった。ごめんね」
そんなことをさらりと言いながら、大島の身体を前に突き出す。
「ほら、ちゃんと成果を見せてあげて♪」
「は、ははは、はひぃ…」
緊張した様子で答えた大島が、真っ赤な顔で制服のスカートをまくり上げる。
下着も付けず、陰毛も剃られてつるりとした秘部が露わになる。
そしてそこから、つう、と愛液が筋を引く。
「わ、わたしは、夏音さまにち、調教していただいて、すっかり淫乱な女の子になってしまいましたぁ…
 だ、だから、お願い、いやらしいわたしの身体、味わって下さいぃ」
上気した顔でそう告げると、小島の身体を押し倒す。
「ふふ、妬けちゃうなあ。あとで私も一緒に楽しませてね♪」
夏音の声に、嬌声で応える二人。
闇の巫女となって三日とたたない間に、彼女は島中の人間を闇の心で満たし、セドナの下僕へと変えていた。
美しい島は、今では時も相手も選ばず愛を交わす人々で満たされ、そこかしこから嬌声が響いてくる。
それでもすぐには素直になれない人間も確かにいて、夏音はそんな人間の一人、大島と「遊んで」いたのだが。
そろそろ海の方も気になる頃だ。
「さあ、ちょっと報告に戻ろうかなっと」
身体を絡ませる二人をちらりと見やると、背中の羽を広げる夏音。
小島は確かに愛する人の一人だが、今の夏音にとっては、セドナの愛を伝えるべき相手の一人でしかない。
それに、彼女が一番の愛を注ぐ相手は、今は海の底にいる。
「ふふ、マリンもウリンも、愛してるよ♪」
海中に戻ってまた二人と交わることを想像しながら、夏音は身体の芯が熱を持つのを感じていた…


そして海中では、闇の心が増殖を続けていた。
赤い泡がどこまでも広がりゆく、その中心は、マリンとウリンの家。
そこにはマリンと、彼女に抱えられるようにして甘えている、ウリンの姿があった。
「夏音ちゃん、もうすぐこっちに戻るって」
「うん、あたしも聞こえたよ」
姉妹は夏音からの連絡を聞いて、顔をほころばせる。
その様子は、かつての仲のよい二人そのままの姿に見えた。
けれどウリンの脚は、物欲しげに擦り寄せられ、瞳は切なげな光を浮かべている。
「ねえ、お姉ちゃん…」
「だぁめ、夏音ちゃんが戻るまで我慢するって言ったの、ウリンでしょ?」
「だ、だってぇ、空人たちが交わって、闇の力が増すと、身体がゾクゾクってしちゃうのぉ…」
身体は成長したものの、以前にも増して子どもっぽい口調でねだるウリン。
「もう、しょうがないんだから…じゃあ、ちょっとだけ、ね♪」
マリンの手が、ウリンの滑らかな太股に伸びる。
そしてそのまま、ウリンの敏感な部分を撫で上げる。
「ひゃうぅん! お姉ちゃんも、夏音お姉ちゃんも、愛してるぅ…」
「私も、ウリンのこと、愛してるよ♪」
闇に墜ちた姉妹が、幸せそうに笑顔を交わす。
セドナの力は、際限なく広がり続けている。
いずれは世界中が闇の心に従うことを確信しながら、姉妹は快楽を求めて、互いに身体を絡め合うのだった。




776 :769:2009/09/19(土) 21:18:26 ID:XDPOWlN+
以上
荒れたらスマン


777 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:22:40 ID:Ki6EbHEC
これくらいの長さなら空気が読めてていいわ
Jだな

778 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:52:52 ID:NC1fp8El
俺もGだわ

779 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 21:56:30 ID:foH7UAp8
GJ

780 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:02:21 ID:tbWFKiS2
JG

781 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:37:47 ID:yepQ86dQ
GK

782 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:47:59 ID:SklI/9Vh
GKS

783 :名無しさん@ピンキー:2009/09/19(土) 22:58:09 ID:Po0yyEOO
GKSH

784 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 00:11:08 ID:ie6Szn+F
SGGK

785 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 00:17:38 ID:xC/0/OmD
―――――――――― _,-'´::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`-,―――――ト、―‐
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――――――――― ´{::::i、ト(ヽ( !、r'ソ-'フ_,..- l::!r、l::}―> そう何度も
――――――――――l、!¨フp、._   _.. イヾハ !ノノ l:::}ー>
―――.--、_―――――! .l l.._`′     ー ′  .ノ:,'..:..:>   抜かれて
―‐ 「`ヽ.、__ノ――‐.. -‐'' ^'.l.   ,.ニ-‐‐ 、   r'.:/..:..:..>
―r┴、、_ノ { ―‐r''´..:..:..:..:..:..:.}    ト、._.. -}    `K..:..:..::>     たまるか〜!!
‐⊥‐r┘  `ー-┴'⌒ソ..:..:..:...-ト.、 レ' ̄ `V   .   〉..:..<
(、__`ヽ、       /..:..:.:/ /:..:.:`r、`ー‐ ′,.イ  /..:..:..:..´⌒ヽ

786 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 00:24:02 ID:eihVjR4w
つまらなかった

787 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 01:03:44 ID:PwelTLpI
わろす

788 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 13:51:46 ID:VVWHr5mz
>>781
妊娠氏ねよ

789 :769:2009/09/20(日) 14:00:07 ID:zEa33HHq
何このひどい流れ…俺のせい?orz

790 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 14:10:00 ID:omeEkpnx
これがひどい流れに見えるなら書き手に向いていない

791 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 17:37:11 ID:wrv6/jBA
はぁ向いてないったら向いてない♪
さっぱりさっぱり〜♪

792 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:29:22 ID:7qc2PB79
ひでえスレだなw

793 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:31:30 ID:z+vlLbEW
逆にこれだけ乱発されると、
本当にどうしようもない出来のSSが投下されても
酷評が作者に届かなくなるな
「ああ、どうせまたいつもの奴か。別に気にすることは無いな」と

794 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:32:37 ID:omeEkpnx
本当にひどいSSならまた違った対応が見れると思う

795 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:34:36 ID:m3WPL4W/
流れぶち切って自分のSSの評価で荒らしてやるぐらいの図太さを持て

796 :名無しさん@ピンキー:2009/09/20(日) 21:57:01 ID:/HR6WJXI
>>794
100レスほど荒れてた時あったな

797 :789:2009/09/21(月) 00:04:42 ID:zEa33HHq
なんかまともな感想レス一つつかない時点でやる気なくなる
スレから職人いなくなるわけだよな、わかってはいたんだけど…

798 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:36:33 ID:TV4432Tq
人のためにSSを書くぐらいならやめたほうがいい
感想が欲しいなら投稿サイトに投稿するか自分のブログを作って書いた方がいい
こういうスレにSSを投稿する時点で相手からの反応なんて気にしたらダメだし気にするだけ無駄
いい反応が返ってこようが、悪い反応が返ってこようが淡々と流せるようなやつじゃないと
スレでのSS書きには向いてないよ

799 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 00:38:44 ID:NfR0v9du
 他人の不幸で今日も飯がうまい!!
    +        ____    +
      +   /⌒  ⌒\ +
   キタ━━━//・\ ./・\\━━━━!!!!
    +   /::::::⌒(__人__)⌒:::::\  +
        |  ┬   トェェェイ     | 
     +  \│   `ー'´     /    +
     _|\∧∧∧MMMM∧∧∧/|_
     >                  <
   /  ─ /  /_ ──┐ヽ|  |ヽ  ム ヒ | |
 \/  ─ / / ̄ /   /  | ̄| ̄ 月 ヒ | |
  ノ\ __ノ   _ノ   \   / | ノ \ ノ L_い o o

800 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 01:09:05 ID:caZgg/sR
>>797
それ以前にてめぇのSSが人の心を動かすに至らなかったと考えないのか
反省もせずに住人のせいかよホゲ野郎

801 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 01:38:41 ID:NdUf5GZa
>>797
このスレは悪堕ちのエロゲ、アニメ、特撮なんかの話が昔からメインなんだ。
俺はSSの投下もありだと思ってるんだけど、
SSなんていらない派もやっぱりいるんだよ。

正義のヒロインが〜スレとかそういったスレで投下したほうが反応は良いかも。


802 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 02:03:50 ID:N32YVone
SSアリじゃなかったらこの板に居てはいかんだろw

この流れ見てみたがSS否定はされてなくて
単に琴線に触れなかったからネタに走ったレスをした人が増えただけじゃない?

803 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 03:10:21 ID:i58yzxxV
本来ならGJと言うべきとこだが褒めようが無いSSって有るからな

804 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 03:14:33 ID:vqprxdH9
             __ __ _
.        _ , '"´  ,. _ ___`丶、
       / ` /  /´-‐ァー-ヽ \
.      / /下7 ..///.:.::/ .:.:ト、 ヽ  ただのSS書きに興味はありません。
      / └イ_j/ .://;へ、/!.:.::/:.}ヽ ',
     ,'  ///!l .::j.:lイ仔くヽ/,.イ,.ム:.', l    スレの無反応
    ,   '〈/f`| l ::l`' ゞゾ '´ rャjノ::.l:. |       批判
    |  l:l :!:{、| l ::|        マソハ: |:: |          スレの荒れに関して
    |  l:l::i个| l ::l!     l⌒ヽ′} .:}:.l:: l         耐えられる人がいたら 
    |  lハ:l::{::', ::::{、   ヽ.ノ  /.:/::.l:: l            私のところに来なさい。
    l !:|:::',::',::ヽ:::ヽ\._    /.:/::::/l::;!
.     ',::{:{、:::ヽ\:\;ゝ `「:フ´!::::/;:::/ 〃
.     ヾハj>''´ ヽ ト、_..上くイ::::{ {::{/              |ヽ |     |_    「 〉
    /⌒ヽ、\ ` \-ー ̄\ヾ                 ⊥ 人_  _|_    |/
   /     ヽ \\   \´ ̄`ヽ、                            O
.   l     ',  \\   \  __| \
.   |      ',   \`ヽ、  ∨n| } ト、

805 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 03:38:34 ID:92KuE7u4
何気なく書いてるうちに禁則事項に触れてしまう、という事をおそれて、感想を書く癖が無くなってしまった者も少なくないのだ。
あとマリンはパチンコで嫌韓に受けがよくないのと、みんな大好きというのがキャバクラ臭くて敬遠されるらしい。
みんな大好きについては、SS内ではうまく修正効いていると思う。

806 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 10:50:32 ID:CxUSS22A
なんで全然悪くないSSなのにキモいの沸いてんのかと思ったら
嫌韓厨も絡んできたのか、納得

まぁネタレスにふざけて長々と乗っかっていった奴もいるだろうけど…
反省すべきはそいつらだと思うが?

807 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 12:06:04 ID:nyKHrKb6
SSの後のレスは自治厨による禁則事項が多いからな
・批判(理由があっても禁止)
・意見(建設的なものでも禁止)
・理由を述べないGJ
・投下からGJするまでのレス全て

808 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 12:12:33 ID:EYuFea+n
>>807
この禁則事項だと
感想ありGJ以外できず、スルーすることができないではないか!?

809 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 13:14:15 ID:1DEQ0pyb
俺はよかったと思うぜ

810 :名無しさん@ピンキー:2009/09/21(月) 20:29:17 ID:0nlk9b4Y
俺も俺も

811 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 00:41:04 ID:inNVVVm9
俺も

812 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 01:08:08 ID:8G1zw342
まぁ連休中だからなあ。
あと数日すれば何時もに戻るさ。

813 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 04:05:22 ID:4/pzNkdZ
俺の正直な感想は…普通だった

814 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 10:36:43 ID:573f6MRL
悪堕ちオブリの人はいるかい?
パソコンを買い替えたんでオブリを買おうと思ってるんだが
バージョンがたくさんあって、どれを選べばいいんだか分からないんだ
あなたの悪堕ちオブリ動画は、どのバージョンを使って撮ったものか教えてくれないか?

815 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 14:01:14 ID:xb2cDImr
数字付けて延々喋り続けるのがうぜー

816 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 17:52:18 ID:eXPB1V/7
>>814
悪堕ちオブリの人じゃないけど持ってるので。
Game of the Year Editionというのがあるはず。
ベースのオブリと拡張パックが3個くらい入った奴だよ。
それにMODを追加すりゃおk・・・、それで俺も遊んでた。

817 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 18:27:06 ID:P52oUA3i
ある程度知識無いとMODは結構導入苦労するし一度オブリのWikiでも見といた方がいいぞ

818 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 21:30:44 ID:LGWfeC6k
http://gm.d-dream.com/chara_image.php?tno=7501&cno=13

819 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 21:57:15 ID:573f6MRL
返事ありがとう

>>815
デラックスってついてるやつか
クエスト的なものの数が違う…のかな?

>>816
今勉強中
複雑そうだが頑張ってみるよ

820 :名無しさん@ピンキー:2009/09/22(火) 22:00:35 ID:573f6MRL
あ、デラックスのついてない方か
店頭で買えるんだな

レス浪費失礼

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