2009年9月23日 15時44分更新
倉敷市は主要産業の一つの繊維産業を活性化しようと、市が保有する空きビルを整備して若手のデザイナーを育てたり企業が商品を開発したりする拠点とする方針を決めました。
倉敷市は6年前からJR児島駅前の2階建てのビルを所有していますが活用策が見つからないまま現在も空きビルとなっています。
児島地区ではジーンズや学生服などを作る繊維産業が盛んですが、近年は安い輸入品に押されて生産が落ち込んでいるため、倉敷市ではこの空きビルを繊維産業の活性化のための拠点として活用する方針を決めました。
計画では空きビルを整備して若手のデザイナーに作業部屋として安く提供したり企業がデザイン系の学校と連携して新たな商品を開発したりするスペースを設けるということです。
また、市の施設としては初めて、繊維産業の歴史を紹介する資料館や縫製などの作業を体験できる施設を整備するということです。倉敷市では今年度中をめどに地元の商工会議所などとさらに具体的な計画を練ることにしています。