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米国で「12分に1人」が医療保険ないため死亡=調査

2009年9月18日

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 [ワシントン 17日 ロイター] 米国では年間で約4万5000人が、医療保険がないために満足な治療が受けられないことが主な理由で死亡していることが分かった。これは12分に1人の割合。米ハーバード大医学部の研究チームが17日、調査結果を発表した。

 調査を率いた1人であるハーバード大のデビッド・ヒメルスタイン准教授は、ロイターのインタビューで「飲酒運転や殺人による死者よりも多くの人が、無作為によって毎日死んでいく」と述べた。

 研究チームによると、64歳以下の成人グループでは、医療保険を持っていない人の死亡リスクが持っている人に比べて40%高いという。

 オバマ大統領は医療保険制度改革を政権の最重要課題と位置付けているが、民主党内の一部議員を含む反対派の動きや、関係業界からの反発もあって難航している。

 今回のハーバード大医学部による調査は、連邦政府からの助成金を受けて実施されたもので、詳細は「アメリカン・ジャーナル・オブ・パブリックヘルス」の電子版に掲載されている。

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