2009年9月23日14時22分
22日、米・ニューヨークの国連本部で、日英首脳会談に臨むブラウン英首相(左)と鳩山首相=代表撮影
【ニューヨーク=藤田直央】米ニューヨークを訪問中の鳩山由紀夫首相は22日午後(日本時間23日午前)英国のブラウン首相と初めて会談した。24日に米ピッツバーグで始まる金融サミット(G20)について、ブラウン氏は「不況からの脱却だけでなく、持続的成長のための協調を確保する必要がある」と指摘。鳩山氏は「今後外需に頼りすぎないよう内需を刺激する政策をとっていきたい」と応じた。
ブラウン氏が日本のアフガン支援について、インド洋で実施中の自衛隊の給油活動に触れたうえで今後の対応を尋ねたのに対して鳩山氏は「タリバーン兵士の社会復帰のための職業訓練も考えられる」と語った。テロを海上から封じ込めるためとされる給油活動より、代替案として民生支援を優先する考えを改めて示したものだ。