更新: 2009/09/12 23:50 巨額損失、リスク管理に不備 韓国当局、銀行トップの職務停止韓国の金融委員会は9日、大手銀行のKBフィナンシャル・グループの黄永基(ファン・ヨンギ)会長に職務停止の行政処分を科すと発表した。別の大手銀グループ会長在任時のデリバティブ(金融派生商品)投資で巨額損失が発生し、当時のリスク管理に法令違反があったため。監督当局の責任を問う声も出ている。 黄氏はサムスングループで会長秘書室などの要職を歴任後に銀行界に転じた。2007年春まで会長を務めたウリィ金融グループ傘下のウリィ銀行は、05〜07年にデリバティブに15億ドル(約1400億円)を投資。だが金融危機で07年10〜12月期以降に約1兆5000億ウォン(約1100億円)の損失が出た。 (ソウル=島谷英明) アジア・他記事一覧
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