2006年11月10日
日本の問題点
アンティークや民芸品は歴史や伝統・文化を残していく上で大切な存在である。しかしながら日本ではその殆どが飾り物と化していて、生きた形・実用品として生かされていない。しかも、そういったものに対して誇りをもっていない。
一方ヨーロッパの国々では、そういった歴史や文化に対して誇りを持っているし、それを生きた形で残そうとしている。工芸品の歴史や伝統を生かしながらも、そこにモダンなテイストを上手く融合させたモノづくりが行われている。また、アンティークも綺麗に手入れされ実用品として使われていたりする。
日本では機械式時計は趣味の飾り物だし、旧車はガレージの中で雨の日は乗らない。ところがヨーローッパは違う。時計は新品だろうがアンティークだろうが、拘って選んだ物を手入れして長く使うし、車も綺麗にレストアーされたものを普段の足に使っていたりする。ベンツのレストアセンターなんか、その最たる例で、車はガレージにしまっておくものではなく、走ってナンボのものだというスタンスでやっている。「壊れたら直せばいい。」という考えだ。しかし、それが本来のモノのあるべき姿だろう。そういった歴史や伝統・文化は生きた形で残すべきだと思う。
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Posted at 2006/11/10 17:56:30
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