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【芸能・社会】杉浦友紀NHK名古屋局アナ 全国放送特番司会に抜てき2009年9月23日 紙面から
3年前、NHK入局わずか4カ月で福井放送局から全国放送の司会に大抜てき。浜田雅功(46)に頭をド突かれながらもミスソフィア(上智大)のルックスと機転のきく明るいキャラクターで“NHKらしからぬ”と注目された杉浦友紀アナウンサー(26)。その後は幸い!? 民放引き抜きや寿退社もなく、福井で地域ならではの経験を積みすくすく成長。今夏、名古屋局に転勤したが、「バラエティーに新風を」との期待から秋の特番の司会に抜てきされた。またまた“特命出張アナ”となる。 (竹島勇) 今回、杉浦アナが司会を務める特番は、「国民的ことばバラエティー みんなでニホンGO!」(10月9日午後10時)。 2006年4月に入局した杉浦アナは、同年8月17日放送の「夢見るタマゴ!熱血浜田塾の特別講習」で司会を担当した。ゴールデンタイムの全国放送でNHKの新人アナがデビューするのは極めて異例のことだった。 「浜田さんのド突きはこんなに頭が痛くなるのか! と感じたのを覚えています」と笑顔で振り返り、「後々になって、浜田さんの間とか話の振り方とか、良い勉強になったと感じました」。 福井局では、ニュースや天気予報など中継を中心に新人として経験を積んだ。「難しかった」という高校生のバレーボール中継も担当。その一方で「福井は魚がおいしい! 車の免許を取って各地を巡りました」と充実した生活だったよう。 ミスソフィアにもなった愛らしいルックス、帰国子女、明るいキャラクター…とくると民放アナ風で実際「高校の恩師に『お前がNHK?』と驚かれました」と明かすが「引き抜きの話はありませんでした!」と断言。 8月に名古屋局に異動となり、福井の杉浦ファンは大ショックを受けた。「愛知県出身なので知人も多く、地元に来たなという感じです。放送でも三河弁が出てしまいそうですが…」(笑い)。 ◆ 今回の特番は、「○○でよろしかったでしょうか?」は間違った言葉遣い? 「ニラレバとレバニラ」はどっちが正解? 「MMK」っていったい何?…といった具合に、日常生活で出会う“ビミョーな日本語”を取り上げ、徹底調査を敢行。視聴者の“国民投票”にかけ「民意」を問い、結果をスタジオのタレントを含めた100人が判定しようというユニークな番組だ。 ファンでもあるというお笑いタレント「チュートリアル」、番組で共演経験のある俳優中尾彬(67)と進行を担当する。 「初めての番組は緊張しますが、とても楽しそう。アナウンサーですから言葉には関心がありますから」と意気込む。 杉浦アナ自身は「つい『やっぱ(り)』と言ってしまい、上司から“やっぱ禁止令”が出ました」と話す。また、ニュースで「『町道(ちょうどう)』を『まちみち』と読んでしまったことが…。ミスは多々あるんです(笑い)」と明かしてくれた。ちなみに「私はレバニラ派です」と即答。 NHKは杉浦アナの起用を「これまでにいないタイプで、経験を積んで脂が乗ってきた。NHKに新しい風を吹かせてくれる」と説明。「バラエティー好き」という彼女。若い視聴者獲得が大命題のNHKは“チェンジ”の旗手として大きな期待をかけている。 NHKのホームページでは、松本和也(42)、神田愛花(29)=写真(右)、青井実(28)の3アナによるニュース風なユニークな番宣スポットを見ることができる。 松本アナは「この料理はレバニラ? ニラレバ? あなたの答えが世論を動かします」と意見投稿を募った後、「このへんで私、ドロンさせていただきます」。 神田アナは「“よろしかったでしょうか”はよろしいですか?」と質問、意見募集。カメラが斜め上45度から彼女を映す滝川クリステルキャスターばりの演出で「こんな番組よろしかったでしょうか?」 青井アナは「KT(このたび)、NHKはMMKについてのJH(情報)を募集しています。最近MMKの青井がお伝えしました」。MMKが何かは番組でどうぞ。
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