乙女の大阪
用事があってAmazon.jpをめぐっているうちに、ふと見つけてズキュンと心臓を打ち抜かれた本。甲斐みのりさんは、「乙女の東京」を読んで以来気になっていたんですが、東京や京都のイメージはあっても、大阪はちょっと守備範囲外なんじゃないかって思ってました。これは以外で、とてもうれしい。
大阪の町は私にとって生まれた場所というだけで、親戚とも縁遠いし、「ガンバ大阪」というチームを応援しているという絆だけでかろうじて、つながっている場所。思えば観光もそれほど行ったことがないし、「生まれたのに良く知らない」という事実によってなんとなく居心地が悪くて、試合だけ観て帰っちゃうことも多いのです。
お笑いの町、食い倒れの町、私鉄沿線の郊外にに広がった、箱みたいな建て売り住宅の群れ。今でこそ、ちょっとがさつなイメージばかりが先行しているけれども、昔はもっとおっとりとした雰囲気の、商人の町だったし、ちょっと繁華街から外れれば、もっさいようなほっこりするような、そんなやさしい表情も見せる町なのですよね。甲斐さんというフィルタを通して観てみれば、そういうところも、もっと見えてくるのかな。
そういうわけで、近いうちに読んでみたい本です。表紙も素敵。
- 商品名: 乙女の大阪―デート、食べ歩き、お菓子・おみやげ探し、クラシックホテル・レトロ建物巡り…乙女心 (マーブルブックス)
- 価格: ¥1,575
- 著者: 甲斐 みのり
- 出版社: マーブルトロン
- 発売日: 2008-01
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- 2008/02/03登録
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