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中国、2020年までに宇宙ステーション建設

 中国で有人宇宙船プロジェクトの総設計を担当している中国工程院の王永志院士(上級研究員)は21日、2020年までに宇宙進出の前線基地となる宇宙ステーションを独自技術で建設する計画を明らかにした。

 中国メディアによると、王院士は同日開かれた「中国宇宙技術60周年業績座談会」で「宇宙ステーション建設計画を既に中央政府に報告し、最終承認を待っているところだ」と語った。

 中国は2005年10月に打ち上げた有人宇宙船「神舟6号」で宇宙飛行士2人が宇宙空間に4泊5日にわたり滞在することに成功。昨年9月の「神舟7号」で宇宙飛行士が宇宙遊泳を行うなど宇宙ステーション建設に備えた基礎技術を蓄積してきた。今後10年間は宇宙空間でのドッキング技術、地球低軌道上での長期飛行技術、宇宙実験室の開発などの研究開発作業を進める。

 王院士は座談会で、2018年に宇宙ステーションを打ち上げ、調整、測定作業を経て、20年までに宇宙ステーションの基本工程を完了。22年に完成を見込む。完成後には宇宙飛行士2-3人が長期滞在し、科学実験、地球観測などの任務を行う。

北京=崔有植(チェ・ユシク)特派員

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版

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