2009年9月23日0時38分
【結び】
本日ご出席のオバマ大統領が提唱されているグリーン・ニューディール(緑の内需)構想にもあらわれているように、気候変動問題への積極的な取り組みは、電気自動車、太陽光発電を含むクリーン・エネルギー技術など世界経済の新たなフロンティアと新規の雇用を提供します。
世界の中で相対的に高い技術開発のポテンシャルと資金力を持っている我が国が、自ら率先して削減目標を掲げ、革新的技術を生みだしつつ、その削減を実現していくことこそが、国際社会の中で求められている役割だと認識しています。
我が国の国民、企業の能力の高さを私は信頼しています。国民も企業も、そして、私たち政治においても、産業革命以来続いてきた社会構造を転換し、持続可能な社会をつくるということこそが、次の世代に対する責務であると考えています。
最後に、12月のCOP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)において、まだ見ぬ未来の子どもたちのために、我々世界の政治指導者が大きな決断をしたと言われるような成果が上がるよう、ともに協力することをみなさまに強くお願いしたいと思います。
ご静聴ありがとうございました。