インターネットを使っている60~70代のシニア層が、趣味が同じ友人と親密になり、交友関係を広げる手段としてパソコン、電子メールが有効だと感じていることが、デジタル写真集のサイトを運営する「DigiBook」(東京都渋谷区)の調査で分かった。
調査は9月5日と6日の2日間、60歳~79歳の男女約800人を対象にインターネットで実施した。
電子メールの利用法は、「日常の連絡事項」が7割を超えて最多。次いで、「身近な出来事を伝える」が5割、「撮った写真を送る」が4割だった。電子メールの送受信で親密になったと思うのは、「趣味・同好会の友人」が5割で最多。「別居している子供」「学生時代の友人」が共に3割で続いた。
6割が「交友関係を広げる手段としてパソコンが有効」と思っており、パソコンを使うと、「情報が得やすくなる」(9割)「老化防止に役立つ」(6割)ほか、「人との交流が活発になる」「人間関係が広がる」(ともに2割)と、人との交流に役立つと考えている人が多かった。9割以上がパソコンを毎日利用していた。【岡礼子】
2009年9月21日