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他人の胚で妊娠の米女性が出産を決意 「赤ちゃんを実の親に」

  • 2009年09月23日 11:32 発信地:ワシントンD.C./米国
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フランス・リヨン(Lyon)の病院で撮影された母親と赤ちゃん(2009年1月23日撮影、本文とは関係ありません)。(c)AFP/FRED DUFOUR

【9月23日 AFP】人工授精で妊娠した米オハイオ(Ohio)州の女性が、手違いで別のカップルの胚(はい)を移植されたことを知らされたものの、出産を決意した。この女性と夫は22日、国内メディアに対して「赤ちゃんを生物学上の両親に提供する」ことを明らかにした。

 キャロライン・サベージ(Carolyn Savage)さん(40)は、妊娠2か月のときに、クリニックから電話を受けた夫から「悪いニュース」を伝えられたという。「君は妊娠している、でも違う胚を移植してしまったそうだ」、と。

 しかし2人は、中絶はしないことを決意した。そして臨月に入ったのを機に、「産まれた赤ちゃんを実の親に提供する」ことをメディアに公表することにしたという。キャロリンさんは「もちろん、この子のことは、死ぬまで毎日想うことになるでしょう」と話した。
 
 キャロリンさん夫婦には既に、人工授精で授かった男の子を含め3人の子どもがいる。(c)AFP
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