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北朝鮮、米国人女性記者の解放は「正雲様の功績?」―中国

8月10日8時56分配信 サーチナ

 北朝鮮ではこのほど、米国人女性記者2人の解放は、金正日(キム・ジョンイル)総書記の三男で、後継者に内定したとされる金正雲(キム・ジョンウン)氏の功績として宣伝されている。中国では環球時報が韓国メディアを通じ、9日付で報じた。

 韓国聯合ニュースによると、北朝鮮国家安全保衛部はこのほど、米国人女性記者の事件に関する内部講演会を開き、「金正雲大将の智略のもと、米国のクリントン元米大統領が(金正日)将軍様に謝罪した。これらはすべて金正雲大将の並外れた叡智と卓越した戦略による」などと宣伝、正雲氏の功績だと強調した。

 報道ではまた、北朝鮮は、今年4月のミサイル発射の際、金総書記が正雲氏を同伴し衛星管制総合指揮所を訪れたと明かしたほか、北朝鮮の男子サッカーチームのワールドカップ出場の陰に、同氏の指導と配慮があったなどとして、「同氏の業績」を積極的に開示している。

 同社はこのほか、北朝鮮の情報筋からの「国内では現在、金正雲大将の偉大さや革命活動を学習中だ」との声も伝えるなど、北朝鮮内で現在、「次期政権」に向けた本格的な体制強化が進んでいる可能性を報じた。(編集担当:金田知子)

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最終更新:9月11日3時13分

サーチナ

 

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