最終更新: 2009/09/23 00:47

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八ッ場ダム問題 群馬・大沢知事、工事着手時の与党に鳩山首相らがいたと指摘

前原国交相は23日、八ッ場(やんば)ダムを視察する。住民との意見交換会が開かれる予定だが、民主党の目玉政策に、住民や自治体からは反発の声が上がっている。
前原国交相は、23日に八ッ場ダムを視察する際、住民との意見交換会を開く予定。
前原国交相は21日、「中止という方向性は変更ございません。どのように今後、解決していくかという意味での意見交換会を、ぜひさせていただきたい」と述べた。
しかし、住民側は「(出席は?)しません」、「会わないです。あれでは全然だめでしょう」などと語った。
こうした中、公明党の山口代表は22日、前原国交相に先立ちダムを視察し、意見交換会を開いた。
この中で、住民は「これだけ苦労した先人たちをバカにしてます」、「お墓も水没のため移転になりました。ぜひ皆さんも、国のためにお墓を掘り返す心をわかっていただきたい」などと語った。
さらに、ダムに関連する群馬県の大沢知事からは「平成7年(1995年)以降に工事が着手され、その平成7年の時の政府は、自社さ政権で、さきがけの代表幹事をされていたのは、鳩山現首相であります」と述べ、工事を着手した時の与党に、鳩山首相も前原国交相もいたと指摘した。
23日に行われる予定の前原国交相と住民の意見交換会では、住民らは出席せず、代表者が声明文を読み上げるという。
八ッ場ダム水没関係5地区連合対策委の萩原昭朗委員長は「前原さんが撤回しますと言えば、土俵に乗れるけれども、それまでは土俵に乗れない」と語った。
住民たちは、9月11日から、ダムの建設促進を呼びかける署名活動を開始した。
樋田 ふさこさん(80)は「300人ほど、署名していただきました。この57年間は何だったんだと。(ほかの人は)言ってますけど、本当に何だろうって...」と語った。

(09/22 18:32)


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