岡山放送局

2009年9月22日 19時13分更新

高校生の求人 大幅に減少


雇用情勢が悪化する中、来年の春、卒業する岡山県内の高校生の求人倍率は0.67倍と去年の同じ時期と比べてマイナス0.44ポイントと大幅に悪化しました。

岡山労働局のまとめによりますと来年の春に卒業する岡山県内の高校生のうち就職を希望する生徒は7月31日の時点で3878人でした。

一方、企業からの求人は2593人で去年よりも45パーセントあまり大幅に減少しました。

この結果、生徒1人あたりの求人の割合を示す求人倍率は0.67倍で去年の同じ時期と比べてマイナス0.44ポイントと、大幅に悪化しました。

全国的に見ても高校生に対する求人倍率は大幅に落ち込んでいて、岡山労働局では「去年からの景気悪化で製造業を中心に求人が減り、非常に厳しい状況となっている。景気の先行きが不透明で様子を見ている企業もあるとみられ、今後は学校と連携を取りながら求人開拓に力を入れていきたい」と話しています。