無差別に技術をついばむ鳥

情報処理技術全般を気まぐれにつつくゆるいブログです

書籍をつつく121−Prologの技芸。Prologのバイブル。

そういえばPrologの書籍紹介していなかったピヨ♪
という事で、一番最初に邦書内で最強のProlog本を紹介するピヨ♪
Prologの技芸
今のところ、この本を越えるPrologの邦書は知らないピヨ♪
そのディープぶりは目次を見ても分かると思う。


【目次】
第1部 論理プログラム

第1章 基本構成要素
第2章 データベース・プログラミング
第3章 再帰プログラミング
第4章 論理プログラムの計算モデル
第5章 論理プログラムの理論

第2部 Prolog言語
第6章 純Prolog
第7章 純Prologプログラミング
第8章 算術
第9章 構造探査
第10章 メタ論理述語
第11章 カットと否定
第12章 論理外述語
第13章 実践編
 
第3部 Prologプログラミング上級技法
第14章 非決定性プログラミング
第15章 不完備データ構造
第16章 限定節文法による構文解析
第17章 2階プログラミング
第18章 探索技法
第19章 メタ・インタプリンタ

第4部 応用
第20章 ゲーム遊戯プログラム
第21章 信用評価エキスパート・システム
第22章 方程式を解くプログラム
第23章 コンパイラ

付録
A.Prologの使用法
B.システム述語
C.既定義演算子


どう?巷に氾濫しているProlog入門書と見比べても内容が濃ーい事が分かると思う。正直に言うと、この本を読むまではPrologなんて一部の研究者だけが使う言語だと考えていたピヨ。だけど、5年以上前にこの書籍に出会ってその認識が変わったピヨ。この本を読んでボクはPrologが実用的でアイデアに富んだ言語だと感じたピヨ♪ ボクはもうかなり長い間Prologを触っていないから細部は忘れて居るけど、新しい概念を手に入れた時の感動は今でも覚えているピヨ♪
PrologにはLISPと同じく、概念が未だに斬新なものだと思う特徴がちりばめられているピヨ。ガウディ本(コンピュータプログラミングの概念・技法・モデル )にも取り上げられていたんだけど、差分リスト(不完備データ構造)・単一化の概念は未だに斬新だし、他にもProlog特有の概念が色々あるピヨ。効率に関してもJavaVMが進化したように十分に早いPrologの実装系が存在するらしいピヨ。
Prologの概念はOZやErlangにも生かされているし、これからの言語にPrologの特徴が取り入れられる可能性が十二分にあるからこの本を古本屋で見かけたら即ゲットしよう♪
ボクも仕事が一段落したらPrologを復習するピヨ♪みんなも一度Prologを触ってみよう♪きっとためになると思うピヨ♪この本ほどの名著は無いけども今もPrologの本は売っているから是非トライしよう。
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この記事のコメント

絶版とか入手困難な本を紹介されてもなぁ
2009-09-22 Tue 14:55 | URL | AlphaBeta #-[ 内容変更]
> 絶版とか入手困難な本を紹介されてもなぁ

古本屋やオークションがあるから大丈夫♪
2009-09-22 Tue 17:13 | URL | インドリ #-[ 内容変更]
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