夢魂

如月双葉(きさらぎ ふたば)
　Another world編の主人公。
　土方を亡き者にするため行った沖田の妖魔召喚術により（？）現代から銀魂世界にトリップしてしまった女子高生。亡くなったフタバと瓜二つの外見をしているがよく喋りよく笑う底抜けに明るい楽天家な性格で他人に与える印象はまるで違う。「…だよ〜」「ちゃねちゃね〜（そうそう）」など、たどたどしい喋り方でフタバと比べると子供っぽい。驚いた時は「はぅあ！」と独特な表現をする（元ネタはTOAのアニス）。性格は正反対だがフタバと似たような発言や夢の中で彼女と話したりなど何らかの繋がりがあるらしい。また土方を「初めて会った気がしない」と言い初対面から気軽に話しかける。初登場時は上記の理由により周囲をしばしば混乱させてしまい、土方を戸惑わせる。沖田の計らいによりフタバの事は双葉に知らされていない。

　土方を「ヒージィ」と呼び慕っているが土方本人は当然このあだ名を嫌っている。土方スペシャルを見てもドン引きしない数少ない人物でこれは異世界トリップという驚異的な経験をしているためさほどの事でも驚かなくなかったからのと、他人の好き嫌いにツッコム権利は誰にもないと考えているから。前者はフタバと共通している点でもある。だが銀魂世界にトリップした事をすんなり受け止めていることから元からタフな神経の持ち主と考えられる。また本人に自覚はないが勘が鋭く、彼女の何気ない一言が事件を解決に導くことがある。
　ポッキーが大好物で随時携帯しており気付かないうちに口にしているほどのポキマーである。ギャグだらけの日常に最初は戸惑っていたもののすぐにギャグの世界に慣れ、「ツッコムの面倒」という理由でボケに走る。基本的にボケだが現代からやってきた一般常識の人間なので無自覚にツッコむ時もある。ちなみに下ネタは嫌いなため下ネタを連発する近藤を嫌っている節がある。沖田ほどではないが腹黒い面を持ち、彼と一緒に悪ノリする。
　寝起きが非常に悪く無理矢理起こされるとマジギレして、相手をボコボコにする。その時の眼光は『野獣の眼』と評され近藤や松平を一瞬で撃退させるほど。ボコボコにして二度寝した後ほど快適に目覚めるが、キレた時の事を覚えていない様で当然本人に自覚はない。趣味はデジカメで写真を撮ることで画像は（寝起き時に松平を脅して買わせた）パソコンに保存している。また「双葉ちゃんの真選組日和」というブログを経営しておりデジカメの画像も掲載している。

　黒船来航の歴史や人物名の違いから銀魂世界をパラレルワールドと考える（本作での銀魂世界はあらゆる可能性の未来の一つで二次元に入ったというわけではない）。本人の希望と真選組イメージアップのため真選組に入隊し、初女隊長となる。だが『女隊長』は自称で役職的には女隊士である（なのに何故か土方たちと同じ幹部服を着ている）。剣道部所属で数回の優勝経験ありで剣筋はよく、複数の攘夷志士や天人を倒せるほどの腕前で実力は本物。天人を倒すのは平気だが人は怖くて斬れない。このため気絶させる程度の電気ショック機能を搭載する護身刀を装備している。