米始球式へ鳩山首相肩慣らし　桑田さんうならせた

官邸で桑田氏（手前）とキャッチボールをする鳩山首相

　鳩山由紀夫首相（６２）は２１日、金融サミットが開かれる米ピッツバーグで大リーグの始球式を務めるのを前に、元パイレーツの桑田真澄氏（４１、スポーツ報知評論家）と、キャッチボールをして肩慣らしした。

　首相は、桑田氏から贈られたパイレーツのユニホームと帽子を着用し官邸の庭に登場。明らかにサイズが合っておらず、やや珍妙ないでたちとなったが、意外なほど力強い球を投げ込み、桑田氏を「上手ですね。大丈夫ですか、肩」とうならせた。

　計４７球。「アメリカの球だと、すっぽ抜けるかもしれないなぁ」と日米のボールの差を懸念していたが、桑田氏は「マウンドから投げてもストライクが取れるほどレベルが高い」と始球式本番の成功を保証した。

桑田氏（左）に「友愛直球」と書いた色紙を贈った首相

　子どもの頃からの野球好き。音羽御殿では弟の邦夫氏とキャッチボールをして育った。研究者時代は野球についての論文もある。

　「世界の桑田さんとキャッチボールができてありがたい。総理になるといいこともある」とご満悦。２５日のパイレーツ・ドジャース戦で予定されている“登板”は「真っすぐの球を届くように投げたい」とした上で、今回の“外交デビュー”について「力みすぎると、暴投しちゃいますから。自然体で臨みたい」。なお、桑田氏によると昼食中の首相は、野球よりも「（渡米中に）アメフトの試合、やるかなぁ」などと気にしていたという。

（2009年9月22日06時00分  スポーツ報知）

（ ）

（ ）

ソーシャルブックマークに登録