関根勤父娘＆小堺コメント…臼井さんがラジオ番組に出演

　群馬・長野県境の荒船山（１４２３メートル）のがけ下から遺体で見つかった漫画家・臼井儀人（本名・義人）さん（５１）の代表作「クレヨンしんちゃん」を発行する双葉社は２１日、都内で会見し、不慮の事故だったとの見方を示し、自殺説を否定した。現場付近で発見された臼井さんのデジタルカメラに、がけの上から下をのぞいて撮影した写真が残されており、撮影時に足を滑らせ転落した可能性が高いとしている。

　生前の臼井さんが親交があったタレントの小堺一機（５３）と関根勤（５６）、関根麻里（２４）が２１日、所属事務所を通じて追悼コメントを発表した。

　小堺は「（臼井さんには）ラジオ番組に、ゲストで何回かスタジオに来ていただいた。またいつかお会いできるのを楽しみにしていました。本当に、本当に、残念です」と書きつづった。

　臼井さんは小堺と関根が出演していたＴＢＳラジオの深夜番組「コサキンＤＥワァオ！」（今年３月終了）の熱心なリスナーで、過去に数回ゲストで出演している。

　関根は「一家でしんちゃんのファンでした。私の舞台も毎年見に来ていただき、感想を下さったことを感謝しています」と思い出話を披露。クレヨンしんちゃんを読んで育ち、番組でも共演した関根の娘の麻里も「面白いギャグや温かいエピソードなど、臼井先生の描いたクレヨンしんちゃんワールドは読むと心が豊かになりました。謹んでご冥福をお祈りします」と故人をしのんだ。