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楽天・野村克也監督(74)が敬老の日となる21日、Kスタでのオリックス戦で沙知代夫人(77)と初の“夫婦バッテリー”を結成し、始球式を行った。自らがプロモーション監督を務めるディズニー/ピクサーのアニメ映画「カールじいさんの空飛ぶ家」(12月5日公開)のPRを兼ねたもので、試合前には仙台市内でのプレミア試写会に登場。カールじいさんのコスプレも披露するなど、監督業の“ダブルヘッダー”で沸かせた。
“生涯一捕手”がこれまで受けたボールの中でも、最も熱い1球だったに違いない。「カールじいさんの空飛ぶ家」プレミアムナイターを記念して行われたスペシャル始球式。野村夫妻が結婚以来初めて、バッテリーを組んだ。サッチーはマウンドから届かないと見るや、打席の3メートル前へと駆け寄り、愛のストレートを投げ込んだ。ワンバウンドで転がった球を、知将ははじきながらもしっかりキャッチした。
「下手くそね。捕る方が。あのくらいの球は捕らなきゃ」と沙知代夫人が笑う。2人を祝福するように、夜空へと無数の風船が一斉に放たれた。両軍ベンチの誰もが直立して、老夫婦の“共同作業”を見守った。
映画は、最愛の妻に先立たれた78歳のカールじいさんが、生前に交わした約束を果たすため、人生で最初で最後の旅に出る―というもの。プロモーション監督に任命された老将はこの日の試合前、カールじいさんのコスプレ姿でプレミア試写会に登場。ファンの度肝を抜いた。「鏡の前でじっくり見ましたけど、ピッタリじゃないですか」と自画自賛。「カールじいさんは先立たれたけど、オレの方がサッチーより先に逝くんじゃないか?」と沸かせ、「捕手は女房役と言いますが、家に帰れば私が投手で妻が捕手。女房のサイン通りに動いてます」とおどけた。
壇上では沙知代夫人への思いをつづった手紙を朗読。「いつも同志と思ってます。あなたは怖い人だと思われてるけど、本当は違う。優しすぎるんだ。すぐ人を助け、お金を貸し、ウチには借用書ばっかり。死ぬまで働きますから、最後まで一緒にいてちょうだい」。愛の告白にサッチーからキスが飛び出すと、場内は大歓声に包まれた。
「非常に感動する映画です。皆さんも仲良く、幸せな人生を送って下さい」と指揮官。いくつになっても、知将の熱き心は衰えない。
(2009年9月22日06時00分 スポーツ報知)
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