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2009年9月21日(月) 19:30 |
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犬島貝塚の第三次調査説明会
瀬戸内で最古級の貝塚、犬島貝塚の発掘調査の説明会が開かれました。
これまでの調査で、貝塚の規模や貝塚を覆うように築かれている古墳が、前方後円墳の可能性が高いことが分りました。 およそ1万年前の貝塚、犬島貝塚があるのは犬島諸島の無人島・地竹ノ子島です。 昨年からプロジェクトチームによる発掘調査が始まり、一般への説明会が開かれました。 これまでの調査で、貝塚が南北およそ20メートル東西およそ9メートルの規模と見られることが判りました。 これは瀬戸内で最古級であるだけでなく、ヤマトシジミの貝塚としては西日本最大級となります。また、これまでの調査で貝塚を覆うような形で古代の古墳が築かれていることが判っています。 周辺の出土品から、5世紀ごろの古墳と見られ、古墳の形も調査で判ってきました。 貝塚の上に古墳が築かれたことが、図らずも貝塚がこれまで大きな被害もなく、その姿を残した一因となっています。古代瀬戸内の2つの時代を知るための手がかりになりそうな犬島貝塚、全容解明のため今後も調査が続けられます。
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