「ＷＢＡ世界フライ級タイトルマッチ」（デイリースポーツ後援・１０月６日、大阪市中央体育館）
挑戦者・亀田大毅（亀田）の“歌謡ショー”が解禁される。１９日、東京・葛飾区の亀田ジムで父・史郎氏（４４）が明言したもので、世界王座獲得を条件に試合後の“歌謡ショー”を容認した。この日、世界戦でロックバンド「Ｘ ＪＡＰＡＮ」のボーカル・ＴＯＳＨＩ（４３）が君が代を独唱することが決定。試合後にＴＯＳＨＩが１曲限定のミニライブを行う予定で、大毅が勝利すれば異色コラボが実現する。
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ついに禁が解かれる。これまで封印してきた大毅の“歌謡ショー”に関して史郎氏が明言した。「世界チャンピオンになったら歌を歌うのもええやろ。今まで我慢してきたし。でも世界チャンピオンになればの話やで。俺はそう考えてる」。歌うための条件はただひとつ。世界王座獲得だ。
０６年２月のデビュー戦以来、「ＫＯと歌はセットや」と公言し、ＫＯ勝利後の“歌謡ショー”が恒例化していた。だが、反則行為でライセンス停止処分を受けた０７年１０月の内藤戦以来、歌を封印。０８年１１月の再起戦も試合後のイベントはなく、大毅の“歌謡ショー”は０７年４月以来となる。
２年６カ月ぶりのステージは、異色のコラボが実現する。君が代を独唱するＴＯＳＨＩが試合後に１曲限定ライブを予定。Ｘ ＪＡＰＡＮの大ファンという大毅が勝利すれば、ＴＯＳＨＩと大毅の即席ユニットが誕生する可能性が出てきた。
またＸ ＪＡＰＡＮのドラム担当のＹＯＳＨＩＫＩが“参戦”する計画が浮上。関係者によると、ＹＯＳＨＩＫＩは来場しないが、ビデオレターで大毅を激励する計画があるという。小学生時代からのファンである大毅は「ほんまにうれしいわ。気合が入る」と言葉に力を込めた。
関係者を通じて今月１６日に亀田一家は、ＴＯＳＨＩとベース担当のＨＥＡＴＨと会食。２人から力をもらったという大毅は「俺に出来ることは試合に勝ってベルトを巻くこと。それしかない。地元の大阪で必ず世界チャンピオンになる」と王座奪取を誓った。