ブログが死ぬとき:ITmedia オルタナティブ・ブログより
このブログでは定期的に実名ブログの継続率や投稿数の調査をして発表している。ここ数ヶ月間の継続調査で実名ブログの継続率については大体60%?80%くらいだということがわかってきたが、これとは別にネット一般でのブログの継続率に関してこの程ある調査結果が発表された。
24時間以内に更新された日記の死亡率は、約1.3%。
1週間放置された日記の死亡率は、約16%。
2週間放置された日記の死亡率は、約32%。
1ヶ月放置された日記の死亡率は、約52%。
3ヶ月放置された日記の死亡率は、約90%。
そして、さらに以下の結論も。
データをながめますと、初めて死亡率90%を超えたのは、最終更新から78日経過後でした。
ブログもまた「人の噂も七十五日」の格言どおり、2ヶ月をちょっと超えたところでブロガー本人からも忘却の彼方へ追いやられる。
ブログの継続率がこのような数値で出ているのに興味を持った。とても面白い結果で、78日経過後の死亡率が90%と言うのが、なんとも面白い。
人の噂も75日と同じで、ブログも似たような結果というのは、人が書いているからこそ同じなのかもしれない。決してネットの世界だけではなさそうだ。
確かに噂話やワイドショーネタなども、そうであるだろう。
最近では情報が氾濫しているので、その時間はもっと短いかもしれない。情報が多すぎるので溢れかえり、それに巻き込まれ、選択する以前に振り回されている感じすらする。
最近読んだ本で低度情報化社会 Ultra Law-level Information Societyってのがあった。
この本によると現代は高度情報化社会でなく、低度情報化社会のようだ。結構面白い本だった。
ブログのネタを提供するネタページなども存在する。ネタが個人の日常風景だと結構色々書いちゃったりしている状況だ。
米国ではブログ投稿記事によって、会社を解雇された事例もある。
確かにブログによって書き手が増加したことは、情報発信には良いかもしれない。
中身の問題は色々あるが・・・
たんなる噂であれば、75日で忘れ去られるかもしれない。ネットが介在しなければの話。
ネットが介在するブログ、掲示板、メールなどは、残るモノ。
メールであっても数回のクリックで転送したり、コピペ出来たりする。
ブログもトラックバックやブログ検索が充実しているので、広く見てもらうことが出来る。
ここでの脅威は、検索エンジンや保存サイトなどにおいては、アーカイブが存在することだ。
本文と言うか、元記事を書いた人が削除しても、アーカイブは何処かに残ってしまう。写真も含めてのこと。音声などもある。有名なビデオデッキ事件等もそうだった。
簡単に調べられるから、その情報を得ることが出来る。これはとっても便利なこと。
その対極には、アーカイブが残ることだ。
これは75日ではなくならないことだけは、知ってもらいたい。
※このエントリは CNET Japan ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および CNET Japan 編集部の見解・意向を示すものではありません。
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