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立嶋篤史、6年ぶり復帰&7年ぶり勝利

 子供(右)と記念撮影する立嶋篤史(中)=後楽園ホール
 子供(右)と記念撮影する立嶋篤史(中)=後楽園ホール

 「全日本キック」(20日、後楽園ホール)

 90年代前半に活躍した伝説のキックボクサー・立嶋篤史(37)が、03年の交通事故以来、6年ぶりに復帰。判定2-0で7年4カ月ぶりの勝利を挙げた。

 「立ち上がり、足があったまってなかった」という立嶋は、小野のパンチを面白いように浴びたが「前に出て、もらったパンチは効かない」という言葉通り、前進しながらローを利かせた。

 2回からはバックヒジをヒットさせるなど動きは尻上がりに良くなり、最終3回には巧みにコーナーへと追いつめて激しく打ち合った。判定勝利を告げられると思わず泣き顔になり、記念撮影では「僕の景色を、僕の背中を見せてやろうと思って」と、子どもを呼び寄せた。

 控室では「思い通りにはいかないなって。やっぱり勝手が違う」と、ブランクを痛感していたが、笑みは絶えなかった。「人の夢を食いつぶして、踏み台にして時代を作った者には責任を取る義務がある。まだ僕は義務を果たせていない」と継続参戦を示唆した。

(2009年9月22日)
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