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官僚作成の資料、信頼できるものか基準作る 国交相方針

2009年9月21日14時43分

 前原誠司国土交通相は、官僚が出した試算や資料に基づいて政策判断する場合、「資料が信頼できるものかどうか、政権交代を機にしっかりした(判断)基準をつくっていくことも大事」と述べ、官僚作成の資料の客観性や透明性を保つための新たな基準をつくる考えを示した。18日の閣議後の記者会見で話した。

 国交省が、民主党の公約である高速道路無料化の試算を行っていながら、国会で指摘されるまで隠していた問題などを受けての対応。官僚が都合の悪い資料を隠したり、データを改ざんしたりしないよう先手を打つ狙いがあるとみられる。前原氏は「政府が出す情報のあり方について、政務三役で考えていく」と述べ、馬淵澄夫、辻元清美の両副大臣らと基準をつくっていくという。

 高速無料化の試算隠し問題については「過去の検証はしていくが、前向きに今後のことを考えていきたい。役所の組織、優秀な人たちを使わない手はない」と述べた。

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