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今回の常用漢字は「鶏」
正字では「鷄」
「鷄」 鳥部 十畫
音：ケイ
意味：にはとり、とり
「爪」「幺」「大」「鳥」で構成されてゐます。
また古く「雞」とも書かれてゐました。「鳥」「隹」二つとも「とり」の意です。
さてこの「鷄（にはとり）」ですが、語源は『庭つ鳥（にはつとり）』。
すなはち『庭に居る鳥』です。
と云ふことは、「庭」と云ふ概念があつたからこの語（にはとり）ができたわけです。
では、庭が無かつた時代・・・「鷄（にはとり）」は何と呼ばれてゐたか。
それは・・・『かけ』です。
由來は鳴き聲。
『コケコッコー』から轉じて『かけ』と呼ばれてゐました。
その後時代が進み、家ができ、庭ができ、その庭で�欅蕕垢襪笋Δ砲覆蝓△い弔里泙砲�『庭つ鳥』と呼ばれ、『鷄（にはとり）』になつた・・・。
なかなか奥が深い。
もうすぐクリスマス。
鷄の料理が食卓に多く竝びますね。
ちよつとした蘊蓄（うんちく）を言つてみませう。
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