M・ジャクソンの遺産、年内に190億円増加へ
[ロサンゼルス 13日 ロイター] 13日付のロサンゼルス・タイムズ紙は、6月に急死した米歌手マイケル・ジャクソンさんの遺産が、リハーサル映像映画化やアルバム売り上げなどによる収入により、年内に2億ドル(約190億円)増加する可能性があると報じた。
ジャクソンさんの元弁護士で遺産管理人の1人であるジョン・ブランカ氏は、同紙のインタビューで、アルバム売り上げなどの収入が1億ドル、映画化などのビジネス契約による収入が1億ドルに上る見通しだと説明。来年以降も、毎年の収入が少なくとも5000万ドル見込めると話した。
同紙によると、ジャクソンさんの負債は約4億ドル。自身やビートルズの楽曲の著作権には、それを少なくとも2億ドルは上回る価値があるとされているが、ブランカ氏は「(著作権を)売却することは、絶対にない」と断言している。
一方、ジャクソンさんゆかりの品々を各地で展示する計画のブラバド・インターナショナルとの契約について、ロサンゼルス州地裁(カリフォルニア州)は、17日に承認するかどうか言い渡す予定となっている。
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