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 更新時間: 2009年09月21日19:31:26

乗鞍のクマ襲撃 周辺はスプレーなど用意し警戒

大型連休初日の観光地をクマが襲い、9人が重軽傷を負いました。なぜ人を襲ったのか?襲撃から2日経ち、周囲はクマを撃退するスプレーを用意するなど警戒を続けています。

シルバーウィーク初日、澄んだ秋空が広がる観光地に悲鳴が響いた。北アルプス乗鞍岳のバスターミナルは、朝から観光客で賑わっていた。しかし、そこに現れたのは体長約1.3mのツキノワグマ。登山客や観光客などを次々と襲い、4人に重傷、5人に軽傷を負わせた。午後2時20分頃、魔王岳に登ろうとした男性登山客の目に映ったのは、向かってくるクマの姿だった。襲われた男性は顔などに重傷を負った。駐車場に下りてきたクマは、居合わせた観光客など3人にけがをさせる。その後、パトロール隊員の詰め所に侵入、中にいた男性パトロール隊員が、入り口をトラックでふさいで閉じ込めようとしたが、わずかな隙間から外へ飛び出した。クマは詰め所の近くにいた2人に襲い掛かった後、観光客が避難したビルに向かっていった。わずかに開いた数十センチのシャッターの隙間から侵入したクマは、3人にけがをさせた。みやげ物店に閉じ込められたクマは、午後6時前、射殺された。現場の乗鞍岳は、ツキノワグマの生息地として知られている。岐阜県によると、2009年に入ってから先週までに200件近い目撃情報が寄せられているという。一方シルバーウィークに入り、多くの客で賑わう動物園。クマのコーナーも人気を集めていた。日ごろクマに接することの多い担当者も驚きをかくせない。普段はおとなしく愛嬌のあるクマ。しかし、動物園でもいざというときの対策はしている。クマ襲撃から2日経った現場の乗鞍岳周辺。21日も多くの観光客で賑わっている。クマ除けの鈴をつけた登山者の姿も見られた。そんな中、岐阜県や高山市は、今回の事態を受けてクマ撃退用のスプレーを乗鞍スカイラインの各施設に配布、設置した。この時期はクマが冬眠前で、えさを求めて活発に活動する時期だという。今後、岐阜県や高山市はパトロールの人数を増やすなど、対策を強化していく方針だ。

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