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topics 上小の医療どうする 情報共有など議論

行政、医師、市民の代表が意見交換した「地域医療をともに考えるシンポジウム」

行政、医師、市民の代表が意見交換した「地域医療をともに考えるシンポジウム」

 県と上田市、上田地域広域連合は19日、「地域医療をともに考えるシンポジウム」を同市内で開いた。全国的な医師不足で、中核病院の国立病院機構長野病院が出産の受け付けを休止するなど、上田小県地域では不十分な医療体制が続く。地域医療再生のために行政、医療機関、住民がどう協力していくか考えた。

 千葉県のNPO法人「地域医療を育てる会」の藤本晴枝理事長が基調講演。分刻みで診察する当直医の実態などを伝える情報紙の発行や、若い医師のコミュニケーション力を高める研修に住民が協力することで、地域にとどまる医師が増えたと紹介。「市民も医療再生に参加することが大切。それには、医療現場と行政が実情を伝える勇気を持つことが必要」と指摘した。

 パネル討論では、上田市医師会の森寛夫副会長が「この地域の医療には長野病院の充実が不可欠」と強調。森哲夫・長野病院長は「第一に産婦人科医、常勤麻酔科医確保に取り組む。地域とコンタクトを取る機会も作りたい」述べた。

 医療現場の情報などを住民とも共有することについて、鳥海宏・県医師確保対策室長は「今まで遠慮があったかもしれない」とし、母袋創一・同広域連合長(上田市長)は「地域医療をみんなで築き上げるため、情報共有できるようにしたい」と述べた。市民グループ代表で、住民が「かかりつけ医」を持つための連続講座を主催する鈴木永さんは「命にかかわる問題。市民にも見えるように話し合ってほしい」と要望した。

(提供:信濃毎日新聞)



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