最終更新: 2009/09/21 21:06

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東北の名産地がサンマでPR 27日には東京タワーで大船渡産のさんま祭り

東北の名産地がPRを繰り広げる「さんま祭り」。2009年は第3の都市が参戦する。
古典落語「目黒のさんま」にちなみ、毎年、目黒駅の近くで開催される2つの「さんま祭り」。
14年前から始まった「目黒のさんま祭」では、宮城・気仙沼産のサンマが振る舞われる。
祭りでは、気仙沼の大漁旗がはためく中、5,000匹のサンマが焼かれた。
一方、同じ14年前から始まった「目黒のさんま祭り」の主役は、岩手・宮古産のサンマ。
サンマ6,000匹を海洋深層水を使った溶けにくい氷で冷やし、新鮮さをアピールした。
人気イベントへの参加で知名度がアップし、PR効果は抜群だという。
そして、2009年は第3の都市が名乗りを上げた。
それは、岩手・大船渡市で、祭りが行われるのは東京タワー。
高さ333メートルにちなんで、3,333匹のサンマの塩焼きが提供される。
東京タワーでサンマ祭りを行う狙いについて、大船渡市観光物産協会の新沼信男事務局長は「大使館もあり、外国人もいっぱい六本木、港区に(いる)。(東京タワーで)やることによって、国際交流もできる」と語った。
さらに、今回の祭りに向け、秘密兵器「東京タワーサンマ焼き機」を開発した。
「東京タワーサンマ焼き機」は、その名の通り東京タワーの形をしていて、サンマをぶら下げ炭で焼く。
一度に8匹ほど焼けるという。
大船渡市の参戦に、気仙沼のサンマを使う「目黒のさんま祭」実行委員会の佐々木 守事務局長は「ことしは大船渡市が入って、三陸の3市でサンマの戦い。負けるわけにはいかない」と語った。
対して、宮古市役所水産課の山根正敬課長は「大船渡市が加わることによって、サンマがさらに全国的に消費が拡大し、伸びていったらいいと思う」と語った。
東京タワーで大船渡の新鮮なサンマが楽しめるのは、9月27日(午前9時45分〜午後4時)。

(09/21 18:47)


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