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死刑執行「慎重に考える」千葉法相見解改めて示す

9月18日12時36分配信 産経新聞

 千葉景子法相は18日の閣議後会見で、就任会見の際に「慎重に扱いたい」とした死刑執行、制度について「法務大臣の法律に基づいた職務というのは厳然と存在している。(執行を)やることが、ある意味義務づけられている。ただ、重い問題なので慎重に考えていきたいということ」と改めて話した。

 執行停止するかどうかも含めて考えるのか、との質問には「そういう考え方もあるだろうと思いますし、これはやはり全体で納得していかなければいけない課題。そういう議論が積極的になされるような努力をしていきたい」と述べ、刑場公開など情報公開の考えには「議論をしていただくとすれば、できるだけの情報は提供させていただくのは第一だろうと思う」と付け加えた。

 また、取り調べの全面可視化に関して中井国家公安委員長が17日、おとり捜査や司法取引などの新しい捜査手法を導入すべきとしたことに、可視化と捜査手法の問題は別としていた千葉法相は、「議論のいろいろな検討事項があるということ。最終的に全面可視化は共通認識なので、そこに向けて努力していく」と話した。

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最終更新:9月18日12時36分

産経新聞

 

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