酒井被告夫妻のピンクハウス、火あぶり！

　ピンクハウスが火あぶり！！　覚せい剤取締法違反の罪で起訴され、１７日に保釈された女優、酒井法子被告（３８）夫妻が使用していた千葉・勝浦市の別荘が２０日未明、放火と見られる出火によりほぼ全焼した。夫の高相祐一被告（４１）はこの別荘で覚せい剤を所持していた疑いで再逮捕、追起訴されており、地元では「何者かによる証拠隠滅か」などの声が飛び交っていた。

　のりピーの別荘がナゾの炎上だ。

　勝浦署によると、２０日午前４時１０分ごろ、別荘から数十メートル離れた国道を走っていたパトロール中のパトカーが、別荘から出火しているのを発見、消防に通報した。

　約１時間後に鎮火したが、屋根の中央部分が焼け落ち“バキバキ”になった骨組みが丸見えで、内部はほぼ全焼。外部には焼失した痕がなかったことから、別荘の中央部付近から出火したと見られる。１９日夕から夜にかけて、隣接する鴨川市や君津市で無人の別荘の火事が３件相次いでおり、同署は連続不審火の可能性もあるとみて、出火原因を調べている。けが人はいない。

　現場は勝浦駅から車で約１０分で、サーファーらが集う部原（へばら）海岸沿いから一本脇道に入った住宅地にある。ピンクの壁が特徴的な平屋建てで、地元では「ピンクハウス」と呼ばれていた。実際、高相被告は、この別荘で覚せい剤を所持していたとする罪で再逮捕、追起訴されている。

　事件発覚後は人気の“観光スポット”に。これまでに「５０００人ぐらいは見に来ている」（近隣住民）といい、中にはバスガイドが観光客を引き連れてくることもあったという。また、落書きも増え、壁にはスプレーで「魔界村」や意味不明なアルファベットが大きく書かれるなど、事件の反響の大きさを物語っている。

　この日も早朝から報道陣やヤジ馬が大勢訪れていた。近くに住む公務員の男性（２６）は「（燃えたのは）かわいそうだけど、覚せい剤を使っていた場所なんてあってほしくない」。また、携帯電話で写真を撮る“観光客”からは「あぶり過ぎたんじゃね？」との声が上がっていた。

　一方、「証拠隠滅なのでは」との声も飛び交ったが、すでに同別荘の捜査は終了しているため、「酒井被告夫妻への何らかの警告なのでは」との憶測も出ている。

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