どこがスゴイ？ソニー、新型ウォークマンの魅力をさぐる【最新ハイテク講座】

最近では、通勤電車の車中や街中でポータブル音楽プレイヤーを使って音楽を聴く人もすっかり当たり前の景色となった。

iPodを販売するAppleと人気を2分するポータブル音楽プレイヤー発売元のソニーは、2009年9月16日、新型ウォークマン「Aシリーズ」と「Sシリーズ」全12機種を発表した。10月10日から順次発売の予定。

新型ウォークマンは、どこがスゴイのか？　新しいiPodやGIGABEATなどのライバル機に対抗できるのか？

新型ウォークマンの魅力をさぐってみよう。


■音楽にあわせて歌詞を表示
新型ウォークマンの最大の特徴は、音楽の再生にあわせて歌詞を自動的にスクロール表示する「歌詞ピタ」と呼ばれる歌詞表示機能をウォークマンシリーズとしては初めて搭載した点だ。

「歌詞ピタ」は、好きな曲を聴きながら同時に歌詞を読めるので、カラオケの練習にも最適。別売のケーブルを使用してテレビにウォークマンの再生画面を出力すれば、まさにカラオケマシンに大変身する。

■語学学習に便利な機能を搭載
学生に限らず、社会人でも自分のスキルを向上させるために語学学習をしている人は多い。語学学習のコツはネイティブな発音を聞くことだと言われているが、新型ウォークマンは外国語などの音声ファイルをウォークマンに保存して充実した語学学習が行えるのだ。

新型ウォークマンでは、3つの便利な機能を搭載している。

・再生スピードコントロール
音声ファイルの再生スピードを、0.5倍速〜2.0倍速の9段階から選択することができる。外国語のリスニング学習の際などに便利に使えるわけだ。

・A-Bリピート
音声ファイルの聞きたい部分（A-B間）を任意で指定すれば、その部分だけを繰り返し再生することができる。

・クイックリプレイ
これが一番使える機能かも知れない。音声ファイルを再生しながら上ボタンを押すと、1回押すごとに3秒ずつ、再生位置を戻すことができる。つまり、2回押せば、6秒前からもう一度聞くことができるのだ。少しだけ戻って聞き直したいときに便利な機能だ。

これら3つの機能は、有り難いことに同時に利用することもできる。

たとえば、聞き取れないフレーズを「A-Bリピート」機能で指定し、再生スピードコントロールを使ってゆっくり再生しながら、さらに聞き取れない箇所や単語をクイックリプレイで戻り、繰り返し聞き直すなどの使い方ができるわけだ。

■iTunesとの連携が可能に
ソニーの音楽管理・転送ソフトウェア「SonicStage V」からの音楽転送に加えて、アップルの音楽管理・再生ソフトウェア「iTunes」のミュージックライブラリ画面からも、曲名を選んでドラッグ＆ドロップ転送することができるようになった。

これにより、パソコンにためておいた音楽や動画をより手軽に楽しめるうえに、「iTunes」のミュージックライブラリー画面から、曲名を選んで音楽ファイルをドラッグ＆ドロップで転送することも可能だ。

買い替えや、買い増しによって複数台のデジタルミュージックプレーヤーを所有する場合でも、音楽管理ソフトウェアを気にせず、音楽をそのまま活用することができる。

なお、新型ウォークマンは、銀座・ソニーショールーム、ソニースタイル 大阪にて9月16日より先行展示しており、実機を触ってみることができる。興味を持った人は、一足先に新型ウォークマンを体験してみては如何だろうか。

■ウォークマン 製品情報
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