群馬県の荒船山で発見されていた男性の遺体は、今月１１日から連絡がとれなくなっていた「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井儀人さんと確認されました。

　群馬県の「荒船山」では、「艫岩（ともいわ）」と呼ばれる高台近くのがけ下から男性の遺体が発見されていました。

　この荒船山は、行方がわからなくなっていた「クレヨンしんちゃん」の作者、臼井儀人さん（５１）が向かった山とみられていて、警察は２０日、山に入り、上空からヘリコプターで遺体を引き上げました。

　警察の検死が行われ、家族らが確認した結果、死亡したのは臼井さんであることがわかりました。警察は、臼井さんが誤ってがけから転落した可能性が高いとみて調べています。

　臼井さんは１９９０年に「クレヨンしんちゃん」の連載を開始。「クレヨンしんちゃん」はその後、アニメ化や映画化され人気を集めています。

　「クレヨンしんちゃん」を連載している双葉社は、「このような最悪の結果になり、大変なショックを受けています」とコメントを発表しました。

　また、「クレヨンしんちゃん」の舞台になっている春日部市の石川市長も訃報を受け、「非常に残念。ご冥福をお祈りします」とコメントしました。（21日01:02）