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デーブ・スペクター氏が生んだ!?「政権交代。」

9月2日15時6分配信 サンケイスポーツ

デーブ・スペクター氏が生んだ!?「政権交代。」
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デーブ・スペクター氏(写真:サンケイスポーツ)
 民主党大勝利の“仕掛け人”は、あの有名人?! 衆院選で爆勝した民主党のキャッチフレーズ「政権交代。」は、“イメージ戦略”として大きな役割を担ったが、実はこの言葉を使うアイデアは、テレビプロデューサーのデーブ・スペクター氏が鳩山由紀夫代表(62)に直接「ささやいた」というのだ。

 民主党が作ったポスターも鳩山氏の顔が大写しになっている右横に「政権交代。」の白い大きな文字が書き込まれている。民主党や同党の候補者は選挙前から「政権交代」を訴え続けてきた。なかには一時期、政策はそっちのけで、この言葉ばかり口にし続けてきた候補者もいたほどだ。

 それだけ使い勝手が良かったのだが、「これを鳩山氏に勧めたのは私なんです。ちゃんと『。』を後ろにつけてね」と明かしたのはデーブ・スペクター氏だ。

 コトの起こりは昨年11月。あるパーティーで鳩山氏と同席した際、キャッチフレーズの話になったという。

 「当時は『国民の生活が第一。』っていう言葉が使われていたけれど、やぼったいし抽象的でインパクトもない。ダメですって言ったんです。それじゃあ何がいいかということになって、『政権交代。』がかっこいいですよ、とアドバイスしたんですよ」

 当時は米国ではバラク・オバマ氏(48)が大統領選に勝利した直後でもあり、インパクトの強い言葉を使うとよいと考えたのだとか。

 その場ではそれで話が終わり、「鳩山氏はテンションが低い人で特別な反応もなくて、自分のアドバイスに関心があるのか分からなかった」。ところが数週間して、デーブ氏の妻でテレビコーディネーターの京子さんが鳩山氏に会った際、「使わせていただきます」と告げられ、「ちょっとビックリした」という。

 「政権交代」の言葉の“由来”について民主党に聞いてみると、「もともとわが党は二大政党制の一翼を担うために作られたので、1998年の結党当時からこの言葉は使っている。ただこの4文字だけを独立させて使ったのは今回の選挙が初めて」とのこと。

 ともかく「政権交代。」が16日の特別国会召集で現実になるわけだが、今後の鳩山政権については「世界の舞台に出しても恥ずかしくないリーダーですし、抱えている問題が多すぎるから新しいアプローチが必要ですが、うまくいくでしょう」とエールを送っていた。

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最終更新:9月2日15時10分

サンケイスポーツ

 

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