(CNN) アフガニスタンのイスラム強硬派タリバーンの最高指導者オマル師は19日に声明を発表し、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)との戦いで攻勢を強める姿勢を表明した。
タリバーン系ウェブサイトに掲載された声明によると、オマル師は外国部隊との戦いが勝利に近づいていると明言。「われわれの目標はアフガニスタンの独立であり、イスラム司法制度の確立だ。目標達成に向けてあらゆる選択肢を検討する」と述べている。
オマル師はまた、アフガン軍事行動の必要性を主張したオバマ米大統領に、西側諸国の人々が欺かれないよう警告。軍事行動が「事実無根の理由に基く秘密の動機」で始まったものだと述べたうえで、西側諸国が戦争を行う必要はないとしている。
オマル師が声明を発表したのは、2006年以来初めてとされる。