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サマーウォーズ:観客動員107万人を突破 細田監督「栄は僕のおばあちゃんがモデル」

観客動員107万人を突破した「サマーウォーズ」舞台あいさつに登場した神木隆之介さんと細田守監督(左から)
観客動員107万人を突破した「サマーウォーズ」舞台あいさつに登場した神木隆之介さんと細田守監督(左から)

 8月1日に公開されたアニメ映画「サマーウォーズ」が、19日までに観客動員数107万人、興行収入14億円を突破し、20日、細田守監督と声優を務めた神木隆之介さん(15)が東京都内の映画館でヒット御礼の舞台あいさつをした。細田監督は「(作品を)気に入って足を運んでもらったことが本当にうれしい」と話し、神木さんは「映画には家族の絆(きずな)や人と人とのつながりがメッセージとしてこめられている。見終わったあと、みんなでサマーウォーズを語ってほしい」と語りかけた。

 21日の敬老の日にちなみ、映画の登場人物で陣内家の男たちを率いる夏樹(桜庭ななみさん)の90歳の祖母・栄(富司純子さん)について話を振られると、細田監督は「栄は僕のおばあちゃんがモデル。自分のおばあちゃんに見てほしいなという気持ちもあって作った映画」と明かし、神木さんは「僕のおばあちゃんは江戸っ子気質で、太っ腹でサバサバしていて優しい。栄おばあちゃんにも通じるところがあるんじゃないかな」と話した。

 舞台あいさつでの最後には、2人が観客一人一人にひまわりの花を手渡しでプレゼント。また、19日に42歳の誕生日を迎えた細田監督に、声優を務めた桜庭ななみさんからサプライズでお祝いのメッセージも届き、会場を沸かせた。

 「サマーウォーズ」は、数学の天才だがちょっと気の弱い健二(神木さん)が、あこがれの先輩、夏希(桜庭さん)に、戦国武将の末えいである長野の彼女の本家に“フィアンセ”として帰省する夏休みのアルバイトを頼まれる。ところが健二は、日本のライフラインを支える「仮想都市OZ」が謎のアバターにより荒らされた犯人に仕立てられてしまう。名家・陣内家の当主である夏希の祖母・栄の号令の下、健二たちは危機に立ち向かう……というストーリー。公開から7週間、オリジナルアニメ映画としてロングランヒットを続け、韓国を皮切りに世界各国の映画祭への招待、出品が決まっている。細田監督をはじめ、劇場版アニメ「時をかける少女」(06年)のスタッフが再集結した。【松村果奈】

2009年9月20日

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