どっちがゲームだ。
November 13, 2006
プレイステーション3が発売された。
早速、僕も買ってみた。
きっと、数百万台は売れることだろう。
だが、携帯電話のたった一年間の出荷台数は、約10億台だ。
ここまでときめかない話題のハードは、いままでなかった。
それは、プレステ3が、もう僕の生活を大きく左右することはない、と、
心のどこかでわかっているからだ。
既に二十一世紀の「ベータ」と呼ばれるブルーレイ搭載も不安だ。
面白いのは、店頭発売日に並んでいる多くの人は、
雇われバイトの中国人。
きっと、ネットで高値で取引されるのだろう。
試しにヤフオクで価格を調べると、
最高額が、1億円!!
その額に、何人もの人が入札をしている。
ゲームより面白い現実やインターネット。
デジタルの普及により変わったのは、街がゲーム化したことだ。
高性能では、世界は変わらない。
時代錯誤もはなはだしい。
偏差値が高いことが、むしろマイナスなことが多いエンターテイメント業界。
PS3は、人々になにを訴えているのか?
むしろ、PS3の提案は残念であり、
スペックとは逆に、考えていることとは、実にトロい。
タイタニックの行方は、神だけではなく、皆が知っている。
合掌。