記者会見クローズの主犯と鳩山さんとリバイアサンの関係
記者クラブ問題について、昨日ぼくがガバナンスの問題かもしれないと書いたのは、2つの可能性を想定してのことでした。
まず一つ目は、鳩山さんがオープンにしたいと言っているのに、官邸官僚が言うことを聞かずに、勝手に記者会見をクローズにした可能性はなかったのかというもの。これは、民主党が、ディスクロージャー政策の一丁目一番地だった記者会見のオープン方針を転換したというよりも、民主党政権が官邸官僚の行動を掌握できてていないために、自分たちの意向通りの政策が実行されないという問題ということになります。要するに政権が自らのお膝元の官邸のガバナンス(統制)を握れていないことになり、これはこれで大きな問題です。なぜって、野党時代はあたり前にやってきた会見のオープン化という単純な方針においてさえガバナンスを発揮でないのであれば、他の大きな「革命的改革」なんてできっこないじゃないですか。
この説は、今日付で日経ビジネスオンラインに井上理記者が「鳩山内閣早くも公約違反? 隠れた官僚支配の温床壊せず」で指摘しています。要するに官僚が悪者で、民主党はその悪い官僚に手玉に取られているという構図になります。
しかし、ガバナンス問題にはもう一つの可能性がありました。それは、官邸トップの鳩山さんの意向に反する形で政府の施策が実行されているという意味では、現象としては同じことになりますが、官僚が独走暴走しているのではなく、もっと別のところに問題の震源地があった可能性です。具体的には、鳩山さんのすぐ下で総理の意向を上意下達し、それを実現するために官僚との間に入って調整を行う立場にある平野官房長官が、鳩山さんの意向通りに動いていない可能性です。
これは井上記者が指摘するような官僚の独善的な暴走とはやや性格が異なりますが、トップの意向がねじ曲げられて実行されているという意味では、これもまた一種のガバナンス問題だと言えます。
さて、この2つは結果においてはどっちにしても問題なわけですが、処方箋においては重要な違いが出てきます。ならば、まずは問題をはっきりさせねば。問題の所在が分からなければ直しようがないですから。(別に私が直すような問題ではないんですけれども・・・。)
まあ、私は取材を生業とする者なので、この問題も普通に取材をしてみました。そこでわかったことが以下の結果です。
◆党と官邸の言い分の食い違いの理由は◆
まず、今回の記者会見を、これまでずっと民主党がやってきたフルオープン方式ではなく、雑誌と外国報道機関の記者を数人は受け入れるが、基本的にはこれまでの自民党時代と同じ記者クラブだけに制限するという最終決定を下したのが、内閣記者会という記者クラブであるという基本線は押さえておきたいと思います。
日本では政府の記者会見は記者クラブが主催をする「慣習」があるため、記者会見に誰が参加できるかのルールも記者クラブに決定権があります。これはこれで問題なのですが、私は基本的に記者会見がオープンにさえなれば、記者クラブごっこをずっとやっていてもらってもまったく問題はないという立場です。実は今回は、官邸の記者クラブの側でも、鳩山政権から「これから官邸の記者会見はオープンにするのでよろしく」と言われることは覚悟していたそうで、そうなれば会見のオープン化はやむなしという状態だったようです。むしろ官邸記者クラブとしては、やきもきしながら次期政権から指示が来るのを待っていたんですね。でもって、次期政権からなかなか指示が来ないので、わざわざ自分たちの方から民主党に、会見はどうするんですかと、問い合わせまでしています。
さて、そこに政権発足直前になって、内閣記者会の方へ民主党から意思表示がありました。それは内閣記者会の「期待」に反して、なんと、今回の会見では雑誌と外プレだけに一部開くが、あとは開かなくていいというものでした。オープンにしないでいいと。
もちろん、だからといって記者クラブ側の責任は免れません。そもそも記者クラブが自主的に会見をオープンにすれば最初から何の問題もないんですから。ただ、民主党から会見をオープンすると言われれば、もはやそれは避けられないと観念し、首を洗って待っていたら、民主党からオープンにしなくていいと言われて、オープンにするのをやめたということのようなので、記者クラブとはまた別の力が加わっていたことは明らかです。記者クラブだけではもはやオープン化の流れを跳ね返すことができないところまできていたのに、突然予期せぬ援軍が登場したわけです。
結果的に、それが昨日の会見が、雑誌協会と外国報道協会加盟社の中の数人の記者にだけ参加を認めるという、フルオープンはおろか、事実上自民党時代と何ら変わらない記者会見になってしまった経緯でした。
◆本当の震源地はどこに◆
今回の問題では、記者クラブ側は民主党から会見を開放する方針が伝えられれば、それは受け入れざるを得ない状況にあることを覚悟していたようなので、今回の問題は、いつもの記者クラブの閉鎖性問題とは異なる、また別の力の存在が明るみになった事例だったことになります。
記者クラブ側に民主党の意向、つまり会見をオープンにしなくてもいいとの意向を伝えたのは、官邸の報道室という担当部署でした。次期政権を担う民主党の意向が、官邸の報道室を通じて記者クラブに伝えられたという形です。しかし、どうもその指示内容をめぐる関係者間の言い分が、矛盾しているんですね。
民主党本部に対して、内閣記者会にはどのような指示を出したのかと聞くと、ネットメディアも含め、オープンにして欲しいとお願いしたと回答してきます。その結果として、ならば官邸の報道室が民主党の指示内容を勝手に変えて内閣記者会に伝えたのではとの疑惑が生じ、井上記者の記事のような説が出回ることとなりました。
しかし、更にもう一歩突っ込んでみると、どうもそれもちがうようなんですね。官邸の報道室に「このままではそちらが党からの指示を曲げてクラブ側に伝えたことになりますが」としつこく確認を迫ったところ、報道室は「民主党から会見に入れるのは雑誌と外プレだけでいいとの指示があった」と言うんです。民主党の本部ではオープンと言ったと言い、報道室では民主党からクローズでいいと言われたという。一体これは何なの?
両者の間を行ったり来たりしてようやく見えてきたことは、まず官邸の報道室に「雑誌と外プレだけでいい」という党の意向を伝えてきたのは、平野次期官房長官だったということです。これは官邸の報道室で確認済みです。しかし民主党はその事実を正確に把握しておらず、党の担当者にあれこれ突っ込むと、「平野氏からは、官邸にはオープンにするよう伝えたと聞いている」という、伝聞調レベルの確認しかとれていないことがわかりました。
実際は正確な事実関係が確認できているわけではないのに、メディアからの問い合わせに対して民主党が「官邸にはオープンにするようお願いしてある」などと説明をするものだから、官邸報道室主犯説が出回ってしまったようです。要するに、官邸の報道室にオープンにしなくていいと平野次期官房長官(当時民主党役員室長)が指示をしていることを、党側で正確に把握できていなかったか、もしくは平野氏が党側に本当のことを伝えていなかったかのいずれかが、一連の混乱の原因だったということになります。
官邸報道室主犯説と、平野官房長官(当時は民主党役員室長)主犯説の2つの犯人説が乱れ飛び、「早くも官僚にしてやられた民主党」なんて話が出始めていましたが、今回の会見のオープン化問題に関する限り、どうも事実はそういうことではなく、あくまで次期官房長官による政治主導の決定の結果だったということのようです。
◆総理の真意はいかに◆
さて、会見をクローズにするという鳩山政権で最初の「重大決定」にして最初の公約違反の震源地がどこだったのかは、これではっきりしました。しかし、最後に残る最大の疑問は、果たして鳩山総理自身がこの事態を知っていたのかどうかです。
もしこれが総理の意向で行われたことだとすれば、もともと総理自身が自ら会見のオープン化を公約しているのですから、責任は重大です。しかし、仮にそうだったとしても、いまさら総理も官房長官も「あれは総理の意向でした」とは決して認めないでしょうから、恐らくこれは最後までわかりません。
もともと総理の泥を被ることも女房役の官房長官の仕事の一つなので、恐らく真実は永遠に闇の中です。(この先総理と官房長官がよほどひどい喧嘩別れでもすれば別ですが、そうなったときの両者の言い分はあまり信用できないですから。)
それにそもそも主要メディアでは、この話は一行たりとも記事にしていないわけですから、記者クラブの加盟社の記者しか参加してない記者会見でこの問題が追及されることも、まずあり得ないでしょう。何十年もの間、官邸の記者会見を開放してこなかった自民党に、この「公約違反」を国会で追及してもらうことを期待するのも、ちょっと無理がありますよね。
それに、そもそも平野官房長官は献金問題などの火種を抱える鳩山さんの脇を固める「トラブルシューター役」を期待されて総理の女房役に就いた方です。平野氏と鳩山総理の間で「メディア対応については私にまかせてくださいよ」という話になっていたとしても、それほど不思議なことではありません。
◆本当の黒幕が誰かは気にしておきましょうね◆
私が一番気にしていることは、これまで記者クラブ問題というのは、メディアの既得権益という文脈だけで捉えられてきましたが、メディアがいよいよ観念して記者クラブ開放やむなしの方向に舵を切った時、実は記者クラブ制度における黒幕というか、本当のリバイアサンが顔を出してきたのではないかということなんです。つまり、記者クラブ制度というのは、一見メディアの既得権益問題に見えますが、実はそれは副次的な産物に過ぎず、この制度で一番得をしているのは実は統治権力に他ならないということです。
統治権力にとっては、記者クラブなどという餌を与えてメディアを飼い慣らしておけば、こんなに楽な話はありません。特権を与えてもらっているメディアは、決して自分たちに真剣には刃向かってこないだろうし、しかも記者クラブという部屋で御用記事ばかりを書いて虚勢された記者たちは、もはや統治権力をチェックする気概も能力も持っていない。しかも、記者クラブ問題では、批判されるとすればメディアだけが批判され、なぜか第一義的な受益者であるはずの黒幕である統治権力は、ほとんど批判の対象にならない。
だから、今回記者クラブが「もはやこれまで!」と観念したとたんに、いよいよ黒幕というか、真の記者クラブ制度の受益者リバイアサンが遂に姿を現し、「待った」をかけたと考えれば、今回の話の構造もとても分かりやすいと思いませんか。
ただ、仮に今回の問題がそういう話であったとしてもですね、ぼくたちはそれを許してはいけないと思うんですよ。リバイアサンの暴走も専横もね。
今回は震源地の特定までは白黒はっきりつけることができましたが、そこから先の最後の本丸が特定できないのが、申し訳ありませんが今の私の限界です。鳩山総理や平野官房長官に直接記者会見でこの問題を質せれば簡単に解決することですが、まだ会見には出られないので、今すぐにそれは叶いません。そもそもそんな質問ができる人が会見に入れていれば今回の問題もなかったわけで、例の「カギのかかった箱の中に入ったカギ」問題の解決は簡単ではないわけです。
いずれ総理会見や官房長官の会見に出られるようになったら、それも聞いてみることにします。
それにしても、昨日までは鳩山さんに記者会見やぶらさがりで何でも聞けたのに、権力の中に入ったとたんに、何一つ問いただすことができない雲の上の人になってしまったなんて、やっぱり権力っていうのは怖いし、厳しい監視が必要ですね。リバイアサンの本領発揮というところでしょうか。本当は、メディアが力を合わせて、リバイアサンと戦っていなければならないはずなのに、記者クラブメディアと非記者クラブメディアにまんまと分断されてしまってね。この分断統治こそが、リバイアサンのもっとも得意とする戦術であることを、ぼくたちは今あらためて肝に銘じる必要がありますね。
(取材協力・竹内梓、山本清香(ともにビデオニュース))
September 17, 2009
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鳩山首相が、記者会見をオープンにするという選挙前の約束を反故にし、ネットメディアやフリージャーナリストは締め出した件について、マスメディアは報じていません...
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'''もう世直しを託せるのは彼と静岡の隊長しかいないかな・・ぷっ...
September 19, 2009
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September 19, 2009
コメント
まぁ過ぎた事は過ぎた事として今後の民主党の対応が楽しみだなぁ
このバッシングは想定範囲内だったのかどうか
黒幕が平野さんか鳩山さんかはわからないが、どういう考えで締め出したんだろう?
ネットでの批判や支持者を失う事なんて屁でも思ってないのかな?
それともそのリスクを犯してでも、記者クラブの存在は有利だと判断したとか?
まさかうっかりしてたなんて事はないだろうし
でも個人的にはやっぱり民主党が権力側になったんだなって認識するいい機会になったと思う
民主党圧勝に浮かれてこれから民主党に期待するぞ!って気分に冷水を浴びせられたような
やっぱりいくら綺麗事言っても自分達の不利になるような事はしたくないに決まってるし
組織ってのはあらゆる意志が介在していてどんな結果になるかわからない
そういうのわかってたつもりでもどこかで民主党なら大丈夫だろう、ってのがあったと思う
そういうのが吹っ飛んだ
それこそリヴァイアサンの監視ってのをはっきり認識させてもらったw
民主党さんによる啓蒙活動だよw
September 18, 2009
しかしマスコミは「官僚の記者会見”禁止”」は報道するけどネットメディアの阻害の事は音沙汰無し(Google Newsで「記者」と検索してみてください)。
September 18, 2009
取材お疲れ様でした
今回の公約破りは、民主党あるいは平野官房長官が「メディアの厳しい
チェックを受けたくない」と告白したのに等しい事件でした
欧州や米国でこのような自白をすれば全国民が呆れ果てるはずですが、
このブログに散見される頓珍漢なコメントにも代表されるように、
日本では統治権力に対する監視の重要性はまだまだ低くしか理解されて
いないようです
欧米なら、政治システムの勉強をするまでもなく、歴史の授業を受け
ているうちに自然と統治権力に対する警戒感が身につくものなので
しょうが、いつか丸激で宮台氏が言っていたように日本では統治機関が
滅茶苦茶やって国民を集団殺戮したというような悲劇的な歴史がほとんど
ないため、日本人は統治者に対する警戒感が薄いのでしょう
「権力は原発のごとく厳重に監視せねばならない」という点では右派も
左派も一致するはずなのですが、戦前・戦中に共産主義者や無政府
主義者が弾圧の標的になったからか、現在でも権力の監視は「左」の
専売特許になっている感があり「右」は乗り気ではないようです
欧米で育った民主主義の木は日本の土壌には合っていないのかも
しれませんが、勤勉な日本人はシステムの重要性を理解さえすれば
クソ真面目に実行に移すので、民主主義も移植された場所でこそ美しい
花を咲かせる可能性も残っていると考えています
神保氏には日本では数少ない本物のジャーナリストとして、これからも
頼りにしています
September 18, 2009
圧倒的に政権与党側からの情報発信過多になっていたのが、
マスメディアからのニュース出稿でした。
そんな中、民主党側からの情報発信にも
力を割いて来たのが神保さんだったと思います。
今回の記者クラブの件、皮肉めいた見方をすれば、
民主党「私設」応援団とも言える神保さんを優遇
しなかったのが、鳩山内閣だったとも
言えるわけです。
つまり、神保さんは、権力からも
自立した、癒着等の全くない「真」のフリーランス・
ジャーナリストである、ということが奇しくも
証明されてしまったわけです。
前もって民主党側から特別な許可を得ることもせず、
記者会見当日に堂々と一介のジャーナリストとして
会場に向かった。そういうことですよね?
フリープレスって本来はそういうものだと思うんです。
コネや組織に頼らない報道。
仮に記者会見においてセキュリティの問題があるとすれば、モニターとケーブルで結んで、隣の部屋からでも
自由に質疑応答に参加できる、というような設備を
整えればいいだけの話です。そうすれば誰でも
参加することができます。
IT時代なのだから、ライブネット中継を実施し、
一般庶民からも質問を受け付けて、その場で
答えてもいいくらいだと思います。
この問題がまさに民主党の姿勢の根幹を示しています。
慣習として染み込んでしまった物事に対して、
違和感を覚えるかどうか。そういうセンスが
鳩山内閣に求められます。
September 18, 2009
あえて批判的な意見を言いますが
神保さんのリアクションは
2chに見られるネット右翼のような極端な思考に
走りすぎてる感があると思います
例:保守を標榜していた麻生前総理が靖国参拝せず
→ゆえに自民党は
左翼思考に犯されてる駄目な政党だ
→だから叩くべき
屁理屈になるかもしれませんが
鳩山首相の発言は
民主党「単独」政権になったらの話では?
率直に言えば、リテラシーの高い方ほど
現実的に
「そうは言ってても、実際官邸に入ったら
簡単にはできないだろうなぁ」と同時に
「やっぱりそうなったか(笑)」と冷静に受け止めてると
思います
神保さんの暴れぶりが
せっかくの政権交代における「革命的改革」の妨げることがないように希望します
September 18, 2009
今回の問題の震源地が、どうやら平野官房長官にあるようだ、というのは想定内ですね。
労組出身の彼の体質が如実にでた感があります。
昨日の報ステの原口さんとかも見てましたが、この問題に口火を中々切ってくれない。わくわくするような気持ちが深く沈んでいきます。
「報償費?そんなのあるんですか?」 by平野
なんだかなぁ。
September 18, 2009
問題はどうやら民主党政権内部にあるらしいことが分かってきたとのこと、取材結果を教えていただいて、あがとうございます。 記者クラブ制度という、既得権益に守られている既存大手メディアが、政権にとってみれば、まさに都合の良い道具として利用しうることの実例を見せていただけて、大変よかったと思います。
黒幕はいったい誰なのでしょう・・・。メディアの人たちは、このように利用されうることが分かっていないのか、それとも、分かっていてもどうしようもないのか・・・。どうしようもなく澱んだ古池に、カエルが飛び込んでも、水の音もなく、彼もまた飲み込まれて沈んでしまうのか・・・。そしてそして、この国の権力構造とは・・・。民主党の政権奪取前の記者会見から、選挙に大勝して官邸に乗り込み、最初の首相会見を開くまでの流れが、まるで、ノンフィクション映画さながら、吸い込まれていきます。
そもそも、今回、この問題が表面化したのも、鳩山代表から「官邸も記者会見オープン」という言質をとっていたからからこそですね。改めて、記者会見がオープンであることと、有能で勇気あるジャーナリストの存在が民主主義社会にとっていかに重要であるかを再認識させられました。考えてみれば、それほど問題意識もなく、既存大手メディアに就職し、組織の手足として走り回るうちに、今度は、自らの保身のために組織の論理に取り込まれていくのは当たり前で、この構造問題を解決する突破口は、記者会見をとにかくオープンにする以外にないと思います。
それにしても、このような閉鎖された場所での「記者会見」が、日本中のあらゆゆるところで今なお行われていることを思うと、日本の現状の恐ろしさを実感します。鳩山政権は、これを甘く考えていると、のちのちボディーブローのように効いてきて、気付いたときは取り返しがつかなくなっていると思います。そして割を食うのは、何も知らない私たち。そうならないことを祈るばかりです。
メディアが腐ると国が滅び、ひいては、既得権益といわれる人々も、いつか自分に跳ね返ってくることに早く気付いてくれること願うばかりです。歴史を教訓に、失敗を繰り返さないため、私たちが今できることをやらなければと。
September 18, 2009
これぞ調査報道!ここを見ている大手メディアの記者のみなさん、よ~く参考にするように。
しかし、今回の一連の流れ、実に面白い。
まるで24を見ているかのようです(笑)
September 18, 2009
日経ビジネス(NB)の方の記事では、官僚が悪いとか書いてないように読めます。
さらにNBの記事からは、”オープンにするには、記者の身元確認を官邸が行わなければならない。”です。つまり、体制を整えなければできないはずです。
どこから人材・資材を充てるのか?内閣官房であれば国の予算です。
最大の問題は鳩山首相、もしくは内閣官房から、この件に関する発言が行われていないことでしょう。
憶測に基づく論はいろいろと言えると思いますが、事実に基づくのが報道と思います。
September 18, 2009
神保さん 引き続きがんばってください。
KYコメントで失礼します。
「外からは開かない扉を通って部屋に入るには,中に居るひとに扉を開けてもらう」などと凡人は発想してしまいます。
記者クラブに属し会見に出席できる記者さん達の中で・・・・神保さんの質問(フルオープンって言ってたじゃないか!)を代弁してくれるような,一匹狼的な記者は一人もいないものなのでしょうか?
村八分(記者クラブ追放あるいはクビ)になることも覚悟しなければいけないでしょうし,雑誌系の記者は質問さえ許されなかったようですので・・・無いものねだりとは思います。
C級スパイ映画みたいな寝ぼけ話で失礼しました。
September 18, 2009
民主党の今までのフルオープン会見は、先に神保さんが書かれたような、記者の事前登録制やセキュリティチェックはなされていたのですか?
なされていなかったのならば、単に一党の党首時代とは違って、国のトップの会見になったのですから、そういったことに対する準備期間が必要になりましょうに。特に記者の選別の基準つくりなどに。政権発足当初の会見から怒りすぎの気がします。
September 18, 2009
2009.9.17 TBSラジオ「アクセス」で記者クラブ問題を扱っています。(上杉氏、 山口一臣氏のコメントあり)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm8259906
上杉氏のコメントの抜き出し
http://www.youtube.com/watch?v=VROGktWjvSQ
http://www.youtube.com/watch?v=dF_uOxvF0hw
山口氏のコメント抜き出し
http://www.youtube.com/watch?v=jzymLx3WBXs&feature=player_profilepage#t=22
September 18, 2009
>神保さんの暴れぶりがせっかくの政権交代における「革命的改革」の妨げることがないように希望します
全然良く分からないですね。暴れなかった方が革命を妨げるんじゃないですか?というか神保さんは正論を建てて、メディアの一員として当然の報道をしてると思います。
>これぞ調査報道!ここを見ている大手メディアの記者のみなさん、よ~く参考にするように。
それよりもこのスレを観て反論してるかのように思えてしまう(笑)。
September 18, 2009
基本的に神保さんの活動の支持者です。バンドの古参のファンがメジャーデビューを契機に袖にされるような悲喜劇ですが、官邸で取材されることを願っています。ただ、宮台氏風に言うならば「ネタ」だった「記者会見のオープン化」を一部のジャーナリストたちが「ベタ」だと勘違いした結果の顛末ということで・・・この帰結は一種の政治的リアリズムに過ぎないと言えなくもない気がします。「ネタ」を「ベタ」だと勘違いする人間を常に馬鹿者扱いする宮台氏は、自分が馬鹿者になるのが生理的に耐えられなくて「直ちに徹底的な落選運動を開始しましょう」などとブログで口走っているのかもしれませんが、そのような宮台氏の態度こそ「せこいんだよ」と思われます。
September 18, 2009
ネットでこれほど盛り上がってきているのに、いまだに新聞、テレビはまったく無視とは、いったい彼らはどんな神経をしているのでしょう? 民主主義がまともに機能しているならば、民主党に期待して投票した有権者たちが怒って、新聞不買運動やテレビぶちこわし運動(過激すぎ?)が起こっても不思議ではない状況。
そんな中でこの国では、新聞労連が「新たなメディア規制である省庁会見の廃止に抗議する」などという声明を発表し、テレビでは、コメンテーターを使って同問題を大バッシング。残りのネタは、どのチャンネルもノリピー一色とは・・・。しかも、例の平野は、官房報償費をインチキ記者会見であいまいにし、記者はさして厳しく追及しようともしない。
早くも、記者会見をオープンにしないことの弊害で、「チェンジ鳩山政権」がチェンジされるのに向けて胎動をはじめたかもしれない。鳩山政権が本気でチェンジを考えているなら、傷が浅いうちに軌道集修正しなければ残念ながら未来はないと思う。政権内に、このことを言う誰かまともな議員はおらんのかい?(笑)
ここで民主党がこけたらどうなるか・・・。考えただけでも悲惨・・・。お願いだから、最初くらいは夢をみさせてよ、鳩山さん!(笑えない・・・)
September 18, 2009
宮台氏の例のエントリー事態「ネタ」な可能性が残されているのはさて置いて。
まあネタだのベタだのこの件に関してはどうでも良くて、やるやる詐欺な訳だからそれがせこいことは確かでしょうよ。
権力が自らを閉鎖的にしようとするのは政治的リアリズム、そうかもしれないがあまりにも前近代的でしょうよ。日本のリアルということでしかなくてそこを変えようよとみんな頑張ってきた。
だからそれを阻害する権力の中枢にいるせこい議員たちはパージせよと、ずっとディスクロージャーを訴えてきた陣営が言うのは全くもって自然なこと。
なんにもおかしくないよ。
September 18, 2009
>ただ、宮台氏風に言うならば「ネタ」だった「記者会見のオープン化」を一部のジャーナリストたちが「ベタ」だと勘違いした結果の顛末ということで・・・
それはまったく違うでしょう。
宮台さんの言う「ネタ」とは、本心では思ってない振る舞いを戦略的に行うことですよ。たとえば、ある政治家が「記者クラブを歓迎します」と言ったとしても、本心ではそんなことは考えていません。「記者クラブさえ手玉に取っておけば安泰よ」と思っているわけです。しかし、それを聞いたある人が「記者クラブって偉いんだ」と本気で考え出したとします。これが「ネタがベタになる」ということです。
ところで、今回の民主党の振る舞いはどうでしょう。「記者会見をオープンにする」と言いながらオープンにしない。本音と建前が食い違っているのが「ネタ」だとするなら、この振る舞いは建前と建前が食い違っている。つまり、単なる「ウソ」です。政治家ですから「ネタ」はいくらでも言っていい。それは戦略的に振る舞うということですから。ただ、「ウソ」を言ってもらっては困る。「ウソ」を許したら何でもアリになってしまいますからね。
September 18, 2009
たぶん、官邸側は「ちょっとケアレスミスがあって、神保さんは取材許可リストから漏れていただけで、本当は上杉さんと同じく特別枠での許可は出ていた」といった趣旨の対応に出るでしょう。
ただ、上杉さんや神保さんは今後、記者会見に入れたとしても、他のフリーの記者はこれまで通りシャットアウトのままです。
僕は決して神保さんが自分さえよければ、という人でないと信じています。
神保さん、大変だと思いますが、これからも神保さんの表現活動に期待しています。
Good tomorrow! Best job!!
September 18, 2009
リバイアサンが顔を出してきたという説明には同感です。
ここからまた、ジャーナリズムの別の課題と前進が始まりますね。
読者も勉強、監視しつづけななければ。
今回の件で、平野官房長官の不気味な動きが気になったので、
民主党、小沢氏、平野氏のホームページで抗議のメールを
送っておきました。(鳩山総理のHPはメールを受け付けていない)。
民主党に一票いれた者としての怒りです。
神保さんのクールで論理的な記事に感服しています。
真実を伝え続けてください。
大手メディアの低級記事に辟易している人も多いと思います。
September 18, 2009
民主党は、日本の統治権力の民主化を掲げて選挙を戦い、政権の座につきました。政府の記者会見をオープンにするのは民主主義の一丁目一番地。民主的な政権であるかどうかを示す、権力の正当性にかかわる問題です。政権の安定を理由に、反故にしていい話ではありません。民主党政権の最初の記者会見がクローズされていたことを知って暗澹たる気持ちになっています。
神保さん達の取材と報道、それを後押しする世論の力に、僅かな光を見ています。頑張ってください。強く支持し、応援します。
September 18, 2009
>たぶん、官邸側は「ちょっとケアレスミスがあって、神保さんは取材許可リストから漏れていただけで、本当は上杉さんと同じく特別枠での許可は出ていた」といった趣旨の対応に出るでしょう。
神保さんが、自分が会見に入れないことに文句を言っているのを見たことがありますか。
上杉さんも同じですが、記者会見を原則オープンせよと言い続けているだけだと思いますよ。
September 18, 2009
本来、統治権力に情報開示を徹底させ、
自分たちの報道の自由を堅持しよう!と組まれたスクラムが
権益化し、閉鎖化して国民の知る権利を阻害したうえ
最終的にはその枠組みを統治権力側の良い様に利用されていたという・・・・。
なんともお粗末過ぎるお話ですね。
一日も早く本来在るべき権力とマスコミの緊張関係が取り戻され
健全なジャーナリズムが機能するように願っています。
そのためにも今後の民主党の動きを注視していきたいです。
神保さんが鳩山首相に遠慮の無い質問をバシバシ
ぶつける様を早く見たいです!!
September 18, 2009
革命政権が、“より抑圧的”になることがありますが、
民主党にはそうなって欲しくないですね。
旧ソ連や中国のような体制よりは、
汚れた自民党の方が100倍もマシです。
記者会見の場で三度も約束したことを、
初日から反故にするって、歴代最悪の内閣では?
September 18, 2009
就任記者会見で見たことのない鋭い質問が飛ぶのを楽しみにしていたのですが...。事務時次官の記者会見禁止の質問が不自然に目立つ会見になってしまい残念にも思いつつテレビを見ていました。
鳩山首相が情報公開を本当に重要視していれば平野官房長官がどう動こうとも開放が実現していたのではないでしょうか。鳩山首相が情報公開にどの程度の重きを置いているのか垣間見た気がします。
調整の名を借りて、政策を骨抜きにすることがあれば政権交代の意味がありません。「革命的改革」を望むならば有権者がしっかり監視して、議員に意見を送り続けるなど政権にリアクションをする必要があります。そのためには、事実を知らなければならず、事実を掘り起こすのは大小を問わずメディアだと思います。だから記者会見の問題は大変重要だと考えます。
神保さん、応援しています!
September 18, 2009
記者クラブ問題に関して宮台氏の見解がTBSラジオ アクセスできけます
http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/miyadai20090918.mp3
September 18, 2009
①記者クラブをオープンにしなかったこと
に加えて、
②事務次官の定例記者会見も廃止
流れとしては、鳩山取り巻きチームが、完璧な情報戦略にむけて、ない智恵を絞って、彼らなりに準備していたような気がするんですよね。今のところ、内部のばたばた劇もさほど表には出ず、マスメディアを見ている限りは、マニフェスト実現にむけて着実に歩み始めたような印象。
フルオープンにしなかったのは、鳩山首相自身の故人献金問題で、馬鹿マスコミが脱税の可能性に気付かないのに、神保氏は既に気付いており、そのことを指摘していたから、「こいつはあぶない」といった、短絡的な間違った学習をしてしまった可能性がある。政権側にしてみれば、神保氏や上杉氏が、記者会見のせきにいるだけで、なにか気持ち悪い(小笑)。
しかし、①だけだと、小沢問題のときのように、馬鹿マスコミが官僚に操られて暴走するこを既に学んでいるので不十分。このときは、神保氏や上杉氏に助けられたのは承知しているが、いかんせん気持ち悪い(笑)。
そこで、①に加えて、官僚側からの情報操作を抑えるために、②を思いついた。ところが、①で恩を売ってやっているので大丈夫、と思っていたはずの馬鹿マスコミが、恩はそっちのけで騒ぎまくっている(大笑)。
海外の政治家と違って、これまで、ほんまもんのエリートジャーナリストと対峙した経験のないこの国の政治屋。そして、それを知ってか知らずか、裏に表に支えてきた馬鹿マスゴミ。周到に智恵を絞ったはずの鳩山取り巻きチーム、さて次の一手やいかに・・・。
平野クビか?(爆)
September 18, 2009
民主党政権になったらオープンな記者会見が開かれると思っていたのに、残念です。
一市民の私も何かしたいと思い、民主党のHPから、この件に関する抗議と、オープンな記者会見を要請するメールを送っておきました。
これからも頑張ってください。
September 18, 2009
こんな記事をスポーツニッポンが30分くらい前に掲載しました。これはどういうコンテクストでとらえればいいのでしょう??記者クラブ開放へ向かっているのか、鳩山さんの会見のときのようなアリバイづくりなのか、もうなにがなんだかわかりません。
「岡田外相 全メディアに記者会見を原則開放」
岡田克也外相は18日の記者会見で、今後は定例会見を原則週2回とし、事前登録を前提に、同省記者クラブ所属の報道機関に限らず、全メディアに開放すると発表した。従来のように閣議直後に限定せず、少なくとも週1回は外務省内で記者会見する。
岡田氏は、閣議後の首相官邸や国会でのぶらさがり取材は、記者クラブ所属以外のメディアは参加できず、十分な情報発信はできないと指摘。「時間をしっかり取って質問に誠実に答えるのがあるべき姿だ」と述べた。
日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会、日本インターネット報道協会、日本外国特派員協会の会員のほか、外国記者登録証保持者やフリーランスの記者も対象とする。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090918119.html
September 18, 2009
外務省(岡田)は全メディアOKみたいですよ。
岡田外相 全メディアに記者会見を原則開放
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090918119.html
日本新聞協会、日本民間放送連盟、日本雑誌協会、日本インターネット報道協会、日本外国特派員協会の会員のほか、外国記者登録証保持者やフリーランスの記者も対象とする。
September 18, 2009
いまのところ外務省のみみたいですが
これは実例ができたという意味でとても大きいんじゃないでしょうか!!
ここから流れが広がっていって欲しいものです。
岡田さんNiceですね!
※岡田外相 全メディアに記者会見を原則開放※
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090918119.html
September 18, 2009
初歩的な質問をお許し願えますか?
既成政党で 会見などをオープンにしている(いた?)のは、
民主党だけなんでしょうか?
ご存じのかた、お教えください。
September 18, 2009
▼岡田外相:全メディアに記者会見を開放 フリーも
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090919k0000m010081000c.html
毎日新聞にもでてました。
「新聞社への公的資金投入」、とバーターだったりしないですよね?
連続投稿、すみません。
September 18, 2009
片方でディスクロージャーの重要性を語りながら、もう片方で情報統制とは。
政権発足初日からいきなりやってくれましたね。
この公約なら反故にしても大手マスコミは報道できないので支持率に影響は無いと考えたのでしょうか。
だとすれば、民主党という政党は私達が思っているほど理想主義者ではなく、意外とずる賢い現実的な政党なのかもしれません。
良い意味でも、悪い意味でも。
批判を承知であえて言うと、それくらいのずる賢さを持っていないと霞ヶ関との戦いは勝ち残れないのかもしれない。
民主党支持者でも、あの膨大なマニフェスト全てが4年間で実現するとは思っていないと思います。
他のマニフェストの達成の為に、ひとまずは大勢に影響の無いディスクロージャーの優先順位を下げたのかもしれません。
であれば、良し悪しは別にして一定の合理性は得られるという考え方もできると思います。
何にせよ、この問題が今後どの様に展開するのか注目ですね。
September 18, 2009
岡田大臣は、従来の民主党の会見と同様にオープンな記者会見を実施されるのですね。そのニュースを拝見し、一昨日よりは幾分気持ちが晴れました。
実は、一昨日に民主党本部に送った抗議メールだけでは全く気持ちが治まらず、今日の昼頃に岡田さんに陳情メールを送ったばかりだったので、ニュース拝読後、まるで私の声が届いたかのような気持ちになり凄く嬉しかった。情報発信に明るい岡田さん、そしてこの行動力、流石です!きっと同様のメールもきっと多く届いただろうとは思いますが、きっと御本人が今回の姿勢を許せなかったんでしょうね。
岡田さんのメールマガジンは今日だけで三通も届きました。オープンな会見は勿論、情報発信の姿勢について岡田さんを見習って、続々と他の議員が続いていくことを期待します。
September 18, 2009
平野官房長官は、官房報償費問題でもメディアの動きを読めず大失態。
民主党が実現しようとする政策を実現するためには、国民の圧倒的な世論を後押しに、長期安定政権へと持ち込む以外にない。そのためには、高度な政策立案能力と法文リテラシーは必須要件だが、この国では、それだけでは政策を実現するこは出来ず、どうしてもポピュリズムの利用と政治的手練手管だ不可欠。宮台真司教授が指摘しているとおり。
報償費問題は、ポピュリズムを利用するには十分すぎるくらいの価値があった。民主党は、この問題を大々的に取り上げ、長年におよぶ腐りきった自民党政治からの決別を、効果的に国民にアピールする大きなチャンス。にもかかわらず、鳩山取り巻きチームは、完全に逆のことをやろうとしている。
いったい、小泉政権が行ったポピュリズム政治の威力を見せ付けられた時に、何を考えていたのか?右往左往するだけで、あれから何も学んでいなかったとしか思えない対応だ。
表も裏も知り尽くし、鳩山故人献金問題対策プロジェクトチームとしても噂される、平野官房だが・・・。今のところ、やることなすこと、すべて裏目。目先の金に惹かれた欲ボケか?それとも、ただのあほか?
今週の○劇、楽しみです!わくわく(笑)
September 18, 2009
▼「記者クラブ公約破り」にコメント 民主逢坂議員のツイッター「炎上」
http://www.j-cast.com/2009/09/18050036.html
逢坂氏はこれを受けて、同日早朝には
「記者クラブの件、マニフェストじゃないにせよ、選挙前に鳩山現総理が発言しているのですから、
しっかりと実行すべきです」
民主党参院議員藤末健三氏は、会見オープン化の件を「民主党の信頼にかかわります」と憂慮。18日には「官房筋」に問い合わせたという。「既に批判の大きさは認識している。内閣記者会との慣習と警備の問題が壁だ」という返答があったといい
-------------------
またまた連続投稿ですいません。
September 18, 2009
これはまさに、神保氏、宮台氏、上杉氏らのリーチを生かした世論誘導と、人脈がもたらした成果が出始めたのでしょう。民主党は、感謝し反省せんとあかんよ。自民党のように、危ない橋は渡らず、正面突破で向かえば国民はついてくる。
民主党的エリートさんたちは、若いくせに、なにか心の底で国民を信用しとらんみたいなとこがあるからな・・・。テレビ映像は、正直なんよ。(笑)
もうひとがんばり。難しいことは、○劇さんにまかして、みんなで盛り上がって、明るい政治、明るい日本にむけて、お祭り騒ぎやりましょう!(笑)
September 18, 2009
>バンドの古参のファンがメジャーデビューを契機に袖にされるような悲喜劇
本当にそのとおりですね。例えが適格すぎて思わず笑ってしまいました。しかもメジャーデビュー後に集まってきた新参のファンというのは、どうやら陰でボーカルの過去の行いをネタに「自分たちを大事にしないとバンド解散させるぞ」と脅しているようで。
確かに記者クラブの解放は「ネタ」だったのかもしれない。ネタをベタだと勘違いする人間は大馬鹿野郎なのかも知れない。でも民主主義はそんな大馬鹿野郎たちの夢によって支えてられてると思います。僕が小さい頃、自民党が野党になるなんて想像すらできなかった。馬鹿の力が時代を廻しました。
だから馬鹿な夢をいっぱい見ましょう。そして夢の1%でも現実にできるように、自分ができることを自分のやり方でやりましょう。神保さん、KYな投稿ですいません。
September 18, 2009
密かに記者会見に出ることの出来る記者をヘッドハントし、その記者に質問をしてもらって欲しいです。
ある意味その記者はヒーローになれますよ。
もうテレビにしても新聞にしても終わっているのを優秀な記者だったらわかっているはず・・・・
September 18, 2009
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090918/plc0909182133023-n1.htm
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2009091801001177_Politics.html
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090919k0000m010081000c.html
同じ記事だけど、記者クラブ側メディアがポロポロ出し始めたようで、これはどうなってるのやら。
グーグルニューストップを更新するたびに関連記事の数がどんどん増えていって、かなり不気味
September 18, 2009
外務省記者クラブが外務大臣にいちゃもん
http://www.47news.jp/CN/200909/CN2009091801001177.html(2009/09/18 22:27 【共同通信】)
September 18, 2009
神保さん、批判すべきはして、賞賛すべきはしましょう!
平野、そして彼を任命した鳩山にはがっかりだが、
岡田さんはさすが原理主義者です。
やるべきことをやった人はちゃんと褒めるべきです。
September 18, 2009
>岡田外相:全メディアに記者会見を開放 フリーも
すごい!
壁がくずれた!!
神保さん、よかったですね。
僕たちの代わりに記者会見に行ってくださいね。
September 18, 2009
身体を張って名前を出して、大手マスコミとは違う活動をされている神保さんは、活動それ自体が賞賛に値します。
ここで匿名で批判を書き散らす無責任な人たちなんか無視してがんばってください。
September 19, 2009
私はリヴァイアサンがなんだとかそれほど興味ないんですよ。私が知りたいのはジャーナリズムってのは何なんだ? ってことです。
やっぱり本件はジャーナリストは利害当事者だと思います。ビデオニュースだけの問題じゃないと言っても、ビデオニュースの問題であることには変わりないです。情報を取ってきて、それを市民へ提供し、そして市民が情報を基に動く。という原則があるとしたら、今回のは情報を取ってこようとしたけど取って来れなかった、という問題です。
一個人の力なんて小さなものです。権利の行使なんて選挙くらいだし、決定はおろか判断する機会も滅多にない。ただ誰を応援するのかと、日々の生活の中で小さく意思を抱いてるだけです。その、誰を応援すればいいのか?の参考にする為の情報を提供してくれている職業の一つがジャーナリストでしょう。
では、今回は誰を応援すればいいのか、それが報道に関わる人達だと言うのだから奇妙な構図です。
要するに神保さんは、市民に情報を通じて力を与えたいのですか? それともリヴァイアサンの鎧を剥ぐために市民に力をかして欲しいのですか? がんばって隠そうとしてますけど、やってる事は活動家と同じではないですか。だって、本音では「そんな公約違反が行われてたんですね。民主党に騙されて残念でしたね。」ちゃんちゃん。で終わらせたくないんですよね。ぼくたちはリバイアサンの暴走も専横も許してはいけないと思う。と露骨な説得もしている。でもそれって戦えと言ってることでしょう。
ジャーナリストってのはおかしな職業ですよね。普段は市民のためと言いながら調査したり情報を取ってきたりするのに、リヴァイアサンが本性を現した時は、例外的に説得を始める。あるべき姿はこうだ、と。ジャーナリストは市民を兵隊か何かだと思っていて、戦えと示唆しているのでしょうか。
だとしたら嫌なこったです。素直に民主党に騙されていた方が気楽だし、疲れないし、のんびりできる。
September 19, 2009
これから俺も、出席してみよう。年内には岡田君に質問してみよう
一人じゃ寂しいから友達も連れて。
その前にブログらしき物を書いて実績を作らないと(まあコピペを使えばかんたんにネットジャーナルなんて出来る
あとは、叔父の会社の機関誌にでも載っけてもらおう(5万部すってるらしいから
September 19, 2009
岡田氏の発言は楽観材料だろうか? ベタに考えれば逆だと思う。岡田氏の発言が民主党内部において正当なものだとすれば、現状民主党は記者会見をフルオープンにしないことがデフォルトな状態だということになる。だからこそ「外務省は」オープンにする、という形式になる。神保さんたちやネットユーザーの抗議によって民主党が反省を促され、もう一度全体方針を見直すべき状態にあるのに、岡田氏のスタンスはそれをリセットする効果があるようにも思える。
で、まだ状況がどちらに傾いているのかわからないから神保さんもコメントは一旦おいて、裏を取ってるところなのでは。とにかく鳩山首相が状況を収めて、「調整できそうなので次からはフルオープンにします、すんません」みたいな展開になってくれたらベストなんだけど。さすがに期待薄かな。
September 19, 2009
マイニュースジャパンの渡邉さんも記事を書いています。
神保さんの記事にもふれています。
いきなり公約違反の鳩山政権、自民同様、記者クラブ利権と癒着
渡邉正裕 23:56 09/18 2009
http://www.mynewsjapan.com/reports/1113
September 19, 2009
岡田外相は、その権限を行使して、自らが民主主義の原則に倣う信頼すべき政治家であることを証明しました。素晴らしいことです。そしてこれは、鳩山首相はじめ他の民主党の大臣たちも、本人にその気さえあれば、記者会見の開放は可能だという証拠でもあります。
私たちは今、期せずして良い機会に恵まれました。鳩山内閣の大臣たちが、民主主義によって立つ政治家であることを口だけでなく行動で示すかどうか、引き続き注目していきましょう。
September 19, 2009
コメント欄に、メディア腐ると国が滅ぶといいますが、メディアは、放送報道を朱にそめる物でしょう。刻滅は、その産物ですよ。わたしたちが、おこなわなければならないことは、少々の格差があっても、それは、競争の結果として残るものだけど、競争原理の働き方を規制して、過誤や、虫歯や、医術にかかるような食品とか、間接的で、生活習慣病になりやすいものを見直したり、そうゆうことですよ。ある意味、議員を説得してゆく、考え方も必要なことは、これまでの国会の一場面でもしめされたこと。政治の裁定、適用範囲とか、適当や、適切性でないかな。政治にかかれば、金儲けができる適切性について、創業時期でないことを わからすことです。
September 19, 2009
コメント欄に、メディア腐ると国が滅ぶといいますが、メディアは、放送報道を朱にそめる物でしょう。刻滅は、その産物ですよ。わたしたちが、おこなわなければならないことは、少々の格差があっても、それは、競争の結果として残るものだけど、競争原理の働き方を規制して、過誤や、虫歯や、医術にかかるような食品とか、間接的で、生活習慣病になりやすいものを見直したり、そうゆうことですよ。ある意味、議員を説得してゆく、考え方も必要なことは、これまでの国会の一場面でもしめされたこと。政治の裁定、適用範囲とか、適当や、適切性でないかな。政治にかかれば、金儲けができる適切性について、創業時期でないことを わからすことです。
September 19, 2009
>今回のは情報を取ってこようとしたけど取って来れなかった、という問題です
いきなり誤解してるようですが、神保さんや上杉さんは、記者クラブの仲間に入ることがゴールではありません。記者クラブの談合会見や、横並び談合記事では政治が見えてこない、そこが問題なんです。
そもそも、一般の人間が記者クラブを肯定して、神保さんを私利私欲で活動してると非難するでしょうか。私には、記者クラブ側の人間が、既得権益を守るため、無知な一般人を装って神保さんを攻撃しているようにしか見えません。
September 19, 2009
長年神保さんを見てきた視聴者/読者としては、普段の神保さんらしい文章に過ぎませんが、こうやって一般の方にコメント欄を開放すると、前提条件が違う方もおられるようで、意味のわからない批判などもあって、神保さんも大変そうです。
しかし、リバイアサンや権力監視という言葉が出たら即活動家!という話にはちょっと驚きました。ジャーナリズムの最低限の義務が権力監視ですよ。
September 19, 2009
わざとらしい誤読を何をやりたいんでしょうか。記者クラブなんて一言も言ってません。それはが勝手に「「神保氏は記者クラブに入りたがっている」と、この人は思っている」と思っていただけであり、他者に自分の考えた構図を当てはめようとしてるだけです。
「ジャーナリズムの最低限の義務が権力監視」というのは言葉を選んだのでしょうがその通りだと思います。しかし監視の為に監視をしても意味がないでしょう。何の為に監視するのかが重要になってくるんではないですか。
活動家ではないと言うのなら、なんでリヴァイアサンと戦おうとするんですか。勝手に暴走して専横させておけばいいでしょう。それで人が死んでも2chみたいな掲示板でバカ騒ぎして「メシウマwww」とかやっていればいいでしょ。違いますか?
神保さんもそうだと思いますがジャーナリストは監視しかしてくれないんです。他は何もやってくれません。そして与えられた情報を見て私たちは何かしなくちゃいけないんです。でも、ここでかっこ付けて、行動に移すだとか実践するなんて言ったところで、何にもできやしませんよ。それに私は面倒だから何もしたくないです。番組は面白いから視聴します。
元々、神保さんは主張するタイプのジャーナリストだと思いますが、「日本が、何もしないのでは、あまりにもったいない。」とハッキリおっしゃるんですから。権力を監視したいのか、理想を実現したいのか、分かりません。
September 19, 2009
お二人の議論に横から割り込んですみません。
ただ、「リバイアサンの暴走を許さない」と「権力を監視」するは同じ意味だと思います。なので、akiraさんのコメントのどこに論争の種があるのかが、私にはよく見えません。
それから、ジャーナリストは監視しかしないとおしゃっていますが、ジャーナリストが監視をしてくれているからこそ、民主主義では市民が次の選挙で一票を行使したり、その他の形で主権者としての権利を行使することが可能になっているのではありませんか。
September 19, 2009
>なんでリヴァイアサンと戦おうとするんですか。勝手に暴走して専横させておけばいいでしょう。
これ読んで、お茶を吹き出しました。
ただの無知なんだから、相手にしない方がいいよ。
なんでこんな人がここに来てるんだろ。
September 19, 2009
また横槍になってしまいますが、監視しかしてくれないって言うけど、民主主義を補完する機能をしっかり果たせるレベルで権力を監視するって想像してるよりずっと大変なことだと思いますよ。そして国家や社会のシステム全体の中で非常に重要な役割を担っているわけです。
それを、監視しかしてくれない!とか何様なんでしょう。
きっとあなたが求めているものは神保さん等の実践されているところの所謂「市民メディア」ではない、それだけなのでは?
私自身諸手をあげてビデオニュース万歳!とか言う気は毛頭ありませんけど、そもそも完璧なものなんてどこにも望むべくもない。
しかし多くの場合素晴らしいと感じさせてもらえていますよ。今回の投票行動にも存分に役に立ちました。
September 19, 2009
悪いのは平野官房長官であって鳩山総理ではないと思っておけば気が楽ですけど、鳩山黒幕説も捨て去るには早すぎます。「最後の本丸」が明らかになることを期待していますが、明らかになるまでは、鳩山総理が黒幕の可能性もあるわけだから、鳩山独裁政権とならないよう監視を強化する必要があると思いますが。
September 19, 2009
ブログを読んで経緯がわかりましたが
周囲が明らかに暴走している
約束破りだと思うが公約違反と
一体何を期待して、そう表現しているのか?
政治を芝居か何かと勘違いしているのではないのか?
とか、これこそがポピュリズムの原因ではないかと
周囲の暴走を注意できないなら
ネットメディアも必ず記者クラブ同様
権力化し腐敗していくだろうと思う
さておき、上杉氏は許可証を貰っていたそうです
締め出される周りに配慮して一緒に出てきたと
取材許可を得ながら自分の判断で出てきた人物に
約束違反という批判をする権利はあるのだろうか?
September 20, 2009
ナチス政権誕生の時にも、政治の民主化という嘘があった。
国民もそれを見破る事が出来なくて、あれよあれよと言う間に政権は独裁下を進めた、と言う事らしいですね。
後にはジャーナリストにイバラの道が残された訳でした。信じた私が馬鹿だった、と鳴らない事を祈るばかりです。
リバイアサンが隠れているのは、国家戦略室とか言うキナ臭い処が一番怪しそうですよ。
September 20, 2009
既得権側の代弁者or当事者としか・・・
そうじゃないと言われたとしても、本人の好むと好まざるとに関わらず、その機能を果たしてしまっているからね。
周囲の暴走という事についてはどうしてそう感じるのか全く意味不明。
公式な公に開かれた記者会見の場で、約束と同等な物がなされたという意味で限りなく公約に等しい。つまり何もおかしくはない。よってそれが反故にされてネットが騒いでいるのは、暴走しているとは言えないな。
ネットメディアも権力化し腐敗するというのは、どういうことが考えられるのか是非示して欲しいですね。非常に興味深い。Im curious!!
上杉氏の件は散々既出だからいまさら言われてもと正直思うけれども、彼の許可証は裏ルートの物であって、正式に正面表ルートから全てのメディアに開かれてこそ公約が果たされたと言えるんですよ。だから公約違反なのです。よってこれもなーんにもおかしくはない。以上
September 20, 2009
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