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ブルーノートスケール |
2004.4.27 |
メジャーペンタトニックスケールをやってので、ついでにブルーノートスケール(ブルーススケール)についても書いていこう。 このスケールはマイナーペンタトニックスケール(ブルースペンタトニックスケール)を基礎とし、これにメジャーペンタトニックスケール音を盛り込み、さらに2音を加えたもので、下図を見て頂ければ判るが、やたらに半音が多い。
Aブルーノートスケール これをいきなり覚えるのは結構大変で、覚えたとしてもどう使うべきかがきっと理解出来ないと思う。そこでマイナーペンタトニックスケールに1つ1つ音を加えていく事で、これらを学んでいこうと思う。
Aマイナーペンタトニックスケール(Aブルースペンタトニックスケール) 上図が基本のAマイナーペンタトニックスケールだ。これに1音加えてみよう。
「+1音」 ルートを「ド」としたら「ラ」に当たるこの1音が加わるだけでよりブルージーなサウンドになってくれる。ジミー・ペイジはブルースナンバーには大概この音を含めて弾いていたりする。 そして「ミ」に該当する音を加えるとメジャー感が強くなる。メジャーコードを構成する「ミ」を使うのだから当たり前と言えば当たり前。
「+2音」 さらに1音加えてみよう。ルートを「ド」とすると「ファ#」だ。この音はリッチー・ブラックモアのお気に入りの音で、彼の手癖フレーズで頻繁に出てくる音で、ブルースナンバーではないSmoke on the waterやBurnでも使われている。
「+3音」 これらに他のメジャーペンタトニックスケール音を加えたものが冒頭のブルーノートスケールになるのだった(厳密には違うのかな?、でもそういう解釈で十分だと思う)。 一気に全部の音を使うとは思わず、このように1つ1つ音を加えながら練習していくと、それぞれの音の長所、短所が理解出来る筈。そしてあくまでも基本はマイナーペンタトニックスケールである事を忘れてはならない。ブルーノートスケールのサンプル音源は前話の音源を聴いて頂きたい。 正直、ブルースは最近開眼したので詳しくウンチャラだ!、とは言えないので、是非、3大キングという名のブルースギタリスト、B・B・キング、アルバート・キング、フレディー・キングを聴いて頂きたい。 ロックブルース、ブリティッシュブルースだったらジミー・ペイジ(Led Zeppelin)とエリック・クラプトンだろう。クラプトンはCreamよりもJohn Mayall & Blues Breakers(ジョン・メイオール&ブルースブレーカーズ)の方がブルース色は強く参考になるかと思う。ギターがクラプトンでなくてもジョン・メイオールとクレジットが入っていればどのアルバムも参考になる。 また、Jeff Beck Group(ジェフ・ベックグループ)やBBA(ベック・ボガート&アピス)、最近ではゲーリー・ムーアーのブルースギターが聴けるBBM(ブルース、ベーカー&ムーア)も是非にお勧めしたい。 ペンタトニックスケールやブルーノートスケールは何も12小節のブルースだけのものでなく、一般のブリティッシュハードロックでも十分に使えるので、ナチュラルスケールと共に是非利用して頂きたいスケールだ。
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