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チャーチモードその2 |
2004.8.31 |
前話を書き終えてすぐに、他にも使えるチャーチモードがあった筈だと、乏しい記憶の中をさまよい、かれこそ1時間(勿論テレビを見ながらだが・・・)、ふっと脳味噌の回路が繋がった。 そうだ!、ジェフ・ベックのBlue Windと言う曲。これってまさにチャーチモードではなかろうか?。手元にアルバム「Live Wire」があるので調べてみたが多分ミクソリディアンスケールが使われている。 ミクソリディアンスケールとはスケール本にはメジャースケールの第5音をルートにした音で、参考譜面はGがキーのものが使われているのが多い。前話でも話したが、こういう考え方で書かれているから訳が判らなくなる。このスケールは下のように覚えて欲しい。
・ミクソリディアンスケールは主にメジャーコードで使われる 例えばコード(キー)がCであった場合のメジャースケールはご存知ドレミファソラシドだから、Cミクソリディアンスケールとは「ドレミファソラシ♭ド」と言う事になる。さて、このスケールもドリアンスケールと同じくなんとナチュラルマイナースケールに置き換える事が出来てしまうのだ。 ギターの指板上で「ドレミファソラシ♭ド」を弾いてみるとすぐに判ると思うが、コード(キー)に全音で1音足したナチュラルマイナースケールと同じ、即ちCミクソリディアンスケールはDナチュラルマイナースケールと同一なのだった。
・CミクソリディアンスケールはDナチュラルマイナースケールと同一 と言う事になる。 ふと思ったが同じジェフ・ベックの曲でRed Bootsと言うこれまた有名な曲があるが、これもキーがメジャーなのでチャーチモードを使っているっぽい。Red Bootsで使われているコード、大雑把に言えばメインテーマ部にG7、その他はC7だけで構成されている・・・と思う。だからスケールはGミクソリディアンスケールとCミクソリディアンスケールの2つで、イコールG7でAナチュラルマイナースケール、C7でDナチュラルマイナースケールが使われているのではなかろうか。
Red Bootsが収録されている「Wired」が手元に無く、微かな記憶だけの世界であるからして推測で勘弁して頂きたい。この辺は申し訳ないが曖昧にしておきたいのである。 さて、今回はキーがE(コードはE9を使っている)で、Eミクソリディアンスケール(F#ナチュラルマイナースケール)を使った音源を紹介しよう。
そう言えばLed ZeppelinのHeartbrakerのギターソロはコードがAなのでAメジャーペンタトニックスケールが使われているが、ここを敢えてAミクソリディアンスケール(Bナチュラルマイナースケール)を使ってジミーさんと一線を画すなんて試すのも面白いかも。 今回も練習用カラオケMIDI出血大サービス。 このMIDIデータでEミクソリディアンスケールで練習する場合、F#mナチュラルマナースケールと割り切って演奏するのもいいが、あくまでもキーがEである事を頭の片隅に入れておいた方がいい。音を安定させる場合にはやはりルートであるE音を使うべきで、F#mナチュラルマナースケールと思っていると中々Eの音を使わないからだ。単純に長く伸ばす音にE音やEコードの構成音であるG#、B等を使うって思っていてもいい。
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